「既卒の就活は厳しい」との声が多いようですが、その実態はどうなのでしょうか?
当記事では、既卒の就活が厳しいのかどうかをデータに基づき解説していきます。
記事の後半では既卒の就活が厳しい原因や就活成功のポイントにも触れるので、既卒就活生の方はぜひご覧ください。
既卒の就活が厳しいという声が多い
実際に「既卒の就活が厳しい」との声はどのくらいあるのでしょうか?
Twitterに投稿されている既卒者の生の声をチェックしてみましょう。
既卒就活生の声をピックアップ
Twitterで検索したところ、稀にすぐに就活が終わったという人もいましたが、大半は以下のように「既卒の就活が厳しい」「既卒の就活に不安がある」といった声が見受けられました。
想像以上に既卒者の就職が厳しい
— Akiba-フロン (@akibamonbu) January 5, 2018
留年できる人羨ましすぎる
就職留年も編入学も留学もするお金ない既卒就活は厳しいって言われてるから絶対に卒業までに内定取らないといけない— N内定N無いT太郎 (@5lsv87SaVmu0T00) September 8, 2019
日本の就活って既卒だとなかなか厳しいのか(´•ω•`)
浪人だと別に問題にならないけど、現役で大学入ったけど就活やり直そうって場合の既卒は不利ってことか、難しいな— 新人類 (@newfulcrum) February 24, 2018
面接で落とされ続けると自分が社会にいらない人間だと思うようになってきて就活がもう嫌です。既卒で就活も厳しいだろうしなんか先行き見えなくて不安
— 林檎 (@ringofeb9) February 16, 2017
新元号も発表されて世の中は今日入社式
私は就活失敗したので今年から既卒です
現状のままでいたくはないのでなんとか踏ん張ばって来年社会人としてちゃんと働けるようもがいて就活します既卒の就活って厳しいからメンタルボロボロになるだろうけど自業自得
進むしかないね— ねりいも (@F7W5DXLKnlp3u9C) April 1, 2019
既卒者が就活を厳しいと思う理由はさまざま
既卒者が就活を厳しいと思う理由は、「なかなか内定が獲得できない」というものが大半ではありますが、実際に既卒者で就活をした方のブログによると以下のような理由もあるようです。
- 落ちこぼれの感覚がある
- 悩みを相談できる人がいない
- モチベーションの維持が難しい
- 自分1人で就活のスケジュールを管理して情報を集めるのが大変
在学中は同期がいることで刺激を受けたり情報共有などができましたが、既卒者の数が少なく身近に同じ境遇の人がいないことが多いので、かなり孤独な戦いになります。
また自分が在学中に内定を獲得できなかった落ちこぼれのような感覚もあるので、他人に相談し難くて自分一人で抱え込んでしまうのも「既卒の就活が厳しい」と思う要因のようです。
既卒の就活が厳しいって本当?データで見る既卒の就活の実態
既卒者は就活が厳しいと思っているようですが、その実態はどうなのでしょうか?
こちらでは、さまざまなデータをもとに既卒者の就活の実態に迫りたいと思います。
就職先が決まっていない既卒者数は年々減少している
(引用元:厚生労働省若年者雇用対策室「平成30年度全国キャリア・就職ガイダンス」)
まずは就職先が決まっていない既卒者数の推移を見てみましょう。
就職氷河期時代の平成5年~17年をピークに、徐々に減少しています。
リーマンショックの影響により平成23、24年は上昇傾向にありましたが、その後日本経済が安定を取り戻してから再び減少傾向になりました。
平成28、29年では就職先の決まっていない既卒者の数は2万人強にまで落ち着いているので、以前よりは既卒者が内定をもらいやすい状況にあるということが分かります。
既卒者の内定率は45%
(引用元:「2018年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」)
マイナビの既卒者の就職活動に関する調査によると、新卒者の内定率が83.4%なのに対して既卒者は内定率が45%で、既卒の内定率は新卒の約半分ということが分かります。
