転職する時の注意点を全て網羅|転職に成功する人の共通点もあわせて大公開

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転職の考え方

転職にはいくつもの注意点があります。それを押さえて転職活動するのとしないのとでは、転職活動の効率性だけではなく転職の成功率にも影響を及ぼします。

転職活動における成功とは内定をもらうだけではありません。内定後、現職の退職まで無事に終えてこそ転職に成功したと言えます。

当記事では、転職する時の注意点を余すところなくご紹介するとともに転職の成功を決定づける面接の注意点も徹底解説します。

転職に成功する人の共通点もあわせて公開しますので、転職活動を始める際の参考にしていただければ幸いです。

転職活動の注意点

転職活動を始めるうえでの注意点は5つあります。早速、見ていきましょう。

退職後ではなく在職中に転職活動を行う

「仕事が忙しいため転職活動と両立できない」「今すぐにでも退職しないと精神的に参ってしまう」このような状況でない限りは、在職中に転職活動を行うことをおすすめします。

なぜなら、転職活動にはお金と時間がかかるからです。退職後に転職活動を始める場合、収入がないため金銭的なリスクが非常に大きいです。

またすぐに転職先が見つかるとは限りません。いっこうに転職先が決まらない焦りから投げやりになり転職に失敗することもありえます。

転職活動を始めると意外にも「今の会社でもう少し頑張りたい」「今の仕事は言うほど悪くないかも」と考え方が変わる人も多いようです。

1人で転職活動を進めない

1人で転職活動を進めず、第三者の客観的な意見も聞きましょう。

自分は本当に転職すべきか、自分が持っているスキルや経験でどれほどの年収を望めるか考える際はつい独りよがりな考え方に陥りがちです。

初めて転職する人は、転職に詳しい人のアドバイスをもらいながら転職活動することをおすすめします。その場合は転職エージェントを利用しましょう。転職活動を始めるうえで心強い存在になります。

転職に詳しい人が身近にいる場合は、アドバイスをもらいながら転職サイトを利用して転職活動を進めてもいいでしょう。おすすめの転職エージェントと転職サイトを以下の記事にてまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

>>おすすめの転職エージェント・転職サイトはこちら

自分の市場価値を高く設定しない

自分の力を過信してはいけません。欲望のままに「役職は〇〇、年収は〇〇円」と自分の市場価値を高く設定して仕事を探さないようにしましょう。自分よりも実力がある人はごまんといます。

よくあるのが大企業で働いていた経験がある、現職で高い給与をもらっている、自分が持っている実力以上に過大評価されているパターン。自分に自信を持つことは大切ですが謙虚な気持ちを忘れず転職活動を進めていきましょう。

適切な自分の市場価値を知りたい人には、【ミイダス】という市場価値診断アプリをおすすめします。5分で自分の市場価値が分かるという手軽さが人気です。

ミイダスの注意点と活用方法を以下の記事にてまとめていますので、参考にしてください。

>>ミイダスの解説記事はこちら

勝手なイメージや思い込みで企業を選ばない

企業選びは世間の表面的な評価で判断するのではなく、自分の軸を持って行いましょう。

「名の知れた企業」「上場企業」といった理由で、つい企業に対して勝手なイメージを持ったり都合のいい思い込みをしたりしてしまうもの。

このような理由で企業を選ぶと転職は上手くいきません。自分目線ではなく他者目線になっているからです。他者から「大手企業に勤められる凄い人間」と思われたいという潜在意識があるのかもしれません。

なぜ転職しようと思ったのか、これからどんな人生を実現したいのか自分が納得できる働き方をとことん見つめ直しましょう。

職場や仕事関係の人に転職活動を口外しない

どんなに仲のいい同僚や信頼する先輩がいても転職の話は打ち明けないでおきましょう。ポロっと口が滑らないとも限りません。人の噂は倍になるというように、事実よりも大げさに伝わってしまうものです。

