「仕事を辞めたいのに言えない…」とお悩みの方が多いようです。
「職場に迷惑がかかる」「家族が反対する」「入社して間もない」など理由はさまざまありますが、仕事を辞めたいのに言えないのは辛いですよね。
当記事では、仕事を辞めたいのに言えない方へ向けて対処法をご紹介していきます。
記事の後半では円満に退職するコツにも触れるので、仕事を辞めたいとお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
仕事を辞めたいけれど言えない人は多い
仕事を辞めたいけれど言えない人は、「そう思ってしまう自分が悪いのでは?」と思うところもあるのではないでしょうか?
ついそんな自分を責めてしまいがちですが、以下のように仕事を辞めたいけれど言えないという人は結構多いのです。
普通に仕事辞めたい
辞めたいなんて怖くて言えない— 翠 (@s__u_ii) August 2, 2019
仕事辞めたいけど辞めた後の事がハッキリしないから迂闊に辞めますと言えないジレンマ
— 藤やん (@fuji2446) May 14, 2019
正直もう限界、毎日仕事辞めたいと思ってる。
大都会で非正規で働こうと思う。
もう俺はいなかったものとして忘れて欲しい。親父には言えないよなあ・・・。
— estalon (@estalon_wc) June 13, 2018
業界からミスりましたか( ˊᵕˋ ;)💦
辞めたいと思っていても、勇気が出ないから辞めたいと言えないし、仕事の引き継ぎの関係で辞める事が無理そうなので、まだ耐えます。— 。 仕事辞めたい。 (@tnlhq_nv) July 31, 2019
割と本気で仕事辞めたいくらい最近仕事辛いのでせめて家族にぐらい愚痴りたいのですが、帰ってくる答えが「だから医療系の手に職つけろって言ったじゃない」「結婚が唯一の解決策」「辞めて何するの?」等々だとわかってるので「ぐぬぬ…」と黙って言えない日々…
— 三塚 (@miyoko0228) October 24, 2017
仕事を辞めたいけど言えない理由とは?
仕事を辞めたいのに言えない人は、あなただけではないことがお分かり頂けたかと思います。
「じゃあどうしたらいいの?」とすぐにでも対策を知りたいかもしれませんが、言えない原因を分析しないと適切な対策ができないので、まずは原因を把握しましょう。
ここからは、仕事を辞めたいのに言えない理由と理由別のアドバイスをご紹介します。
主な理由は以下の通り。
あなたが辞めたいと言えない理由と重なる部分がないかチェックしてみましょう。
上司が怖い
職場の上司に「仕事を辞めたい」と伝えたところで、「考えが甘い」「転職なんて無理」「会社への恩を忘れたのか」などと怒られる可能性があり、怖くて言えない人が多いようです。
上司に怒られると怯んでしまいがちですが、上司はあなたの将来のためでなく、自分の保身のためにただ怒っているだけなので、そんな上司の言いなりになる必要はありません。
なぜ辞める必要があるのか、将来自分がどうなりたいのかを明確にした上で、仕事を辞めたいという意思を伝えるのが良いでしょう。
強引に引き止められる
誰かに必要とされると断りにくいという性格の人なら、以下のように引き留められたら断りにくいのではないでしょうか。
- この仕事○○以外にできる人いないんだけど
- ○○がいなくなったら後輩の面倒見る人がいない
- あと1年でいいからいてほしい
これに当てはまる人は、先に転職先を決めてしまったり、どうしても他にやりたい仕事がある等の理由を考えておくと、強引に引き止められることはないでしょう。
人手不足
職場が人手不足で残業が多いような状況だったら「辞めたい」なんて言い出せないですよね。
しかし仮にあなたが辞めて何らかの悪影響が出たとしても、それはあなたの責任ではなく人材を確保できなかった経営側の責任です。