このデータだけ見てみると新卒者よりも既卒者の就活が厳しいと思うかもしれませんが、それでも約半分の45%は内定を獲得できているのは希望が持てる数字ではないでしょうか。
既卒者を新卒枠で受け付ける企業は全体の70%
(引用元:厚生労働省若年者雇用対策室「平成28年度全国キャリア・就職ガイダンス」)
こちらのグラフは、2010~2015年の新卒枠での既卒者の応募受付状況を表しています。
このグラフをご覧の通り、既卒者が新卒枠として応募可能な企業の割合は年々増加傾向にあります。
2015年の時点では既卒者が新卒枠で応募可能な企業は全体の70%、そのうち採用に至ったのは37%となりました。
2016年以降のデータはまだ出ていませんが、応募可能な企業の割合はさらに増えていると考えられます。
若手の人材不足で既卒者に注目している企業が増えている
昨今では新卒就活生が売り手市場と言われており、以下のように人材不足に悩まされている企業が増えています。
- 新卒採用だけでは人員を確保しきれない
- 組織の年齢構成を考慮し、不足している20代の人員を確保したい
- 入社後3年以内に辞める社員の枠を補充したい
このような背景もあるため、人材を確保するために既卒者を積極的に採用する企業が徐々に増えてきている背景があります。
これまでにお伝えしたように「既卒だから就職できない」というわけではありませんが、新卒よりは不利な状況なので企業に対して積極的にアピールしていく必要があります。
企業側は以下のような既卒者を採用したいと考えているので、この点を踏まえて就活していけば内定を獲得することは可能でしょう。
- 素直で育てやすい人材か
- 入社意欲が高いか
- 一緒に働きたいと思えるか
- 社風にマッチするか
既卒の就活が厳しい原因はさまざま
既卒者の就活の実態は思いのほか良いものだったかと思います。
しかしながら、「既卒の就活が厳しい」との声が多いのはなぜなのでしょうか?
こちらでは、既卒の就活が厳しい原因を大きく以下の2つに分けて解説します。
- 自分に原因がある場合
- 企業側に原因がある場合
自分に原因がある場合
事前の準備ができていない
就職活動に失敗する人の半分以上は、事前の準備不足が原因です。
書類や面接対策などの事前準備が大切なのは明白なのに、「直前でも大丈夫」だと思ってなかなか準備が進まないということはありがちですよね。
しかしながら、既卒者は新卒者よりも不利な状況にあるので念入りな事前準備が必須。
事前準備を十分におこなえていない既卒者の就活は厳しいものになるでしょう。
行動量が足りない
(引用元:「2018年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査)
マイナビの既卒者の就職活動に関する調査によると、在学中に比べて就活の行動量が「かなり増えた」「やや増えた」は全体の40%に過ぎず、60%は「変わらない」「やや減った」「かなり減った」との回答をしています。
さらに同調査によると、既卒者の在学中の就活の行動量は新卒で内定を獲得した学生の半分程度であり、「在学中に内定者の半分程度しか行動していない人が、既卒で条件が厳しくなっているのにも関わらず、在学中よりも行動量が変わっていない・減っている」ということになります。
このように「行動量が少なく就活頑張っていない」というのも一因になっています。
軸が定まっていない
就活の軸が定まっていないために就職できない既卒者の方もいます。
ここでいう「軸」とは、就職する上で外せない条件や、今後のキャリアや生活を考えたときに一番大切にしたいもののこと。
軸が定まっていないと自分の考えがあやふやなままで就活をすることになるので、軸に沿って企業を絞ることも、自分をアピールすることもできません。
また軸が定まっていない人は就職活動を積極的に行おうとしない傾向にあるので、行動量が少なくなって内定率も低くなってしまいます。
こだわりが強すぎる
軸がないのも問題ですが、こだわりが強すぎるのも良くありません。
「企業の募集要項が自分の希望する条件にぴったり合わないと応募しない」という既卒者もいるようですが、こだわりが強くなればなるほど応募する企業が少なくなるので、内定のチャンスも少なくなってしまいます。
