職場いじめで退職は逃げじゃない!モラハラ職場を退職するべき理由と退職方法

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

職場環境

職場いじめやモラハラで辛い思いをし、退職を検討している人もいらっしゃると思います。

職場いじめ及びモラハラによる退職は、決して逃げではありません。

当記事は、前半部分では「職場いじめやモラハラに遭ったら退職したほうがいい理由」と「職場いじめやモラハラへの対処法」について解説し、退職する前に検討すべきことを解説しています。

後半部分は「職場いじめやモラハラによる退職の手続き方法」と「職場いじめやモラハラで退職したその後」についての解説です。

すでに「職場いじめやモラハラでもう耐えられない」「退職を検討している」という人は、「職場いじめやモラハラが多い環境を変えるのは難しい」からご覧ください。

 

職場いじめやモラハラに遭ったら退職するべき10の理由

職場いじめやモラハラに遭い「会社に行きたくない」と思っている人は、できるだけ早く退職したほうがいいでしょう。

その理由は10個あります。

  1. スキルが身につきにくく将来性や可能性をつぶされてしまう
  2. 能力があっても本来のパフォーマンスが発揮できない
  3. 仕事にやりがいが持てなくなる
  4. 自己肯定感や自尊心が奪われ自分に自信が持てなくなる
  5. 職場いじめやモラハラが多いとストレスによる体調不良が出やすい
  6. 倦怠感が続き自律神経失調症になる
  7. 人とのコミュニケーションがうまく取れなくなり適応障害になる
  8. パニック障害になる
  9. 無気力になりうつ病のリスクが高まる
  10. 自殺してしまう

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

1.スキルが身につきにくく将来性や可能性をつぶされてしまう

職場いじめやモラハラに遭うと、仕事で必要なスキルが身につきにくく、自分の将来性や可能性が失われます。

職場いじめやモラハラによって上司や同僚に無視されてしまうと、必要な仕事が回ってこなくなるでしょう。

指示や情報がもらえない状態では、仕事で結果を出すのは困難です。

キャリア形成に悪影響を及ぼし、将来の可能性は潰されてしまいます。

 

2.能力があっても本来のパフォーマンスが発揮できない

職場いじめやモラハラに遭うと、素晴らしい能力やスキルを持っていても、仕事で存分に発揮できません。

仕事のパフォーマンスを上げるには、仕事環境が重要です。

職場いじめやモラハラを受けている状況では、常に上司や同僚から監視のような目を向けられます。

周囲の目が気になり仕事に集中できず、本来のパフォーマンスを発揮できないでしょう。

 

3.仕事にやりがいが持てなくなる

職場いじめやモラハラが続くと、仕事にやりがいを持てなくなります。

成長が見込める仕事を回してもらえず、職場いじめやモラハラをしている人が監視している中で集中もできないため、全力で仕事に取り組めません。

ミスも増え簡単な仕事しか任せてもらえなくなり、「なぜこんな仕事をやっているのだろう」と感じるようになります。

 

4.自己肯定感や自尊心が奪われ自分に自信が持てなくなる

職場いじめやモラハラは、自己肯定感や自尊心を奪います。

「こんな簡単なこともできないの?」「お前はダメなやつだ」と否定され続けると、たとえ上司や同僚による職場いじめやモラハラのせいであったとしても、「自分は簡単なこともできないダメなやつなんだ」と思い込んでしまう可能性が高いでしょう。

自信がなくなり、落ち込みやすくなっていきます。

 

5.職場いじめやモラハラが多いとストレスによる体調不良が出やすい

職場いじめやモラハラが起こる環境に身を置き続けると、大きなストレスをため込み、体調を崩してしまいます。

下記のような症状が現れたら要注意です。

  • 肌荒れ
  • 不眠症
  • 食欲不振
  • 過食症
  • 腎臓不調
  • 過敏性腸症候群など腸の不調
  • 胃潰瘍など胃の不調

体調不良により、さらに苦しい毎日を過ごすことになるでしょう。

 

6.倦怠感が続き自律神経失調症になる

職場いじめやモラハラは、倦怠感を伴う自律神経失調症を引き起こす可能性があります。

職場いじめやモラハラが長期間続くと、耐えがたいストレスを抱えることになり、自律神経の働きに異常が出てしまいます。

「微熱が続く」「風邪でもないのに倦怠感が続く」といった症状が現れた場合は、内科や心療内科での診断を受けましょう。

 

7.人とのコミュニケーションがうまく取れなくなり適応障害になる

職場いじめやモラハラにより、「職場に行くと不安でいっぱいになる」と感じる場合は、適応障害になっている可能性があります。

適応障害とは、特定の状況や出来事をとてもつらく感じる精神障害のことです。

普通の生活ができないほどの不安や抑うつ気分があり、そのままにしておくと「職場を無断欠勤してしまう」などの行動をとってしまいます。

 