あなたが辞めると人手不足になるのは上司や会社側の責任転嫁でしかないので、あなたは堂々と辞める意思を貫くのが良いでしょう。
職場に迷惑がかかる
自分がやっている仕事を職場の人に任せるのが申し訳なくて、仕事を辞めたいと言えない人も多いのではないでしょうか。
職場の人に対して申し訳無いと感じるのは仕方ありませんが、会社を辞めるなら職場に影響が出るのは避けられません。
引き継ぎの準備をしっかりしたり後輩を育成しておく等、あなたが辞めた後の影響を最小限にする努力をしておけば、責められることはないでしょう。
職場で気まずくなる
「仕事を辞めたい」と言ったあとに職場で気まずくなるのが嫌で、なかなか言い出せないケースも。
「あの人はもう辞めるから…」とよそ者のように対応される可能性も考えられるので、なかなか言い出しにくいのではないでしょうか。
会社に退職希望の旨を伝えてすぐにでも辞めたいと思うかもしれませんが、日本の法律と会社の就業規則が原因で1ヶ月は勤める必要があるのが現状なので、気まずくなるのは避けられないでしょう。
職場でなるべく気まずくならないようにしたいなら、職場の人とよくコミュニケーションを取り、退職後の業務がスムーズにいくように自分にできることをしっかり対応していくと印象が良いでしょう。
家族に反対される
冒頭のTwitterからの引用にもあったように、家族に反対されそうだから言えないというケースも多いです。
特に親の場合は「せっかく良い会社に入れたのに」「転職なんてみっともない」「もう少し我慢すべきだ」などとあれこれ口出しをしてくる場合が多いので、言いにくいと思ってしまう人が多いようです。
この場合は、○○をしたいから辞めたいなど理由を明確にして伝える様にしたり、転職先を決めておいて「次が決まっているから大丈夫」とアピールできれば、とやかく言われることはないでしょう。
気が小さい
気が小さい性格の人は、基本的に波風を立てる事に対して拒絶反応があるのではないでしょうか。
しかし、この壁を乗り越えられなければ今の辛い日常からは脱出できません。
なぜ今の職場をやめるべきなのかをよく考えた上で上司に辞めたい旨を伝えれば、思ったよりあっさり辞めさせてくれる可能性も十分あり得るでしょう。
今までの生活を変えるのが怖い
今の会社を辞めると人間関係や業務内容、勤務地や働き方など生活がガラッと変わってしまいます。
人間は慣れていないことにストレスを感じる生き物なので、このような変化が怖くて辞めたいと言えない場合もあります。
仕事を辞めたいと言い出せない自分を責めるのではなく、「本当に辞めるべきか」「辞めないとできないことなのか」を問い直してみるのも良いでしょう。
新卒で言い出しにくい
新卒で入社したばかりなので仕事を辞めたいと言えないケースも多いようです。
このケースは就活時に自己分析や業界研究が甘かったために適性のない仕事を選んでいたり、そもそもまだ入社したばかりでやりたい仕事ができずにつまらないと思っている場合があるかもしれません。
いずれにしても「辞めたい理由」ではなく「辞めるべき理由」をよく考え、辞めるべきだと判断するのであれば正々堂々と伝えるのが良いでしょう。
辞めた後のことが決まっていない
仕事を辞めた後の生活の目処が立っていないと不安が出てくるため、仕事を辞めたいと言えないものです。
その場合には、いち早く転職先を見つけましょう。
転職先が決まっていると将来の生活への不安が大幅に軽減されるため、仕事を辞めたいと言いやすくなります。
仕事を辞めたいと言えない人の中には、以下のようなケースの方もいます。
- 会社から損害賠償の請求をされる
- 会社から残りの給料を払わないと言われる
- 会社が退職の手続きをしてくれない
この場合は自分でどうにかするのは難しいので、労働組合の窓口や労働基準監督署、弁護士など第3者に相談した方が良いでしょう。
仕事を辞めたいと言いやすくするための対処法とは?