自分のこだわりに当てはまる企業があまり見つからないのであれば、こだわりを見直すことも必要でしょう。
自分を正当化している
内定がもらえない既卒者の中には、自分が就職できない理由を他人や社会のせいにして、自分を正当化しようとする人も多いようです。
既卒者の面接では「なぜ新卒のときに就職できなかったんですか?」といった質問をされますが、この際に「他人や社会情勢のせいで就職できなかった」といった回答をすると面接官には悪い印象しか与えません。
このような人が仕事でトラブルに遭遇すると、「自分に非があった場合でも自分の非を認めない」というのが容易に想像できますし、そのような人とは働きたくないと思うので内定を獲得するのは厳しいでしょう。
企業側に原因がある場合
未経験・初心者なら既卒より新卒が良いと思っている
厚生労働省からの要請や若手の人材不足により既卒者の内定率が高まっているとはいえ、まだまだ新卒者を歓迎する風潮が根強いです。
新卒者と既卒者は「未経験」という条件が同じですが、同じ未経験者なら既卒者よりも新卒者の方が良いという企業も多いので、既卒者の就活が厳しい状況にあります。
「就職できない理由があるのでは…」と思っている
残念ながら既卒者に対する偏見はまだまだあります。
既卒者は就職せずに社会に出ているため、「就職できない理由があるのでは…」という色眼鏡で見られがち。
面接の場でしっかり受け答えするなどしないと、このような印象を塗り替えるのは難しいでしょう。
経験やスキルを求めている傾向がある
企業側は既卒者に対してスキルや経験を求める傾向もあります。
例えば採用枠が1名で最終選考まで残ったのが新卒者と既卒者の2名だった場合、よほどの理由が無ければ新卒者を選ぶでしょう。
その「よほどの理由」として挙げられるのが、仕事で活かせる資格やスキル、経験なので、これらがなければ既卒の就活は厳しいものになるでしょう。
既卒の就活は厳しいけれど既卒ならではの強みもある!
ここまでの記事を読んでみて「既卒者は新卒者よりも不利だ」という印象も持たれたかもしれません。
しかしながら既卒者には既卒ならではの強みがあり、これらを活かしていくことで厳しい就活もうまく乗り越えられる可能性が高まります。
ここからは、既卒者ならではの強みを解説するのでぜひ就活に活かしてみてください。
就活に時間をかけられる
新卒者は授業や卒業論文、サークルの時間もあるので、全ての時間を就活動に使うことはできません。
既卒者の場合はアルバイトをしていることもあるかもしれませんが、新卒者に比べると時間の自由が利きやすいので、選考対策などに時間を割くことができます。
冷静な視点で仕事探しができる
新卒の就活では、「あの業界は働きやすい」「給料がいい」「残業が少ない」などといった噂を聞いてエントリーしていた人も多かったのではないでしょうか。
しかし既卒の就活では身近に同期がいないので、自分一人で就活をしていくことになります。
仲間がいないといった孤独感があるかもしれませんが、噂に流されずに冷静に仕事探しができるでしょう。
挫折経験を乗り越えた強さがある
既卒者は「新卒で内定をもらえなかった」という挫折経験を味わっている人が多いかと思いますが、採用担当者はこのような既卒者に対して「ハングリー精神がある」と評価しているケースがあります。
会社で長く働いていれば大きな挫折や失敗を経験することもあるので、挫折経験を乗り越えた強さを持っている既卒者を求めている企業もあるようです。
資格取得など自己研鑽する時間がある
既卒者は比較的時間に融通が利くため、資格取得などの自己研鑽に時間を費やすことができます。
既卒のハンデを乗り越えるには資格取得は有効なので、業務に役立つ資格を取得しておけば自信をもって就活に臨めるでしょう。
すぐに働くことができる
新卒者は4月から働くのが一般的ですが、既卒であればすぐに働くことができます。
若手の人材が不足している企業からしたら、とても魅力的な人材といえるでしょう。
新卒が有利な状況ではありますが、このように既卒ならではの強みは多数あります。
「既卒での就活は厳しい…」と悲観的にならずに、プラスの面にも目を向けて積極的に活動していくことが大切です。
既卒の就活を成功させるポイントとは?