8.パニック障害になる

職場いじめやモラハラに耐え続けることで、長いあいだ心に負担をかけすぎると、パニック障害を引き起こす可能性があります。

パニック障害とは、下記のような発作が起こる精神障害です。

  • 突年の胸の苦しさ
  • 吐き気
  • 手足の震え

適応障害は特定の状況で症状が出ますが、パニック障害は理由なく突然発作が起こります。

「いつ発作が起こるかわからない」という恐怖から、普通の生活を送るのが難しくなってしまうでしょう。

 

9.無気力になりうつ病のリスクが高まる

職場いじめやモラハラでストレスがかかりすぎてしまうと、次第に無気力になり、うつ病を発症するリスクが高まります。

「もう何もしたくない」「楽しいと思うことがなくなった」などの感情を、仕事中だけでなくプライベートでも感じるようになってしまうと、人生は楽しめません。

うつ病を疑い、専門医に相談すると良いでしょう。

 

10.自殺してしまう

職場いじめやモラハラによって、精神疾患を発症・悪化させてしまうと、最悪の場合自殺につながることもあります。

精神障害による自殺は後を絶たず、社会問題になっています。

「病気の悩み・影響(うつ病)」を原因・動機とする自殺は、近年減少傾向にあるものの、「健康問題」の中で最も多く、平成27年においては、原因・動機が特定されている自殺の約3割を占めている。

引用:自殺の状況をめぐる分析(厚生労働省)

職場いじめやモラハラは、長期化するとあなたの命を奪ってしまう恐ろしい行為です。

 

退職原因となる職場いじめやモラハラの実例12選

あなたを苦しめ、最悪の場合命まで奪う可能性がある職場いじめやモラハラには、どのような事例があるのでしょうか。

12個の事例をひとつずつ確認しましょう。

  1. 職場で無視される
  2. 仲間外れにしてわざと孤立させる
  3. ひとりだけ仕事の負荷が大きすぎるなどのパワハラ
  4. ひとりだけ仕事を与えないなどのモラハラ
  5. 自尊心を傷つける
  6. わざとウソの情報を与えて陥れるガスライティング
  7. 年齢を理由とした嫌がらせをするエイジ・ハラスメント
  8. 血液型で相手を判断し嫌がらせするブラッドタイプハラスメント
  9. 暴行や傷害などの身体的攻撃
  10. 性的な嫌がらせをするセクハラ
  11. 恋愛や性的な関係になることを強要するラブハラスメント
  12. 妊娠や出産した女性に対して嫌がらせをするマタニティハラスメント

 

1.職場で無視される

職場で理由なく無視されたら、立派な職場いじめやモラハラです。

  • 挨拶をしても無視される
  • 業務上必要な質問をしても無視される
  • いじめ首謀者の指示により、他の社員にも無視される

無視されると会話ができず、社内で孤立してしまいます。

 

2.仲間外れにしてわざと孤立させる

無視だけではなく、仲間外れにしてわざと孤立させるのも職場いじめやモラハラで使われる手段です。

  • 飲み会に呼ばない
  • 昼食も仲間に加えない
  • 社内の行事に呼ばない

仲間外れにされた本人は疎外感を覚え、ますます孤立するでしょう。

 

3.ひとりだけ仕事の負荷が大きすぎるなどのパワハラ

上司からあきらかに他の人より負荷の大きい仕事を振られる行為は、パワハラの一種です。

周りは定時で帰社しているのに、「ひとりだけ過大な業務量を与えられ、残業を強いる」などの場合は、パワハラを受けている可能性があります。

 

4.ひとりだけ仕事を与えないなどのモラハラ

ひとりだけ仕事を与えられずに、コポーなどの単純作業のみをさせるのは、上司からのモラハラ行為です。

「追い出し部屋」「や「窓際族」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

単調な仕事のみをさせることで、被害者を精神的に追い込みます。

 

5.自尊心を傷つける

自尊心を傷つけるような言動も、職場いじめやモラハラに該当します。

次のような内容には要注意です。

  • 発言を小馬鹿にされる
  • 話し方や癖を真似して笑いものにする
  • 悪い噂を流される

職場いじめやモラハラの加害者は、これらの内容を「冗談」で済ませようとします。

被害者は「頭が固い冗談の通じない人」と見られることになり、ストレスを抱える原因となるでしょう。

 

6.わざとウソの情報を与えて陥れるガスライティング

「わざと誤った情報を与え、相手の知性や記憶能力を疑う行為」をガスライティングと呼びます。

ウソの業務連絡をすることで、わざとトラブルにして責任を取らせる方法です。

被害者のミスを上司や同僚にも言いふらし笑いものにするため、自尊心や自信を失ってしまいます。

 

7.年齢を理由とした嫌がらせをするエイジ・ハラスメント

年齢を理由とした嫌がらせであるエイジハラスメントも、職場いじめやモラハラの一種です。

主に中高年の社員に対して、「おばさんだからパソコンがわからない」など、年齢で差別するような発言をします。

 