仕事を辞めたいのに言えない理由にはさまざまあることがお分かり頂けたかと思います。
それぞれの理由に対する対策にも軽く触れてきましたが、ここからは以下に分けてさらに詳しく解説していきます。
考え方改める
「辞めたい」と言えない理由をつぶす
仕事を辞めたいと言えないなら、言えない理由をつぶしていきましょう。
「上司が忙しそうで話しにくい」「辞める理由が煮詰まっていない」など、あれこれ言い出せない理由ばかり考えていないでしょうか?
あなたの職場で似た状況にあっても辞めていった人はいるはず。
結局仕事を辞めたいと言えないのは自分自身でハードルを高くしているだけなのです。
先ほどの理由に対しても以下のようにやりようはあるので、言い出せない理由をひとつずつつぶしていきましょう。
- 上司が忙しそうならば、メールでアポイントを取って時間を作ってもらう
- 辞める理由が煮詰まっていないならば、友人に添削してもらうなど理由が煮詰まるように努力する
「辞めたい理由」ではなく「辞めるべき理由」を考える
「仕事を辞めたい欲求」が「仕事を辞めたいと言い出す恐怖」より大きくなったときに人は行動するので、辞めたい欲求を大きくすることも大切です。
まずは、なぜ今の職場を辞めるべきなのか紙に書き出してみましょう。
ポイントは、「辞めたい理由ではなく辞めるべき理由であること」と「紙に書き出すこと」。
感情的な「辞めたい」理由ではなく論理的な「辞めるべき」理由を紙に書き出すことで、自分の置かれている状況を客観的に捉えられます。
自分の辛い状況を再認識することにもつながるので、辞めたい欲求を高めることができるでしょう。
迷惑がかかるのは仕方ないと割り切る
自分が仕事を辞めたら自分の仕事が誰かに振られるので、多少なりとも迷惑をかけてしまいます。
「職場の人に悪いな…」と思うかもしれませんが、それは仕方のないこと。
元をたどれば、仕事内容と合わない人を雇い、やりがいを感じさせることができなかった会社側にも半分責任があるので、会社側に迷惑をかけてしまってもお互い様というところもあります。
モチベーションの上がらない状態でズルズル続ける方が迷惑になる場合もあるので、迷惑をかけるのは仕方ないことだと割り切って考えた方が良いでしょう。
自分のなりたいイメージを想像する
自分のなりたいイメージを具体的に想像するのもおすすめ。
こんな会社でこんな仕事がしたい、ゆくゆくはこうなりたいなどと具体的にイメージすると、「仕事を辞めたい」という気持ちは大きくなるものです。
その欲求が大きくなればなるほど「辞めたいと言えない」怖さに対するハードルは低くなるので、より具体的にイメージしていくのが良いでしょう。
行動する
退職するときの手続きを確認する
仕事を辞める時の手続きがよく分からないと、漠然とした不安感が出てきて辞めたいと言えない場合があります。
漠然とした不安感は、過去の経験やイメージが勝手に作り上げたただの空想。
退職するための具体的な手続きを確認しておくと何をしたら良いのかがわかって不安感もなくなるので、まずは退職するときの社内手続きを確認しておきましょう。
職場の人とコミュニケーションを取っておく
「仕事を辞めたい」と伝えた時に職場で気まずくなりたくないなら、なるべく多くの社員と直接お話をして、辞める理由や今までの感謝を伝えるようにしましょう。
他人の口伝で辞めるという話を聞くと、話が途中でねじ曲がって嫌な印象で伝わってしまうことがあります。
本人から直接話を聞くと応援してくれることがよくありますし、噂で生じた誤解を解いて回ることもできるので、なるべく多くの人と直接お話をして、退職の旨や感謝を伝えていくのが良いでしょう。
引継ぎしやすいように準備する
仕事を辞めるとなると、自分の仕事を後任の人に教える必要があります。
この際にこれさえ見れば誰でもできるような「手順書」があれば、仕事の引継ぎがスムーズにいきますし、今まで手順化されていなかった仕事を手順化したことで評価が高まる可能性があります。
「辞める会社で評価が高まっても…」と思うかもしれませんが、「仕事を辞める罪悪感が軽減できる」「気まずい思いをしにくい」「職場への影響が少ない」などメリットが多いので、このように引継ぎの準備をしておくと良いでしょう。
後輩を育てる
後輩の育成は仕事の引継ぎの負担を減らすことができるので、円満な退職につながります。
あなたが退職するということは、他の人の仕事が増えるということ。
その際に仕事を振られた人は新しいスキルを身に着けなくてはならないので、それがストレスとなってあなたを攻撃する可能性もあります。
あなたと同じスキルを持つ後輩を育てておけば、そういったことになるリスクを減らせるので、後輩の育成にも力を注いでおきましょう。
転職先を決めてしまう
次の転職先が決まってしまえば、もう言わざるを得ませんよね?
