ワーキングマザーの転職は難しい?仕事と子育てを両立させる転職成功法

女性の働き方

女性活躍推進が国を挙げて進められているなか、ワーキングマザーが出産後も働ける環境が整いつつあります。

しかし育休明けに復職したものの、「仕事が忙しくてワークライフバランスが取れない」「子供のお迎えの時間に間に合わない」などの理由から、転職を考えるワーキングマザーが多いのも事実です。

当記事ではワーキングマザーが転職を成功させ、仕事と子育てを両立させるポイントをご紹介します。

「ワーママを受け入れてくれる企業はあるのだろうか」「希望の条件を満たせる転職はできるのだろうか」と不安を感じているワーキングマザーの方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

ワーキングマザーが転職する7つの理由

育休制度を利用して晴れて職場復帰を果たしたものの、転職を検討するワーキングマザーは少なくありません。

ワーキングマザーが転職を考える理由は、主に7つあるようです。

  1. 育休期間に転職意向が高まった
  2. 子供が小さいうちは子育てを優先したい
  3. 長時間勤務で仕事と育児の両立が難しい
  4. 就業条件が合わない
  5. 上司や同僚の理解が得られない
  6. やりがいのある仕事を任されたい
  7. 将来やキャリアが見えない

ひとつずつ見ていきましょう。

 

1.育休期間に転職意向が高まった

育児休業中に転職を考える女性は、年々増加傾向にあります。

「出産前は復職を前提に育休を取得したが、育児を実際に経験したことで、仕事との両立に不安を覚えた」という気持ちを抱えることが原因です。

復職していない段階から、「育児を続けながら仕事ができるのだろうか」と不安になってしまうのでしょう。

 

2.子供が小さいうちは子育てを優先したい

「出産後はまた働きたい」と考えていても、実際に子供が生まれると、思い描いていたビジョン通りにならないことがほとんどです。

③ 育児と仕事に対する力の入れ具合の組み合わせ

「女性・正社員」では、「(育児)可能な限り力をいれたい×(仕事)ほどほどに行いたい」が 41.4%でもっとも回答割合が高く、次いで「(育児)可能な限り力をいれたい×(仕事)可能な限り力をいれたい」が 26.5%となっている。

引用:平成30年度「仕事と育児等の両立に関する実態把握のための調査研究事業報告書」三菱UFJリサーチ&コンサルティング(厚生労働省委託調査)

子供と過ごすうちに「子供が小さい間は子育てを優先したい」と感じるようになるワーキングマザーも多いでしょう。

 

3.長時間勤務で仕事と育児の両立が難しい

出産前にフルタイムで働いていたワーキングマザーは、長時間労働と育児の両立が難しく、転職を検討する場合があります。

睡眠時間や自分のための時間が確保できないほど、仕事と子育ての両立は大変なものです。

「仕事と子育てのバランスを取りたい」という思いから、転職を考えるワーキングマザーも少なくありません。

 

4.就業条件が合わない

仕事や職業に求める条件が出産前と後では変化するのも、ワーキングマザーが転職を考える大きな要因です。

入社当初は受け入れていた就業条件も、育休明けでは厳しく感じることも多いでしょう。

「残業がない仕事や職種がいい」「勤務地を保育園や自宅の近くに変えたい」など、求める条件が自然と変化していきます。

 

5.上司や同僚の理解が得られない

職場の上司や同僚が子育てと仕事の両立に対する理解が乏しいと、ワーキングマザーは「ここで働き続けるのは難しいのではないか」と転職を考えるようになります。

子供が小さいうちは、どうしても急な欠勤や早退、残業を断るといったことが発生するものです。

「しわ寄せがこちらに来る」と捉えるような上司や同僚がいる場合、ワーキングマザーは「職場を変えたほうがいい」と思ってしまいます。

 

6.やりがいのある仕事を任されたい

「子育てを理由に仕事を妥協したくない」というワーキングマザーは、キャリアアップを目標に転職を決意する場合もあります。

企業によっては「ワーキングマザーだから」という理由で、簡単な仕事しか与えないケースも存在するようです。

しかし「How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント」では、仕事において気を付けるべき「燃え尽き症候群」問題について、以下のように述べています。

2012年にヤフーCEOになった直後に、シリコンバレーで最も有名なワーキングマザーのひとりになったマリッサ・メイヤーは、燃え尽き症候群の原因は働きすぎではなく、自分にとって本当に大切なことを諦めなければならなくなったときに起こる、と語っている。スマート・クリエイティブに決定権を与えよう。そうすれば、自分にとって好ましい働き方はどんなものか、最適な判断を下すだろう。