8.血液型で相手を判断し嫌がらせするブラッドタイプハラスメント

ブラッドタイプハラスメントとは、「血液型で相手を判断し嫌がらせする」行為です。

「A型なのに机が汚い」「O型だから仕事がおおざっぱ」など、血液型を理由に相手を貶める発言をします。

血液型と性格の相関については科学的根拠がないにもかかわらず、血液型で相手を判断し攻撃する職場いじめです。

 

9.暴行や傷害などの身体的攻撃

「殴る」「蹴る」「物で叩く」などの身体に危害を与える行為は、男性社員同士でよくある職場いじめです。

女性社員の場合は、「わざとぶつかる」「耳元で大きな音を出す」などの危害を加えられるケースがあります。

 

10.性的な嫌がらせをするセクハラ

「性的なからかい」「性的な質問」など、身体的な特徴に対して悪口を言う行為はセクハラに該当します。

過度な場合は刑事犯罪に問われる可能性がありますが、セクハラはいまだに職場いじめで行われているケースがあります。

 

11.恋愛や性的な関係になることを強要するラブハラスメント

「恋愛や性的な関係になるのを強要する嫌がらせ」をラブハラスメントと呼びます。

上司が権威性を使い部下に強要するケースが多いため、パワハラの延長としてラブハラが起こる可能性が高いと言えるでしょう。

会社の飲み会などで無理やりアルコールを飲ませて判断力を奪い、性的な関係に持ち込もうとする手法はラブハラの一種です。

 

12.妊娠や出産した女性に対して嫌がらせをするマタニティハラスメント

マタニティハラスメントとは、妊娠や出産した女性に対しての嫌がらせです。

「産休や育休を取るせいで、みんなの仕事が増えた」などの発言により、被害者を苦しめます。

育休や産休は、労働者に認められている権利です。

マタハラを受けると、被害者の職場復帰が難しくなるケースもあるでしょう。

 

職場いじめやモラハラが起こる原因

職場いじめやモラハラはどうして起こってしまうのでしょうか。

2つの原因を、それぞれ見ていきましょう。

  1. 職場いじめやモラハラをする人のストレス解消のため
  2. 職場いじめやモラハラをする首謀者の存在感をアピールするため

 

1.職場いじめやモラハラをする人のストレス解消のため

1つ目は「職場いじめやモラハラをする人のストレス解消目的」が原因となっているケースです。

職場いじめやモラハラには、大抵首謀者がいます。

「お局と呼ばれるベテラン女性社員」や「横暴な男性上司」などが首謀者となりやすく、おのれのストレス解消のためにいじめやすいターゲットを見つけて、職場いじめやモラハラを行っています。

 

2.職場いじめやモラハラをする首謀者の存在感をアピールするため

職場いじめやモラハラの首謀者が、「社内で目立ちたい」「注目されたい」といったアピールのために、職場いじめやモラハラをしているケースもあります。

首謀者は幼稚な考え方をするため仕事で評価される可能性は低く、外見でチヤホヤされるような人でもないことがほとんどでしょう。

社内で注目を集めるために、職場いじめやモラハラといった方法でアピールしています。

 

職場いじめやモラハラに遭いやすい人の特徴

「職場いじめやモラハラに遭いたくない」という人が大半ですよね。

不幸にも職場いじめやモラハラのターゲットにされやすい人は、どのような特徴があるのでしょうか?

  1. 新入社員など入社して間もない新人
  2. 仕事ができない
  3. 仕事ができすぎる
  4. コミュニケーション能力がない
  5. 大人しい性格で強く言い返せない
  6. 深く考えすぎる

 

1.新入社員など入社して間もない新人

入社して間もない新入社員や新人は、職場いじめやモラハラのターゲットになりやすいです。

女性だと「自分より若いから」「自分よりかわいいから」という妬みや嫉妬から、新人女性社員をいじめ続ける人もいます。

職場いじめやモラハラをする側から見ると、「元気に入社してきた新人が、少しずつ元気がなくなっていく様子」は、いじめ甲斐があるようです。

 

2.仕事ができない

仕事が極端にできないと、職場いじめやモラハラに遭いやすいでしょう。

仕事ができない人は、上司や同僚に迷惑をかけてしまうことが多くなります。

疎まれトラブルが発展し、職場いじめやモラハラへとつながるケースです。

 

3.仕事ができすぎる

仕事ができすぎる優秀な人も、職場いじめやモラハラの被害に遭います。

職場いじめやモラハラの首謀者は、他人に対して嫉妬や妬みを抱きやすい傾向にあります。

仕事ができすぎる人を見ると、出る杭を打つと言わんばかりに、職場いじめやモラハラを起こすでしょう。

 

4.コミュニケーション能力がない

コミュニケーション能力が低い人は、職場いじめやモラハラのターゲットになりやすいでしょう。

言葉足らずの一面があったり、その場の空気を読まないような発言が多いと、誤解や摩擦が生まれてしまいます。

被害者は人とコミュニケーションを取るのが上手くないため、はっきりと言い返せません。

そのため職場いじめやモラハラが長引き、エスカレートしていきます。

 