ここからは、既卒の就活を成功させるポイントをご紹介します。
前述した既卒者の強みを活かしつつ、ポイント取り入れていくと内定率がグッと高まります。
既卒者が就活を成功させるポイントは以下の通り。
- 既卒であることを自覚する
- とにかく早く行動に移す
- 行動量を増やす
- 空白期間中に努力した証拠を残す
- 先入観を持たずに求人を探す
- 身だしなみに気を付ける
- 自己分析や業界・企業研究などを徹底的にする
- 既卒の面接でよく聞かれる「ネガティブ質問」に備える
- 働く意思を強くアピールする
- 就活サイトや就職エージェントを活用する
それぞれ詳しく解説していきます。
既卒であることを自覚する
まずは、自分が既卒者であることをきちんと自覚しましょう。
既卒者と新卒者では就活への取り組み方が異なるだけでなく、既卒の就活が厳しい原因でも述べたように企業側が期待しているものも異なるので、既卒者として就活に臨む必要があります。
また前述の通り既卒者には既卒者ならではの強みもあるので、それらを活かして企業側のニーズに沿ったアピールを心がけることが大切になります。
とにかく早く行動に移す
既卒だからといって就活に臆することなく、就職したいと思ったらとにかく早く行動に移しましょう。
早く就活を始めれば選考を受けられる企業が多くなるので、その分内定をもらえるチャンスが増えます。
また企業の求人枠が埋まってしまったら選考自体を受けられなくなってしまうので、思い立ったらすぐに就活を始めることをおすすめします。
行動量を増やす
既卒者は行動量が少ないために、就活が厳しい状況にあると原因で触れてきました。
選考を受ける企業の数が多ければ多いほど、内定を獲得する可能性は高まります。
最低でも40社にはエントリーし、20社以上にはエントリーシートや履歴書を提出するくらいの行動をしたほうが良いでしょう。
空白期間中に努力した証拠を残す
先述の通り既卒者を色眼鏡で見ている面接官もいるため、「空白期間中に就職するためにどのような努力したのか」というアピールが必要になります。
業界研究や企業研究、ビジネスマナー研修や就職セミナーへの参加など、就職するための努力をアピールできれば、真面目に取り組んできたことを証明できます。
仕事への意欲もアピールできるので、選考対策や就活に関するセミナーへの参加など、できることはすべてやるようにしましょう。
先入観を持たずに求人を探す
「◯◯業界はきつそう」「◯◯業界は年収が低そう」などとイメージだけ企業を絞ってしまうと、それだけ内定獲得のチャンスが減ってしまいます。
自分の興味のある業界だけでなく興味がない業界にも間口を広げると、意外と自分にあう企業が見つかる可能性もあるでしょう。
身だしなみに気を付ける
選考の場では受け答えだけでなく服装や身だしなみもチェックされています。
基本的には新卒の時に使っていたスーツや鞄、靴を活用すれば問題ないでしょう。
当サイトには既卒の就活時の服装や身だしなみについてまとめた記事があります。
男女別で詳しく解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。
業界・企業研究などを徹底的にする
自分が希望する業界や企業の研究を徹底的に行っておくと、選考の場でも活かせます。
業界専門誌や企業のホームページなどに目を通したり、希望する企業の商品やサービスを利用したり、経営者の本などがあれば読んでおきましょう。
時間があることが既卒者の強みでもあるので、その強みを最大限に生かして徹底的に業界・企業研究をしておくと、新卒者との差別化も可能です。
既卒の面接でよく聞かれる「ネガティブ質問」に備える
以下のようなネガティブな質問は必ず聞かれます。
- なぜ既卒になったのか?
- 就活をしなかったのか?それとも就活に失敗したのか?
- 卒業後の空白期間に何をしていたのか?
このようなネガティブな質問に対して、しっかり受け答えできるか否かで選考の結果が変わるので、前もって答えを準備しておきましょう。
言い訳に聞こえるような受け答えはNG。
しっかりとした理由を話したり、失敗したことを正直に伝えた上で克服するための具体的な努力を話すと、熱意や問題解決能力があることをアピールできます。
働く意思を強くアピールする
既卒者には「すぐにでも働ける」という強みがあることをお伝えしました。
2015年以降の売り手市場により企業は慢性的に若手の人材の確保に困っているので、すぐにでも働ける既卒者を魅力的に感じています。
「今すぐ働ける」とアピールすると働く意思が強いことを示せますし、新卒者にはできないものなので、積極的にアピールするのが良いでしょう。
既卒者向けの就活サイトや就職エージェントを活用する
既卒3年以内で新卒枠を狙うならリクナビやマイナビを使用しても良いですが、内定率を高めたいなら既卒者に特化した就活サイトや就職エージェントの活用がおすすめ。
既卒者向けの就活サイトや就職エージェントには既卒者向けの求人が集まってくるので、より内定率が高い傾向にあります。
それぞれ以下のようなメリットデメリットがあるので、それらを踏まえた上で活用すると良いでしょう。
就活サイト | 就職エージェント | |
メリット |
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デメリット |
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当サイトには、既卒者におすすめの就活サイトと就職エージェントを紹介している記事があるので、こちらもあわせてご覧ください。
既卒の就活に不安があるなら就職エージェントがおすすめ!