引用:エリック・シュミット (著), ジョナサン・ローゼンバーグ (著), アラン・イーグル (著), ラリー・ペイジ (その他), 土方 奈美 (翻訳) (2014). How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント 日本経済新聞出版

キャリア志向のワーキングマザーにとって、「もっとやりがいのある仕事をしたい」と感じるのも当然だと言えるでしょう。

 

7.将来やキャリアが見えない

先輩ワーキングマザーがいない職場だと、ロールモデルになるような存在が見つからず、将来に不安を感じるワーキングマザーもいます。

女性の活躍が推進されているとはいえ、企業によっては体制が整っていない場合もあるでしょう。

ロールモデルとなるワーキングマザーがいないと、将来のキャリアプランの見通しが立たず、不安になってしまうようです。

 

ワーキングマザーが転職で陥りがちな失敗7選

ワーキングマザーが転職を決意して行動に移したとしても、残念ながら失敗に終わるケースも少なくありません。

あなたが同じ失敗をしないためにも、先輩ワーキングマザーの転職失敗事例を一緒に確認していきましょう。

  1. 焦りで仕事への気持ちを整理しないまま転職してしまった
  2. 転職のタイミングが悪かった
  3. 育児支援だけにこだわって転職してしまった
  4. 働く環境や人間関係をしっかりチェックしていなかった
  5. 勤務条件の優先順位を考えていなかった
  6. 正社員就職を優先しすぎて仕事内容の確認や企業研究が足りなかった
  7. 先輩ワーママがゼロの職場へ転職してしまった

 

1.焦りで仕事への気持ちを整理しないまま転職してしまった

「早く転職しなければ」という焦りから、自分の気持ちを整理せずに転職すると、転職前より悪い状況になってしまう可能性があります。

ワーキングマザーの転職に限らず、人間は焦ると客観的な視点を失うものです。

十分な準備期間を持ち、計画的に転職活動をするよう心がけましょう。

 

2.転職のタイミングが悪かった

転職のタイミングをワーキングマザーが間違えてしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。

ワーキングマザーが転職を避けたほうがいいタイミングは下記の通りです。

  • 妊活中
  • 保活中
  • 育休中
  • 子供の小学校入学と重なる
  • 夫婦で同時
  • 資格勉強中

家族のライフステージが変化する時期や、妊活やスキルアップを意識している時期に転職するのは、避けたほうがいいでしょう。

子育てと仕事の両立に加え、やるべきことが集中するタイミングなので、キャパシティオーバーになってしまいやすくなります。

独身時代は思い立ったタイミングで転職できますが、ワーキングマザーの場合そうはいきません。

転職活動にエネルギーを注げるようなタイミングを見定めましょう。

 

3.育児支援だけにこだわって転職してしまった

「育児支援制度があるか」というポイントは、ワーキングマザーにとって重要な転職条件です。

しかし子育て支援制度の有無だけにこだわってしまうと、他の労働条件を見落としてしまいます。

子供は着実に成長するので、長く勤めれば育児支援制度に頼ることもなくなるでしょう。

育児支援制度だけではなく、その他の就業条件についてもしっかり確認しておくと安心です。

 

4.働く環境や人間関係をしっかりチェックしていなかった

「育児支援制度が実際に活用されている職場なのか」を情報収集やヒアリングできていないと、「こんなはずじゃなかった」と失敗してしまう可能性があります。

求人情報に「育児支援制度あり」と記載されていても、現場では運用されていない残念なケースが存在するのも事実です。

「ワーママが活躍している職場か」「子育てに理解のあるネットワークが築けているか」といった情報を、ネットや転職エージェントから入手するといいでしょう。

 

5.勤務条件の優先順位を考えていなかった

転職活動の段階で、勤務条件の優先度を企業側に伝えていないと、ミスマッチが生じてしまいます。

企業にとって「ワーキングマザーであること」はマイナス要素としてとらえられる可能性があるため、勤務条件の優先度を明確にし、企業と折り合いをつけましょう。

転職後に「話が違う」という不満を抱えずに済みます。

 

6.正社員就職を優先しすぎて仕事内容の確認や企業研究が足りなかった

正社員就職を第一条件に転職してしまうと、企業や業界に対する研究が不足し、失敗してしまうケースも少なくありません。

これまで経理としてキャリアを築いていた人が、「正社員だから」という理由でノルマが厳しい企業の営業に転職したとしても、相当の努力をしなければ続かないでしょう。

「正社員」という肩書のみに捉われず、応募先の企業研究まで踏み込むことが大切です。

 