5.大人しい性格で強く言い返せない

大人しい性格で人に言い返せない人も、職場いじめやモラハラに遭いやすくなります。

何を言っても言い返してこないため、職場いじめやモラハラの首謀者はますます調子づきます。

職場いじめやモラハラは、日に日にひどくなるでしょう。

 

6.深く考えすぎる

何事も深く考えすぎてしまい、「被害妄想」や「被害者意識」が強すぎる傾向にある人は、職場いじめやモラハラに遭う可能性が高まります。

深く考えすぎる人は、相手の何気ない言動にも大げさに反応するのが特徴です。

同僚にそっけなく返事されただけで「冷たくされた」「嫌われているのかな?」と考え出してしまいます。

考えが態度にも表れてしまい関係がぎこちなくなり、職場いじめやモラハラの標的にされてしまうケースです。

 

職場いじめやモラハラを受けたときの対処法

職場いじめやモラハラに遭ってしまったら、どのように対処すれば身を守れるのでしょうか?

対処方法は5個あります。

職場いじめやモラハラの程度に合わせて、あなたに合う方法を選択しましょう。

  1. いじめやモラハラを我慢して状況が変わるのを待つ
  2. 信頼できる上司や専門部署に相談する
  3. 部署異動や転勤の申請をする
  4. 休職して一時的に休む
  5. 退職する

 

1.いじめやモラハラを我慢して状況が変わるのを待つ

1つ目は職場いじめやモラハラを我慢して、状況が変わるのを待つ方法です。

4月や10月は人事異動の時期ですよね。

職場いじめやモラハラの首謀者が異動になる可能性があります。

また社内監査などの体制が整っていれば、職場いじめやモラハラが発覚し、首謀者が処分を受けることもあるでしょう。

我慢できる状況であれば、待つことで解決する場合もあります。

 

2.信頼できる上司や専門部署に相談する

職場いじめやモラハラに遭っているということを、信頼できる上司や社内の専門部署に相談するのもひとつの手です。

企業はブランドイメージを大切にします。

そのため職場いじめやモラハラが外部に漏れるのを避けようと、対策を打ってくれる可能性が高いでしょう。

上司も職場いじめやモラハラを知っていながら放置すると、処分の対象になります。

企業は社員の安全を確保するよう義務付けられているため、適切な相手に相談すれば、職場いじめやモラハラへの対処をしてくれるはずです。

 

安全配慮義務について

安全配慮義務とは、「会社は社員が心身ともに安全に働けるよう配慮しなければならない」法的義務です。

職場いじめやモラハラは安全な職場を脅かすものであり、労働者の心身の安全を損なう可能性も十分にあります。

そのため会社は職場いじめやモラハラを放置せずに、社員が安全に働けるように対処しなくてはなりません。

 

3.部署異動や転勤の申請をする

部署異動や転勤が可能な会社なら、積極的に異動申請するのも良い方法です。

職場いじめやモラハラの首謀者が異動しないようなら、自分が別の部署や支店へ行きましょう。

異動の申請が通るかは社内の人事次第ですが、上手くいけば職場いじめやモラハラの首謀者と係わることのない部署や支店に配属されますよ。

 

4.休職して一時的に休む

職場いじめやモラハラがひどく体調を崩している場合は、会社を休みましょう。

少しの休養で回復しそうなら1、2日程度、不安や恐怖心がおさまらないようなら1、2か月休職するといいですね。

一番大切なのは、仕事ではなくあなたの身体です。

「休んだら迷惑をかけてしまう」という責任感の強さは素晴らしいですが、仕事の都合は置いておき、まずは自分を休ませてあげることを優先しましょう。

 

5.退職する

「いつまでたっても職場いじめやモラハラが終わらない」「身体的にも精神的にも限界」という人は、すぐに退職しましょう。

我慢を続けると精神疾患にかかる可能性が高まり、最悪の場合自殺してしまう恐れがあります。

思いきって退職の決断をするのも、職場いじめやモラハラへの立派な対処法です。

 

職場いじめやモラハラが多い環境を変えるのは難しい

職場いじめやモラハラが蔓延している職場環境を変えるのは、実際は非常に難しいでしょう。

職場いじめやモラハラの被害に遭う人は、真面目な性格であることが多いです。

先ほどご紹介した対処法を実践し、「仕事いじめやモラハラを受けたら、相談や改善の努力をするべきだ」と考えるかもしれません。

しかし企業体制が整っていない場合や、異動が難しい場合、あなた自身で職場いじめやモラハラに対処するのは困難です。

職場いじめやモラハラが常態化した職場だと、異動先の部署でも被害に遭う可能性があります。

 

職場いじめやモラハラがある今の職場にこだわらなくていい

職場いじめやモラハラが起こるような、今の職場だけにこだわる必要はありません。

現在は様々な企業がポテンシャルのある人材を求めています。

あなたを必要としている企業は、きっと数多く存在するでしょう。

職場いじめやモラハラに遭いながら仕事していては、スキル取得も成長も望めません。

今の職場にこだわらず、自分が活躍できる環境へ身を移すのも良いでしょう。

 