転職先が決まっていれば上司も強引に引き留めることはできませんし、「仕方ない」と諦めもつくものです。
他にどうしてもやりたいことがあるのに「仕事を辞めたいと言えない…」と踏ん切りがつかない人は、先に転職先を見つけてみてはいかがでしょうか。
そもそも辞められない会社は存在しない
仕事を辞めたいと言えない時の対処法をご紹介してきましたが、参考になったでしょうか。
考え方を変えたり具体的に行動することで状況は打破できますが、後押しの情報として一つ言えるのは、「辞めてはいけない仕事はこの世に存在しない」ということです。
もしあなたが辞めることによって会社が倒産してしまったとしても、それは会社の責任なので気にすることはありません。
ただし会社を辞めたいと思っているなら、会社との契約上「雇用期間の定めがあるかどうか」を確認しておきましょう。
雇用期間が決まっているかどうかは、退職するタイミングに関して非常に重要なので、入社時にもらった書類や上司に聞いて雇用期間の確認をしましょう。
雇用期間の定めがない場合:2週間前に言えば辞められる
「雇用期間の定めのない労働契約の場合、労働者は、いつでも解約の申し入れをすることができます(民法627条1項)。しかし、雇用契約終了の効果が生ずるのは原則2週間後です(同項)。
出典:民法第627条
「民法第627条」退職に関する法律にもある通り、会社を退職する旨を告げ、14日間経過すれば、雇用関係を終了させることが可能です。
そのため、法律的には2週間前に退職したいと伝えれば何の問題もありません。
しかしながら、多くの企業では引き継ぎなどの関係で、「退職予定日の1ヶ月以上前に申し出をするべき」と就業規則で定めている場合があるので、就業規則を確認の上なるべく早めに退職する意思を伝えておくと良いでしょう。
雇用期間の定めがある場合:原則雇用期間内は辞められない
「雇用期間の定めのある労働契約の場合には、『やむを得ない事由があるとき』に限り一方的な解約をすることができるとされています。
出典:民法第627条
基本的に雇用期間の定めがあれば、雇用契約期間内に辞めることはできません。
しかし、以下のような「やむを得ない事情」がある場合には、雇用期間内であっても退職することが可能なので、該当する場合はすぐに辞める準備をしましょう。
- 妊娠や出産
- 怪我や病気
- 家族の介護
- セクハラ・パワハラ
- 過度なサービス残業
- あらかじめ明示された労働条件と違うとき
仕事を辞めた方が良いケース・思いとどまる方が良いケースとは?