7.先輩ワーママがゼロの職場へ転職してしまった

先輩ワーキングマザーがゼロの職場に転職してしまうと、ロールモデル不在で苦労してしまいます。

「仕事と育児を両立したい」という思いで転職を決めたのなら、同じようなワーキングマザーが働いている職場を選ぶほうがいいでしょう。

ワーキングマザーの働き方に対してある程度の理解がある職場なので、気負わず長く働けるはずです。

 

ワーキングマザーが転職を成功させる6つのポイント

ワーキングマザーが転職で成功させるためには、下記のポイントを押さえる必要があります。

ひとつずつ確認して、先輩ワーキングマザーが陥ってしまった失敗を避けましょう。

  1. 転職のタイミングを子供の成長に合わせる
  2. 自己分析する
  3. ワーキングマザーが働くことに理解のある企業を探す
  4. 人脈を利用する
  5. 女性の転職に強い転職サービスを活用する
  6. 面接対策する

 

1.転職のタイミングを子供の成長に合わせる

ワーキングマザーが転職で失敗しないためにはタイミングが重要だと「転職のタイミングが悪かった」で解説しました。

良い転職タイミングの見極めについては、子供の成長に合わせて考えるのがおすすめです。

以下のようなタイミングに合わせると、ワーキングママでもスムーズに転職できる可能性が高くなります。

  • 子供が小さい時期:3歳頃の保育園や幼稚園への入園時
  • 手が離れている時期:小学4年生以降

保育園や幼稚園に子供を預け始めるタイミングで転職し仕事を軌道に乗せれば、サポートが少なく子供が緊張しやすい小学校入学時にも、仕事を続けながら対応できるでしょう。

また子供が小学4年生になる頃には、子供自身で身の回りのことができるようになるため、転職活動に重きを置いても安心です。

子供が中学生になれば、塾や進学先での教育費が必要になります。

適切なタイミングで転職し、長く働きながらキャリアを築くことで、計画的に家庭を支えることが可能です。

 

家庭を重視するならパートや派遣という選択肢も

ワーキングマザーが転職を考え、条件面の優先順位を整理したとき「家庭への貢献を第一にしたい」という希望が出てきたのであれば、正社員にこだわらないのもひとつの手です。

パートや派遣なら短時間勤務・定時退社も可能なので、転職のハードルも下がります。

紹介予定派遣から正社員登用を狙うのも、将来性のある方法でおすすめです。

 

2.自己分析する

ワーキングマザーが転職を成功させるためには、タイミングを検討した後に自己分析するのが効果的です。

紙とペンを用意して、以下のポイントについて書き出してみましょう。

  • これからの働き方について「ここは譲れない」というポイントを挙げる
  • 差別化のために自分の強みをまとめる

譲れないポイントを認識することで、転職活動の軸が定まり、迷わず行動できるようになります。

「家庭を大切にしたいから、残業や土日出勤がない仕事を探す」「先輩ワーキングママがいる職場で長く働く」など、最も重要だと考える条件を書き出してみてください。

また自分の強みについての認識も、転職活動を成功させるベースとなります。

今までのキャリア、保有資格やスキル、職歴など、他の人と差別化できるような「強み」をまとめておきましょう。

 

3.ワーキングマザーが働くことに理解のある企業を探す

自己分析を済ませたら、転職先の企業を探し始めましょう。

ワーキングマザーが働くことに理解のある企業を見極めるのが重要です。

求人情報や企業のホームページに下記のような記載があれば、ワーキングマザーの支援に力を入れている企業だと判断できます。

  • 育児休暇取得実績あり
  • 子育てママ活躍中
  • 厚生労働省が子育てサポート企業と認定した企業に与える「くるみんマーク」を取得している

先輩ワーキングマザー社員のインタビューを記載している企業もあるでしょう。

大変参考になる情報なので、ぜひ一読して自分のライフスタイルに合いそうか思い描いてみてください。

 

「子育ての時間をしっかり確保したい」というワーキングマザーは、以下の条件についても確認しておきましょう。

  • 時短勤務OK
  • 在宅勤務OK
  • 残業なし
  • 有給休暇あり

勤務形態や休暇取得に柔軟性があれば、子育てと仕事の両立もしやすくなります。

 

子供がまだ小さい場合は、職場の近くに子供を預ける環境が整っていると安心です。

  • 自宅から勤務先が近いor子どもの預け先と勤務先が近い
  • 託児所あり

託児所があれば積極的に利用しましょう。

ない場合でも職場近くに保育園や自宅があれば、いざというとき素早く対応できるので、仕事への影響が最小限で済みます。

 