職場いじめやモラハラで退職するのは逃げではない

職場いじめやモラハラで退職するのは、決して逃げではありません。

職場いじめやモラハラをする人は一定数います。

あなたは運悪く、そのような人と同じ職場になってしまっただけです。

「すぐ退職するのは逃げだ」「職場いじめやモラハラくらいどこでも起こる」「退職は甘え」と言ってくる人もいるかもしれません。

しかし言う側は、職場いじめやモラハラに遭っているわけではなく、被害者がどれだけつらい思いをしているのか想像もつかないでしょう。

職場いじめやモラハラに耐え続けて、うつ病になってしまったり自殺するよりは、退職を選ぶ方が確実に未来は開けます。

職場いじめやモラハラで退職するのは、逃げでも甘えでもありません。

退職したとしても、心身が健康であればいくらでもやり直せますよ。

 

職場いじめやモラハラで退職する場合の不利にならない手続き方法

職場いじめやモラハラがつらく退職を決意したあなたに向けて、不利にならない手続き方法についてご紹介します。

ひとつずつ確認していきましょう。

  1. 在職中に新しい仕事を探すか退職後に探すか決める
  2. 職場いじめやモラハラを退職理由にせず円満退職を目指す
  3. 退職願ではなく退職届を提出する
  4. 引き継ぎ・挨拶回りを行う
  5. 有給休暇や残業代請求など職場の制度を最大限利用する
  6. 自己都合退職して特定受給資格者になる
  7. 職場いじめやモラハラが理由の労災認定について

 

1.在職中に新しい仕事を探すか退職後に探すか決める

退職を決意したら、まずは在職中に新しい仕事を探すか、退職後に探すかを決めましょう。

在職中に転職活動する場合は、退職予定日に注意が必要です。

転職活動中の面接では、出社可能日はいつ頃か企業側から問われます。

法律では退職希望日の2週間前に申し出れば、退職できることになっています。

労働者が退職する場合、民法の規定では期間の定めのない雇用契約については、2週間前(但し、月給制の場合は、当該賃金計算期間の前半まで)には退職の意思表示をする必要があります。

なお、会社の就業規則において、民法の規定とは異なる退職手続きの定めがある場合は、その規定に従う必要がある場合があります。

引用:厚生労働省「福岡労働局」

しかし社内規定で退職の申し出をする期限が定められていたり、引継ぎ業務に時間を取られるケースもあるでしょう。

実際に2週間で退職するのは難しく、退職の申し出をしてから1か月はかかると見積り、転職活動のスケジュールを組むと安心です。

退職後に仕事を探す場合は、失業保険の受給を申請することになります。

失業保険の解説については「失業保険について」をご覧ください。

 

2.職場いじめやモラハラを退職理由にせず円満退職を目指す

「職場いじめやモラハラが理由で退職する」と会社に伝えずに、円満退職を目指しましょう。

「職場いじめやモラハラについて言及して退職したい」という気持ちもあるかもしれません。

しかし伝え方によっては、引継ぎ期間中に嫌がらせを受けたり、会社側と揉めてしまうなどのトラブルに発展します。

余計な揉めごとに労力を奪われないようにするためにも、退職理由は「実家の仕事を継ぐ」「両親の介護」「転職先が決まった」など、個人的な理由を伝えましょう。

 

3.退職願ではなく退職届を提出する

退職したその後のスケジュールを立てたら、退職届を提出しましょう。

その際、「退職願」を提出しないように気をつける必要があります。

退職届と退職願の違いは下記の通りです。

  • 退職届:退職を会社に宣言するもの。会社側は拒否できず、自分も取り下げできない
  • 退職願:会社に「退職させてほしい」とお願いするもの。会社側が納得しなければ話し合いになることもある。取り下げも可能

職場いじめやモラハラにより退職の意思が固まっている場合は、「退職届」を提出することで不要な話し合いを避けましょう。

退職届の書き方、提出方法は下記の記事で詳しく解説しています。

>>退職届の書き方についてチェック
※こちらの記事は現在執筆中です。公開までお待ちください。

 

4.引き継ぎ・挨拶回りを行う

退職届が受理されたら、引継ぎ業務や挨拶回りを行いましょう。

たとえ職場いじめやモラハラで退職するとしても、お世話になった上司や同僚もいるはずです。

引き継ぎや挨拶をしっかりと行い、できる限り円満退職を目指しましょう。

 

5.有給休暇や残業代請求など職場の制度を最大限利用する

有給が残っていれば、退職前に消化しましょう。

職場いじめやモラハラが起こる職場では有休を取らせてもらえず、消化しきれていないケースが多く存在します。

有給休暇は会社という組織に属する者の権利です。

遠慮することなく活用しましょう。

また残業代が未払いな場合、会社へ残業代請求を申し出るといいですね。

未払いの残業代は、高額になるケースもあります。

会社に申し出て拒否されるようなら、弁護士に相談して残業代を請求することも可能です。

弁護士に相談して残業代請求する流れは、下記記事の「弁護士に相談して残業代を請求、交渉する」をご覧ください。

>>サービス残業は当たり前なの?4割以上がせざるを得ない!実態と対処方法

 