ひょっとしたら転職せずに今の会社で働き続ける可能性がゼロではありません。転職活動していることが社内や取引先などの間で噂になると仕事がしづらくなります。

転職先が決定してから直属の上司に報告したうえで、同僚や先輩、仕事関係の人に報告しましょう。

求人に応募する時の注意点

続いて、求人に応募する時の注意点をご紹介します。意外と盲点になっているかもしれませんのでじっくり見ていきましょう。

業界および職種

まずは業界と職種について。未経験の職種へ転職する場合と、同業他社へ転職する場合で注意するべき点がそれぞれ異なります。

未経験の職種へ転職する場合

企業としては未経験者よりも経験者を欲するため、「未経験でも欲しい人材」と企業に思わせられるかどうかがポイントになります。

いわゆる第二新卒、年齢で言うと25歳くらいまでなら、多くの企業がポテンシャル採用という形をとっているので、未経験の職種へも転職しやすいです。

しかし、基本的に中途採用は即戦力を求められます。20代後半~30代、40代と年齢を重ねると未経験の職種へ応募しても転職が難しいのは事実。仕事に関する資格やスキル、実績がものを言います。

未経験の職種へ転職を希望するなら、今まで携わった仕事の経験をどう活かせるか、または共通するスキルは何かを見つけ出し説明できるようにしましょう。

同業他社へ転職する場合

同業他社へ転職する場合に注意するポイントは以下の3つです。

【競業避止義務】
競合企業への転職や競合会社を自ら設立してはいけない義務があります。

競業避止義務に違反した場合、損害賠償が発生する可能性があるため注意してください。就業規則などに明記されているので確認しておきましょう。

【年収】
同業他社への転職は必ずしも年収がアップするわけではありません。むしろ、年収は同じくらいか下がることも多いです。同業界には、自分と同じもしくはそれ以上のレベルの人材がたくさんいます。

よほどの能力と実績があること、会社に与えられる利益を具体的に示せるなら年収アップを狙えるでしょう。自己アピールに独自性を持たせること、付加価値を与えることが必要です。

【社風の違い】
同業他社に転職できても社風や仕事のやり方は全く違う可能性があることにも注意しましょう。郷に入っては郷に従えといいますよね。今までの仕事のやり方が通用しないこともあるため真摯な姿勢と素直な心が大切です。

仕事内容・勤務条件

続いて、仕事内容と勤務条件を見ていきます。

具体的な仕事内容

求人票に書かれている仕事内容が自分のやりたいこととマッチしているかを考えましょう。

自分が望まない業務内容が含まれている可能性もあります。同じ業界でも企業ごとに仕事の内容は異なるため、応募する前にしっかり確認しましょう。

雇用形態

自分が希望する雇用形態で働けるか確認することが必要です。

正社員の求人でも、採用後3~6ヶ月間の試用期間中は契約社員として働くケースは多々あります。正社員登用制度を設けている企業もあり、正社員になるまでに1~2年かかることも。

入社後の試用期間や正社員登用制度の有無をしっかりチェックしましょう。

希望年収

この年収なら転職してもいいという最低ラインを決めて、自分の実力と企業が求めている力を比較しどれくらいの年収なら挑戦できるか検討しましょう。

現状の年収と比べると一時的に下がる可能性もあります。その場合は、年収いくらまでなら耐えられるかあわせて考えておくことをおすすめします。

勤務時間や休日・休暇

自分がどんな働き方をしたいのか考えながら勤務時間や休日・休暇を確認しましょう。

一般的には、月~金曜日の勤務で土日祝日休みの勤務スタイルをとっている企業が多いです。しかし中には、月~土曜日まで勤務し日曜祝日休みの勤務スタイルや、月6日休みの企業もあります。

始業時間や終業時間、月平均残業時間も併せて求人票でチェックしましょう。

勤務地や通勤時間

採用された場合、どこの勤務地に配属されるのか、さらに通勤時間はどのくらいかかるのか確認しておきましょう。

企業によっては本社や支社が全国にあるため、転勤の有無もあわせて見ておくといいですね。

企業風土

職場環境・内部事情

インターネットで検索すると、実際にその企業で働いていた元社員の口コミが掲載されているので目を通しておきましょう。もちろん全てを鵜吞みにするのではなく、参考程度に留めてください。

物理的な明るさや音といった室内環境、風通しのよさや人間関係、労働法が遵守されているかなど、従業員を取り巻く環境がどうなっているのか口コミを見たうえで、応募するかどうかの判断材料の1つにしましょう。

経営ビジョンや社風

企業が掲げる経営ビジョンを読み、共感できる企業を選びましょう。なぜなら、その企業がどういう考え方をもって日々取り組んでいるのか分かるからです。

経営ビジョンに共感できるから正しい、共感できないから正しくないという話ではありません。経営ビジョンに共感できない考え方を持っている企業で働いても、またすぐに転職せざるをえなくなるのは目に見えています。