条件面での選定が終わったら、「長く働ける環境か」という視点から転職先候補を再チェックするのがおすすめです。

  • 企業のリサーチは丁寧にする
  • 男性ばかり、独身女性ばかりの企業や技術職は避ける
  • 女性管理職が一定の割合でいる

職場環境をイメージできれば、面接時により踏み込んだ質問もできます。

丁寧に企業リサーチすることで、「こんなはずじゃなかった」というミスマッチを防げるはずです。

 

4.人脈を利用する

ネットの求人検索だけでなく、人脈を利用するのもワーキングマザーの転職活動において良い方法です。

ワーキングマザーにとって「柔軟に働ける風土や文化があるか」というカルチャーフィットが、転職活動で重要になるでしょう。

このような柔軟で自由なカルチャー風土は、大手企業よりも中小企業やベンチャーに多い傾向にありますが、求人情報を求人メディアに掲載していないケースも多く、見つけるのが困難な場合があります。

そこで活用したいのが「人脈」です。

中小企業やベンチャーでは友人や取引先の紹介など、人脈を辿って採用活動をするのが一般的なルートになっています。

人脈を通しての出会いは個人対個人が理解を深められるので、働き方についても柔軟に対応してくれるでしょう。

「条件に合う求人が見つからない」という人は、身の回りの人間関係を振り返ってみてはいかがでしょうか。

 

5.女性の転職に強い転職サービスを活用する

世の中にはたくさんの転職サービスがありますが、ワーキングマザーなら女性の転職に強い転職サービスを選びましょう。

出産や育児後の再就職に力を入れている転職サービスなら、ワーキングマザーの転職をサポートした実績が豊富なので、プロから的確なアドバイスをもらえます。

女性のキャリアカウンセラーやアドバイザーも多く、女性ならではの視点でマッチする求人を紹介してくれる点も魅力です。

下記の記事では女性におすすめの転職エージェントを紹介しているので、ぜひ自分に合いそうな転職エージェントを探してみてください。

>>女性におすすめの転職エージェント20選|転職エージェントの選び方や活用法も!

 

6.面接対策する

企業との面接が決まったら、しっかりと面接対策をしましょう。

 

事前準備

まずは自己分析した内容をもとに、面接で聞かれるであろう事項、面接で聞いておきたい事項を整理すると安心です。

  • 事前に質問事項を整理する
  • その企業に入って何をしたいのか、何を達成したいのかを伝える
  • 前職の退職理由を答えられるようにする
  • 面接で聞かれる質問は、その裏の意味を考えて答える

面接で聞かれる質問には、「質問の裏にどのような意図があるのか」を考えて答えましょう。

「なぜ当社を志望しましたか?」という質問に対して、正直すぎる回答をするのはNGです。

「休みが取りやすそうだったからです」
「御社の事業で、今までのキャリアを活かして貢献できると感じたためです」
子育てしやしそうな条件を重視して選んだとしても、「企業にどのような貢献ができるか」という点を軸に回答内容を整理すると、面接の成功率が上がります。

 

子育て中であることを伝える

子育て中であることを正直に伝えましょう。

ワーキングマザーであることは、転職の際にマイナス要素になってしまうこともあります。

しかし子育て中であることを隠して入社しても、いつかは伝えなければいけません。

面接時には、下記の内容を伝えておくことをおすすめします。

  • 子育て中であることや、時短の希望を伝える
  • 子供の年齢、子供の人数、子供のこと

もしワーキングマザーであることを理由に採用を断るようなら、その企業はワーキングマザーにとって働きやすい環境ではありません。

ワーキングマザーが働き続けられる職場か見極めるためにも、「子育て中である」「時短勤務を希望している」などは伝えておくといいでしょう。

 

できること・できないことを伝える

できること・できないことを事前に把握して、以下の質問に答えられるようにしておきましょう。

  • 子供が体調を崩したときどのように対処するか
  • 家族から子育ての支援が受けられるか
  • 急な出張や残業に対応できるか

採用を優先するあまりになんでも「できます」「大丈夫です」と答えるのは、入社後に迷惑をかけてしまう原因になるのでやめましょう。

「事前に残業や出張がわかっていれば、祖父母に子供を預けます」「保育園のお迎えがあるので、何時までなら残業できます」というように、できること・できないことを伝えながら、具体的な対策を提示するよう意識してみてください。

 

ワーキングマザーの転職が難しいと言われている理由

転職への扉は開かれているにもかかわらず、「ワーキングマザーの転職は難しい」と言われているのはなぜでしょうか。

主な理由をそれぞれ解説していきます。

 