6.自己都合退職して特定受給資格者になる

好条件で失業保険が受給できる「会社都合退職」ですが、円満退職を目指すには「自己都合退職」のほうが好ましいでしょう。

「自己都合退職」であってもハローワークで「特定受給資格者」に認められれば、「会社都合退職」と同じ失業保険の優遇を受けられます。

以下で失業保険の詳細や「会社都合退職」のデメリット、「特定受給資格者」についての詳細を解説します。

 

失業保険について

「次の会社に入社するまでの一定期間に、一定額のお金を国からもらえる制度」が失業保険です。

失業保険は大きく分けて2つのパターンがあります。

  • 自己都合退職:失業保険受給の優遇なし
  • 会社都合退職:失業保険受給の優遇あり

自己都合で退職した場合の「自己都合退職」よりも、会社都合で退職を余儀なくされた場合の「会社都合退職」のほうが、失業保険の受給できる条件や期間が優遇されます。

優遇される内容は下記の通りです。

給付条件が緩和される
会社都合退職の場合、失業保険を受給するためには「過去1年間、6ヶ月以上の雇用保険の加入期間」が必要です。半年働けば、失業保険がもらえます。
自己都合退職になると、「過去2年間、12ヶ月以上の雇用保険の加入期間」が必要です。その他、1ヶ月に11日以上出勤などの条件もあります。
給付制限がない
会社都合退職の場合はすぐに失業保険をもらえますが、自己都合退職の場合3ヶ月間の給付制限というものがあり、すぐに失業保険はもらえません。
長期間受給できる
会社都合退職なら、年齢によって差はありますが、働いた期間が1年以上で180日、20年以上で最大330日まで失業保険をもらえるケースがあります。
自己都合退職の場合、失業保険をもらわずに働いた期間が10年未満だと、失業保険の受給は90日で終了します。10年以上勤務した場合でも、最大で150日までとなります。

「会社都合退職」のほうが、「自己都合退職」よりも生活の保障が優位です。

優遇内容の詳細については、ハローワークインターネットサービスをご確認ください。

>>基本手当について(ハローワークインターネットサービス)

 

会社都合退職は会社側に職場いじめやモラハラを認めさせるのが難しい

「自己都合退職」よりも「会社都合退職」のほうが失業保険の優遇を受けられますが、会社側は社員がやめるとき「会社都合退職」を素直に認めようとしません。

会社都合退職を認めることは、会社側にとって下記のようなデメリットがあります。

  • 会社イメージの低下
  • 他の社員へ示しがつかない
  • 労働行政上のペナルティを受ける可能性がある

「会社都合退職」は、「職場いじめやモラハラなどの問題がある会社で、かつそれらを放置している」と公的に認めることになります。

そのため会社側は「会社都合退職」を認めず、職場いじめやモラハラの首謀者と結託して、「職場いじめやモラハラの事実はなかった」と否定してくるケースもあるでしょう。

「会社都合退職」扱いにするためには、大変な労力がかかる可能性があります。

 

自己都合退職の場合でも特定受給資格者になればすぐに給付を受けられる

「自己都合退職」であってもハローワークで「特定受給資格者」に認められれば、「会社都合退職」と同じ失業保険の優遇を受けられます。

特定受給資格者とは、下記のような人が該当します。

(10) 上司、同僚等からの故意の排斥又は著しい冷遇若しくは嫌がらせを受けたことによって離職した者、事業主が職場におけるセクシュアルハラスメントの事実を把握していながら、雇用管理上の必要な措置を講じなかったことにより離職した者及び事業主が職場における妊娠、出産、育児休業、介護休業等に関する言動により労働者の就業環境が害されている事実を把握していながら、雇用管理上の必要な措置を講じなかったことにより離職した者

引用:ハローワークインターネットサービス

「特定受給資格者」になれば「自己都合退職」扱いだったとしても、「会社都合退職」扱いになります。

「特定受給資格者」になるためには、ハローワークで審査を受けましょう。

審査には「職場いじめやモラハラによって離職した」と判別できる証拠が必要です。

退職前の段階でハローワークに「どのような証拠が必要か」を相談し、指示をもらった上で証拠を集めましょう。

会社とのトラブルを避け、失業保険の優遇を受けられる可能性が高まります。

 

7.職場いじめやモラハラが理由の労災認定について

職場いじめやモラハラが原因で精神疾患を発症している場合は、労災認定される可能性があるでしょう。

精神疾患による労災認定については、厚生労働省の「精神疾患に関する過労自殺の認定基準」で定められています。

① 認定基準の対象となる精神障害を発病していること
② 認定基準の対象となる精神障害の発病前おおむね6か月の間に、業務による強い心理的負荷が認められること
③ 業務以外の心理的負荷や個体側要因により発病したとは認められないこと

引用:精神障害の労災認定(厚生労働省)