これまでの記事の内容により、「仕事を辞めたい」と言うことに対するハードルが下がったかと思いますが、仕事を辞めたいと言う前に本当に辞めるべきかどうかよく考えることが大切です。
ここからは、仕事を辞めた方が良いケースと思い留まった方が良いケースをご紹介します。
自分が仕事を辞めたいと思う理由がどれに該当するのか確認し、本当に辞めるべきかどうか今一度考えてみましょう。
仕事を辞めた方が良いケース
心身に不調が出ている
過労でエネルギーを消耗していると判断力が鈍って仕事の生産性が鈍るだけでなく、最悪の場合うつ病になってしまう場合も。
うつ病になってしまったら転職どころではなくなってしまうので、心身に不調を来す前に転職した方が良いでしょう。
心身に不調が出ているサインには以下があるので、どれか一つでも当てはまったら注意しましょう。
- 沈んだ気持ちが続く
- 些細なことで自分を責めてしまう
- 何も楽しめない
- 食欲が出ない、息苦しい、体のどこかが慢性的に痛む
- 頭痛や肩こりが慢性化している
- 腹痛が増えた
- 凡ミスが増えた
- すぐイライラするようになった
仕事内容が合わない
内気な性格なのに営業へ配属されるなど、本人の適性を無視して仕事を振り分ける会社は少なくありません。
やりたくない・向いていない仕事をやるのは本人も辛いですし、会社としてもマイナスになるので、退職を考えた方が良いでしょう。
ただし、仕事の内容を理由にして辞めるからには、自分に適している仕事内容は何なのかをしっかりと考えないと同じ失敗を繰り返すリスクがあるのでよく考えましょう。
他にやりたい仕事がある
どうしてもやりたい仕事があって後悔するのであれば、転職するのもよいでしょう。
ただし、その際には『年齢』に注意が必要です。
20代ならある程度転職しやすいですが、それ以上になると実力がないと転職先から拒否されるケースが増えていきます。
会社の将来に不安がある
会社に将来性がない場合、今まで培ってきた経験やスキルが将来的に必要とされなくなる可能性がありますし、いつ会社の経営が傾くか分からないので危険です。
転職しない方がむしろリスクとなるので、すぐにでも転職活動をした方が良いでしょう。
思いとどまる方が良いケース
評価されない
自分では一生懸命仕事をやっているつもりでも、思うように評価されずに仕事を辞めたいと思う人が多いようです。
自分の仕事が評価されないと会社や上司が悪いと思ってしまいがちですが、実は自分に原因があるケースもよくあります。
改善されないまま転職をすると、転職先でも同様に評価されないといった事態になる可能性があるので、すぐに転職をするのではなく一度思い留まって自分に原因がないか考えてみましょう。
やりがいを感じられない
自分の仕事にやりがいを感じられなかったり、仕事がつまらないと感じていると辞めたいと思うかもしれませんが、すぐに辞めるのはNG。
特に入社して間もない新卒や若手社員の場合、できる仕事が限られているために責任感のある仕事ができずにやりがいや楽しさを感じられないケースが多いです。
やりがいを感じられない単純な仕事であっても、仕事には何かしら意味があるはずなので、自分なりに仕事のやりがいや意味を考えてみてはいかがでしょうか。
職場の人間関係が悪い
職場の人間関係が悪いとストレスに感じるので、仕事を辞めたいと思う人も多いのではないでしょうか。
人間関係の問題はよくある問題なので、転職先でも起きる可能性が十分にありますし、自分で対処できるケースも多いです。
仕事内容に不満がないのであれば、以下の関連記事を参考に今の職場でできる対策をしてみてはいかがでしょうか。
給与や待遇に不満がある
給与や待遇に不満があると辞めたいと思うかもしれませんが、すぐに辞めようとするのはよくありません。
自分では結果を出しているつもりでも、上司から見たら全然できていないために、給与や待遇に反映されない場合があります。
この場合は転職しても転職先で同じような状況に陥ってしまう可能性が高いので、まずは今の会社で給与や待遇が良くなるように努力することをおすすめします。
仕事を辞めたいなら伝え方に注意!円満退職するコツとは?