転職希望者と採用企業のギャップ

ひとつ目の理由は、ワーキングマザーと企業採用者の間に温度差が生じるためです。

ワーキングマザーの多くは、今とそれほど条件や給与を変えずに、働き方のみ柔軟にしたいという意向があります。

しかし企業側はスキルや経験はもちろん、「可能な限り残業できる」「出張OK」という姿勢の人材を求めているケースが多いです。

「働き方を変えたい」という転職理由ではワーキングマザーが採用される可能性は低く、「仕事における動機」を求める企業との間に潜在的なギャップが生じている点から、「ワーキングマザーの転職は難しい」という声が挙げられるのでしょう。

 

同じような条件の仕事を狙っている

ワーキングマザーはみんな、同じような条件の仕事を狙っています。

「仕事と子育てを両立させたい」と考えると、仕事に求める条件はある程度は固定化されるでしょう。

そのためワーキングマザーの応募者数が求人に対して多くなり、採用率が下がってしまうのも、ワーキングマザーの転職を困難にする要因のひとつです。

 

時代による変化

「ワーキングマザーの転職は難しい」と言われる理由をそれぞれ見てきましたが、時代は確実に変化しています。

女性の転職に強い転職サービスを活用する」で解説した通り、女性やワーキングマザーに特化した転職サービスも登場し、上記のようなワーキングマザーの転職へのハードルが下がっているのも事実です。

男性の育休制度を整える企業も増えており、男女問わず活躍できる社会になりつつあると言えるでしょう。

 

ワーキングマザーを企業側が正社員として選ぶ理由

ワーキングマザーが転職しやすくなっている理由は、「企業側がワーキングマザーを正社員登用するメリットに注目し始めた」という側面も影響しています。

企業側がワーキングマザーを正社員として選ぶメリットは以下の3つです。

  1. 時間に対する意識の向上
  2. 価値観が多様化
  3. 「女性が働きやすい」という企業のイメージ戦略

それぞれ見ていきましょう。

 

1.時間に対する意識の向上

ワーキングマザーは業務時間内に仕事を終わらせる必要があるため、時間に対する意識が高い傾向にあります。

子供のお迎えや家事の時間を確保したいワーキングマザーは、残業しないように集中して業務に取り組むでしょう。

仕事を残して同僚に迷惑をかけないように、限られた時間内に成果を上げようとするワーキングマザーの姿勢は、周囲に好影響をもたらします。

ワーキングマザーの頑張っている姿を目にすると、周囲も「ダラダラした時間の使い方はできない」と感じるようになり、職場環境の改善にもつながるのが特徴です。

 

2.価値観が多様化

出産や育児を経験したワーキングマザーは、価値観の大きな変化に遭遇することが少なくありません。

多様な価値観が共存している現代では、ワーキングマザーのように「価値観が大きく変化した」という経験を持つ人が重宝されます。

企業は様々な価値観の中から生まれるアイディアを望んでいるため、「ワーキングマザーの視点」に魅力を感じるでしょう。

近年人気の「時短商品」も、ワーキングマザーの着眼点からスタートしたと言われています。

ワーキングマザーの「出産・育児を経験したからこそ身についた価値観」は、企業が欲しいと感じる資質のひとつです。

 

3.「女性が働きやすい」という企業のイメージ戦略

企業側が「女性が働きやすい会社」というPRのため、ワーキングマザーの採用に力を入れているケースもあります。

「男女ともに優秀な人材を集めたい」という声が企業の思いです。

女子大生や若手女性社員に向け「産休取得後のロールモデル」として、ワーキングマザーの活躍を期待する企業は増えています。

 

会社に貢献してくれる人材を企業は欲しがっている

企業がワーキングマザーを採用する目的は、経験や能力だけではなく、ワーキングマザーだからこその価値観やアイディアを求めているためです。

ワーキングマザーが持っている要素やメリットで、会社に貢献してほしいと願っています。

「女性社員のロールモデルとなり、企業のイメージアップにもつながる」という視点を持つことで、企業に貢献できるワーキングマザー像としてアピールできるようになるでしょう。

 

ワーキングマザーの転職成功は内定獲得ではなく良い職場に出会うこと

ワーキングマザーが転職を成功させ、仕事と子育てを両立するためには、「良い職場に出会うこと」が重要です。

ワーキングマザーであることが転職でマイナス要素になる場合もありますが、プラスに働くケースも多く存在します。

「応募先の企業はどのような職場なのか」「自分にとって優先させたいことは何か」を押さえれば、ワーキングマザーが長く活躍できるような、働きやすい職場に出会えるでしょう。

 

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