この基準によると下記のケースで職場いじめやモラハラが原因でも、労災認定を受けられる場合があります。

  • ひどい嫌がらせやいじめ、暴行を受けた
  • 業務以外では、心理負荷になるような出来事がなかった

しかし労災認定を受けるためには、「長期間にわたって継続的に、激しい職場いじめやモラハラを受けていた」ことを証明する必要があります。

客観的な証拠を継続的に集めるのは難しく、過大な労力がかかります。

実際に職場いじめやモラハラで労災認定を受けるのは、難しいのが現状です。

 

職場いじめやモラハラで退職するときの注意点

職場いじめやモラハラで退職する際に、注意するべき点が2つあります。

スムーズに退職するために、確認しておきましょう。

  1. 職場いじめやモラハラを同僚に相談しない
  2. 職場いじめやモラハラに仕返しや復讐はしない

 

1.職場いじめやモラハラを同僚に相談しない

「職場いじめが原因で退職しようか悩んでいる」と、職場の同僚に相談するのは避けましょう。

職場いじめやモラハラは、職場中に蔓延しています。

「この同僚は信頼できる」と思っていても、職場いじめやモラハラの首謀者にバレるリスクは存在します。

状況を理解してくれる職場の人に相談したくなる気持ちはわかりますが、万が一職場いじめやモラハラの首謀者にバレてしまうと、状況は悪化するでしょう。

相談するなら職場外の友人や家族、専門部署、公的機関に頼るといいですね。

 

2.職場いじめやモラハラに仕返しや復讐はしない

職場いじめやモラハラに対して、仕返しや復讐をするのはやめましょう。

あなたは職場いじめやモラハラに遭い、大変つらい思いをしてきましたよね。

「自分はこんなひどい目にあったのに、いじめてきた人たちが笑って仕事しているのが許せない」と感じることもあると思います。

しかし仕返しや復讐をしてしまうと、今度はあなたが加害者になってしまいます。

職場いじめやモラハラを平気で行う、彼らと同じような人間になりたいと思いますか?

職場いじめやモラハラを放置してきた会社を訴えるという方法もありますが、時間もお金もかかるためオススメしません。

仕返しや復讐を考えるよりも、次の職場で活躍する方法を考えましょう。

 

職場いじめやモラハラによる退職時に起こりがちなトラブルと対処法

職場いじめやモラハラに遭っている場合、退職時に起こりがちなトラブルが3つあります。

事例と対処法を確認して、円滑な退職を目指しましょう。

  1. いやがらせを受ける
  2. 退職を拒否される
  3. 損害賠償請求すると言われる

 

1.いやがらせを受ける

退職することを伝えると、下記のような嫌がらせを受ける可能性があります。

  • 悪口やいやみを言われる
  • 仲間外れにされる
  • 不要な残業を強要される
  • 過大な仕事を押し付けられる

職場いじめやモラハラの首謀者は、ターゲットがいなくなるのを良く思いません。

これまでの職場いじめやモラハラが、さらにヒートアップしてしまうこともあるでしょう。

しかし引継ぎ業務や退職手続きをきちんと行っていれば、あなたに一切非はありません。

ひどいようなら証拠を残しつつ、「あと少しの辛抱だ」と考え、退職日を待ちましょう。

 

2.退職を拒否される

あなたが退職したいと伝えても、会社側が退職を拒否するケースもあるでしょう。

しかし会社から退職を拒否されたとしても、あなたには「会社をやめる権利」があります。

会社に対して2週間以上前に退職の意思表示をしていれば、法律上退職は可能です。

退職の意思表示は、証拠を残しておく必要があります。

下記のような方法で行いましょう。

  • 直属の上司、人事部門の責任者へメールを送る
  • 「配達証明付き内容証明郵便」で退職届を会社へ郵送する

証拠を残しておくことで、会社側から「退職するとは聞いていない」と言われたとしても、退職の意思表示を証明できますよ。

 

3.損害賠償請求すると言われる

会社がブラック企業だった場合や、職場いじめやモラハラの加害者が上司だった場合、退職を申し出ると「損害賠償請求する」と言われることもあります。

しかし基本的に会社は、社員に対して損害賠償請求できません。

仮に請求できたとしても減額され、多額な請求が来ることはまずないので安心してください。

脅しに怯まず、退職に向けて手続きを進めましょう。

 

職場いじめやモラハラで退職しても損害賠償請求は難しい理由

「職場いじめやモラハラに遭いつらい思いをした」「会社に対して損害賠償請求したい」と感じる人もいるでしょう。

しかし損害賠償請求は実現が困難なケースが多く、実行するのはあまりおすすめできません。

具体的な理由を2つ解説します。

  1. 職場いじめやモラハラの証拠を集めるのが難しい
  2. 職場いじめやモラハラの定義が曖昧

 