自分が仕事を辞めたいと思う理由が辞めるべきケースに当てはまっている場合は、仕事を辞めた方が自身のためにも良いことがお分かり頂けたかと思います。
ここからは、仕事を辞めたいと伝えるときに気を付けるポイントをご紹介します。
円満に退職したい方は、きちんと押さえておきましょう。
直属の上司に退職の意思を伝える
退職の意思を最初に伝えるべき相手は、直属の上司です。
仲の良い同僚や先輩、いきなり社長に伝えるのは避けましょう。
「お伝えしたいことがあるのでお時間頂けますか?」「相談があるのでお時間頂けますか?」と切り出し、ミーティングスペースなどの個室で伝えるようにしましょう。
退職希望日の1~3ヶ月前に意思を伝える
退職を希望する場合、退職希望日の1~3ヶ月前に申告するよう就業規則定めている会社がほとんどです。
自分の会社の就業規則を確認し、会社のルールに則って意思を伝えるようにしましょう。
退職日を一方的に断言せずに繁忙期を避ける
退職希望日を伝える時には就業規則に則った範囲内でおおよその退職日を伝えて良いですが、「○月○日」と細かく日付を指定するのは避けましょう。
業務の引き継ぎや社内手続きなどがあるため、退職希望日は上司と相談した上で決めるのがベスト。
なるべく職場に負担がかからないよう早めに希望日を伝えるようにしたり、繁忙期を避けるなど配慮することで、円満退社に近付くでしょう。
退職理由は前向で引き止められにくい理由にする
退職理由として「仕事量が多い」「人間関係が悪い」などがあるかもしれませんが、このような理由は正直に伝えない方ベター。
会社への不満を退職理由にしてしまうと円満退社は望めませんし、改善したら残ってくれると判断され引き止められる可能性があります。
本音を伝えたいという気持ちもあるかもしれませんが、円満退社したいなら以下のように前向きで引き止めにくい退職理由を伝えましょう。
- 家業を継ぐ
- 結婚する
- 知り合いの会社を手伝う
- 他にやりたいことができた
- 次の転職先が見つかった
コラム:転職するなら転職活動をするタイミングも考えておく
今の会社を辞めたいと思う方の多くは、転職活動することになるかと思います。
その際には、転職活動を「在職中にする」のか「退職後にする」のかよく考えておいた方が良いでしょう。
在職中は時間がないので退職後にゆっくり転職活動をしたいという方もいるようですが、できれば在職中の転職活動をおすすめします。
在職中の転職活動は「金銭面に余裕があること」と「精神的な余裕があること」がメリット。
在職中の転職活動であれば、毎月安定した収入があるので納得いくまで転職活動を続けられますが、退職後に転職活動をすると、収入がなくなるので貯金を切り崩して生活費と転職活動費をやりくりする必要があります。
お金に余裕がないという焦りから、精神面にも悪影響を与えかねないので、在職中に転職活動した方が良いでしょう。
在職中のデメリットである「転職活動に割く時間がない」という問題は、「転職エージェント」を利用すると解決できます。
どうしても仕事を辞めたいと言えないなら退職代行を検討してみては?
どうしても仕事を辞めたいと言えないという人は、退職代行サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
退職するために必要な手続きや会社とのやり取りをすべて代行してくれるので、あなたは何もする必要はありません。
3~5万円が相場で決して安い金額ではありませんが、確実に早く退職することができるでしょう。
仕事を辞めたいなら辞めたいと伝えよう
「仕事を辞めたいのに言えない…」とお悩みの方へ向けて、対処法や円満退職するコツをご紹介してきました。
仕事を辞めたいのに言えない状況は精神的に負担となるので、対処法を実践して伝えるようにしていきましょう。
しかしながら安易な理由で転職してしまうと、同じ理由で転職を繰り返す可能性があるので、本当に今の職場から転職する必要があるのかを今一度冷静に考えることも大切です。
それでも辞めたいというのであれば、円満退職するコツを押さえて転職活動をしていきましょう。