「既卒者向けの就活サイトや就職エージェントを活用すること」が既卒者の就活成功のポイントのひとつとお伝えしました。
就活サイトはリクナビやマイナビと同様で自分で何から何まで対応しなければならない一方で、就職エージェントはキャリアアドバイザーに相談しながら就活を進められます。
既卒者の就活は孤独で厳しい戦いになりがちですが、就職エージェントを活用すれば孤独感も不安感も払拭することができるので特におすすめです。
ここからは、既卒者向けの就職エージェントの特徴や質の良いエージェントの見分け方をご紹介するので、既卒の就活に不安のある方はこちらをご覧になって就職エージェントの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
既卒者向けの就職エージェントの特徴
既卒者向けの就職エージェントの主な特徴は以下の通り。
- 既卒歓迎の求人が多い
- 自分にマッチした求人を紹介してくれる
- 履歴書や面接などの選考対策をしてくれる
それぞれ順に説明していきます。
既卒歓迎の求人が多い
リクナビやマイナビなどのサイトは基本的に新卒者向けなので、既卒者向けの求人が少なかったり「既卒可」ではあるけれど「既卒歓迎」ではないので、内定を獲得するのは厳しい状況にあります。
既卒者向けの就職エージェントは基本的に「既卒歓迎」の求人が多いのが特徴。
新卒者が同じ土俵に居ないので、リクナビやマイナビからの応募よりも有利になり、既卒者の内定率も高い傾向にあります。
自分にマッチした求人を紹介してくれる
就職エージェントのキャリアアドバイザーは、既卒就活生の希望や適性を踏まえた上で内定する可能性が高い優良企業の求人情報をまとめて紹介してくれます。
就活サイトをくまなくチェックする手間がなくなるので、余計な時間がかからないのもポイント。
資格取得や選考対策にあてる時間を確保できるので、より就活を有利に行うことができます。
履歴書や面接などの選考対策をしてくれる
新卒者よりも不利な既卒者は、既卒者に適した選考対策をしておかないと企業から内定を獲得するのは厳しいです。
既卒者向けの就職エージェントは、既卒就活のノウハウを駆使して履歴書の添削や模擬面接などの選考対策を行ってくれます。
選考対策は自力でもできますが、一からすべてを学ぶのは時間がかかるもの。
限られた時間を有効活用するためにも既卒者向けの就職エージェントを活用することをおすすめします。
質の良いエージェントを見分けるポイント
既卒者向けの就職エージェントは多数存在していますが、どこでも良いというわけではありません。
以下のようなポイントをチェックして質の良いエージェントに依頼をしましょう。
- 実績をチェックする
- 口コミをチェックする
- 自分の将来のことを考えて紹介してくれているか
- アドバイスが的確か
- 質問に対して真摯に答えてくれるか
前半2つの見分け方は調べれば分かりますが、後半3つは実際に使用してみないと分かりません。
また明確な指標のない項目でもあるので、複数社に登録して比較してみることをおすすめします。
既卒者向けの就職エージェントは就活サイト同様に無料で利用できるので、最低でも3社には登録して比較検討してみてはいかがでしょうか。
既卒の就活は厳しいとは言い切れない!きちんと対策をすれば大丈夫!
既卒の就活が厳しいのかどうかをデータに基づき解説し、就活が厳しい原因や就活成功のポイントなど幅広くご紹介してきました。
「既卒の就活は厳しい」との声は多いですが、その実態は徐々に改善傾向にあることがお分かり頂けたかと思います。
既卒者の就活が上手くいかない原因の多くは自力で解決できるものが大半なので、まずはこれらの原因をなくしていきましょう。
その上で就活を成功させるポイントを押さえていけば、既卒者でも内定獲得は夢ではありません。
既卒者向けの就活サイトや就職エージェントを活用すればより有利になるので、活用してみてはいかがでしょうか。