社風は、例えば伝統ある企業もしくはベンチャー企業なのかで大きく異なります。従業員の年齢層や上下関係、ビジネスライクな雰囲気なのか和やかな雰囲気なのか。

どんな雰囲気のほうが自分に合っているのか、より快適に働けそうかをしっかり検討しましょう。

 

内定から退職に関する注意点

内定後から退職に至る過程にも注意するべきポイントがいくつかありますので見ていきましょう。

内定後、採用・労働条件の確認

労働条件通知書で入社日や就業場所、従事する業務内容や給与、勤務時間や休日休暇などしっかり確認しましょう。

特に、残業についてはよく確認することをおすすめします。給与に固定残業代が含まれているのか、別途支給されるのかチェックしましょう。

労働条件通知書に記載してあることと面接時に聞いた話が違うこともありえます。

回答期日の確認

内定通知をもらったらいつまでに返事をすればいいか必ず確認しましょう。ちなみに1週間程度の回答期限を設けている企業が多いようです。

他に選考中の企業や入社意欲の強い企業がある場合は内定を承諾するか迷いますよね。万が一期日内に結論が出そうにない場合は、企業に回答期限の延長を申し出ましょう。

ただし、回答期限の延長を依頼する時は差し障りのない理由にすることをおすすめします。「家族と相談したい」「パートナーと相談したい」というように自分1人では決められないことを伝えましょう。

待ってくれる企業がある一方で、企業にも事情があるため回答期限の延長をお願いすることで内定が取り消しになる可能性があることは心に留めておいたほうがいいです。

転職しない選択肢があることを忘れない

「内定をもらった」=「絶対転職しなくてはいけない」と思い込まないように注意しましょう。

採用側の企業はあなたに来てほしいから内定を出したのは間違いないですが、たとえ断られても全く困りません。他の選択肢となる求職者はいくらでもいます。

あなたにとっての幸せは何かということを軸に、内定を受けるか辞退するかを判断しましょう。

内定辞退する場合は慎重に

些細なポイントで安易に内定辞退することには注意が必要です。

完全に希望に沿う企業はまず存在しません。転職活動で内定を得られたということは、活躍への期待と適性があることを転職先の企業が判断したからです。

転職はリスクがある一方で、あなたの視野とキャリアの可能性を広げてくれます。今一度転職しようと考えた動機に立ち返り、内定を辞退するかどうかをしっかり考えたうえで結論を出しましょう。

退職予定日の1ヶ月前までに退職の報告

どんなに遅くとも退職希望日の1ヶ月前までに直属の上司に退職の報告をしましょう。

当然ですが、転職先が決まったからと言ってすぐに今勤めている会社を辞められません。退職するにあたり様々な手続きを踏む必要があります。

せっかく転職先が決まっても退職でつまずいたら元も子もありません。問題なくスムーズに退職できるよう退職手続きの流れを以下の記事にてまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

>>退職手続きの記事はこちら

ブランク期間がある場合

入社日が退職日から1日以上空いた場合は、年金や健康保険の手続きを自分でしないといけないため注意が必要です。年金と健康保険それぞれの手続きについてご紹介します。

年金の手続き

退職日の翌日から14日以内に国民年金への切り替え手続きをしましょう。手続きをする際は、自分が住んでいる市区町村の役所もしくは役場の国民年金の担当窓口へ行かなければなりません。

また、国民年金の切り替え手続きを失念した場合、放置した場合、納付が難しい場合でそれぞれ対応が違いますのでご紹介します。

切り替え手続きを失念した場合

納付期限から2年以内なら追納することができ、納付が遅れても保険料が加算されることはありません。しかし納付期限から2年以上経つと追納することはできません。

場合によっては、納付期限から2年経過していなくても障害基礎年金や遺族基礎年金が支給されないこともあります。

切り替え手続きを放置した場合

納付期限から2年以上経過しても国民年金への切り替え手続きをせず未納が続いた場合、障害基礎年金や遺族基礎年金が支給されません。また、将来受け取る年金額が少なくなります。