1.職場いじめやモラハラの証拠を集めるのが難しい

1つ目の理由は、職場いじめやモラハラに遭っている証拠を集めるのが、実際は難しいためです。

どれだけひどい職場いじめやモラハラに遭っていても、「いじめを受けている」という申告だけでは、外部は手を貸してくれません。

下記のような証拠を掲示しても、証拠として認められる可能性は低いでしょう。

提出証拠1:上司に怒鳴られている内容をICレコーダーで録音した
1回の録音内容だけでは、本当に叱られているだけにも捉えられる
提出証拠2:ひとりだけ社内行事に誘われなかったと日記に書いた
ひとりだけ誘われなかったことを裏付ける、客観的な証拠がない

職場いじめやモラハラの証拠集めについては、「継続的に職場いじめやモラハラがあった」とわかる客観的な証拠が必要になります。

賠償金を貰うためには、労災認定と同様に徹底した証拠集めが必要となり、想像以上の時間と労力が奪われるでしょう。

 

2.職場いじめやモラハラの定義が曖昧

2つ目の理由は、「職場いじめ」や「モラハラ」という言葉の定義が曖昧であるという点です。

職場いじめやモラハラには、「これをしたらいじめ」「これをしたらモラハラ」という明確な基準がありません。

たとえ裁判を起こしたとしても、定義や基準がぼんやりしているため、職場いじめやモラハラが遭ったと認定するのは難しいでしょう。

 

職場いじめやモラハラで退職したその後を考えておこう

一旦退職すると決心したら、退職後どのように行動するか計画を立てておきましょう。

  1. 体調を崩している場合は療養する
  2. 派遣やアルバイトをする
  3. 転職エージェントを利用して転職活動する

 

1.体調を崩している場合は療養する

職場いじめやモラハラにより体調を崩してしまった場合は、退職後しばらくは身体を休めましょう。

医師の診断書があれば傷病手当金が貰える可能性があるので、金銭面で不安がある人は利用を検討するといいですね。

傷病手当金の申請手続きについては、次のうちどちらかに問い合わせると、必要書類などの指示が貰えます。

  • 退職した会社の担当部署(人事労務が多い)
  • 健康保険証に記載されている保険組合や協会けんぽの窓口

職場いじめやモラハラに頑張って耐えた自分を労わって、ゆっくり療養しましょう。

 

2.派遣やアルバイトをする

職場いじめやモラハラで疲れてしまっている場合、派遣社員やアルバイトとして働きながら、徐々にペースを戻していくのもひとつの手です。

派遣社員やアルバイトは、正社員ほど多くの責任は圧しかかりません。

休みも取りやすいので、「職場いじめやモラハラで体調を崩してしまったが、生活費は稼ぎたい」という人でもはじめやすいでしょう。

ギガバイトは全国のアルバイト先を簡単に探せる便利なサービスです。

無理なく働けそうなアルバイト先をぜひ探してみましょう。

>>全国のアルバイト求人が集まる情報サイト「ギガバイト」

 

3.転職エージェントを利用して転職活動する

「退職後はすぐに働いて再出発したい」という人は、転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントを利用すれば、プロと相談しながら転職活動を進められるので、自分が活躍できる職場を見つけやすくなります。

無料で利用できる転職エージェントがほとんどなので、自分にぴったりの転職エージェントを見つけましょう。

>>女性におすすめの転職エージェントはこちら

>>第二新卒におすすめの転職サイト・転職エージェントはこちら

 

転職面接のとき退職理由を職場いじめと正直に言わないほうが良い

転職活動の面接時に「職場いじめやモラハラが原因で退職した」と正直に言わないようにしましょう。

もちろん職場いじめやモラハラは加害者に責任があり、あなたのせいではありませんが、企業側は「人間関係に問題がある不安な人材」と受け取る可能性があります。

「キャリアアップを目指して退職した」など、前向きな退職理由を伝えてください。

 

職場いじめやモラハラに耐えられないときは退職代行サービスを利用する

「職場いじめやモラハラがひどすぎてもう耐えられない」「会社の人と顔を合わせずに退職したい」と感じる人もいると思います。

会社へ退職を申し出るのに強いストレスを感じ、追い詰められてしまっている人は、退職代行サービスを利用しましょう。

退職代行サービスを利用すれば、職場いじめやモラハラをしてくる上司や同僚と顔を合わせずに、自分から会社へ連絡することなく退職できます。

職場いじめやモラハラに耐え続け、取り返しのつかないことになる前に、自分を守るために退職代行サービスを利用するのも選択肢のひとつですよ。

>>退職代行についての説明およびおすすめの退職代行サービスはこちら
※こちらの記事は現在執筆中です。公開までお待ちください。

 

職場いじめやモラハラに遭ったら退職も視野に入れて対処しよう

職場いじめやモラハラに遭ってしまったら、退職も視野に入れて適切な方法で対処しましょう。

退職はあくまでも最終手段ですが、職場いじめやモラハラに耐え続けると、自分を傷つけてしまう可能性があります。

職場いじめやモラハラで退職するのは、逃げでも甘えでもありません。

あなたの人生を職場いじめやモラハラで台無しにしないためにも、「退職の選択肢がある」ということをぜひ覚えておいてください。

 

>>職場環境TOPページへ

タイトルとURLをコピーしました