年金保険料の納付が難しい場合

経済的な理由などで保険料の納付が難しい場合は、市区町村の役所もしくは役場の国民年金の担当窓口へ申請すれば免除や猶予制度を利用できます。

10年以内であれば免除や猶予を受けた分の保険料は追納できるため、将来の老齢基礎年金額を満額に近づけられます。

健康保険の手続き

健康保険の手続きには2つの選択肢がありますので見ていきましょう。

国民健康保険へ切り替え

国民健康保険証はできるだけ早く発行することをおすすめします。もし保険証が手元にないまま病院に行く必要が発生した場合、医療費を10割負担することになるからです。

退職した翌日には、自動的に国民健康保険へ切り替えられます。自動的に行われると言っても、国民健康保険証を発行する必要はあります。自分が住んでいる市区町村の役所もしくは役場の窓口で手続きをしなければならないため注意しましょう。

現在の社会保険を任意継続

保険料は在職時の2倍程になることに注意しましょう。なぜなら、任意継続保険は会社が負担してくれていた保険料も自分で負担しなければならないからです。

しかし退職時の給与が高かったり扶養者が多い場合は、国民健康保険より任意継続保険のほうが割安となる可能性があるため、きちんと比較することをおすすめします。

また、任意継続保険の期間は最大2年間です。この期間に途中で国民健康保険へ切り替えると任意継続保険へ再加入できないため注意しましょう。

 

転職に失敗する共通のポイント

転職に失敗する人たちには共通するポイントが4つあります。転職に失敗しないためには何を注意すればいいのかもあわせて見ていきましょう。

何もかも環境のせいにする

うまくいかないこと、失敗したことがあると何もかも環境のせいにするパターン。自分は正しくて周りが間違っているという考え方をする人は転職に失敗します。

仮に転職できたとしても、またすぐに文句ばかり言うようになり同じことの繰り返しになるでしょう。何もかも環境のせいにする人は人間的に成長できません。

転職だけに限らず、生きていれば困難にぶつかったり思い通りにならないことがあったりの連続です。「自分がどう変わればうまくいくか」「これから自分がどう行動するか」というように自分原因論で考える癖をつけましょう。

衝動的もしくは現実逃避の転職

「今の会社には愛想が尽きた」「こんな上司の下で働けるか」といった衝動的な理由や、「もっと面白い仕事がしたい」「仕事に飽きたから刺激が欲しい」といった現実逃避するケースです。

このような理由で転職すれば間違いなく失敗します。仕事が嫌になってしまったり上司に腹が立ったりすることはどこの会社に勤めてもよくあること。

転職が目的になった時点で注意です。本来、転職とは今の職場環境で実現できないことを転職によって実現することであり、あくまでも転職は手段にすぎません。

「どうすれば上司とうまくやっていけるか」「どんな工夫をすれば仕事が楽しくなるか」というように自発的な姿勢を心がけることが大切です。

自分の中に転職の軸を持っていない

転職先を決めるうえで自分にとって何が最も重要なのか分かっていないパターン。転職の軸を持っていないと本来の目的を忘れてしまい転職に失敗します。

例えば給与・年収の高さ、ワーク・ライフバランスや福利厚生、企業規模や職場の風通しのよさなど転職先に何を求めるかは十人十色。

転職の軸を持っていないと「この企業は給与が高いから第一志望にしよう」「でもこっちの企業は福利厚生が充実していて魅力的だから第一志望に変えよう」とブレてしまいます。

求人情報に目移りしたり振り回されたりしないように、転職で手に入れたい譲れない条件と譲歩してもいい条件を整理することが大切です。

多くの企業に大量に応募する

各企業をよく精査せず何十社、何百社に応募するのはやめましょう。自らの首を絞めることになります。内定の数を増やしたい気持ちも分かりますが、全てが中途半端に終わり結局どこからも内定がもらえない可能性が高いです。

何事も限度というものがあります。極端に応募数を増やし次から次に多くの企業に応募すると、送った書類が分からなくなり面接対策も十分にできません。

心身の負担にならない範囲で複数の企業に応募しましょう。転職活動用のファイルを作成し、応募した企業と送った書類が分かるように工夫することが重要です。

転職に成功するために心がけること

ここからは、転職に成功するために必要な行動とマインドを見ていきましょう。

転職準備の注意点

まずは、転職の準備に関する注意点をご紹介します。

徹底的に自己分析を行う

自己分析がしっかりできていないと自分の性質や強み、価値観を言語化することができないため、徹底的に自己分析をする必要があります。

面接では強みや弱み、性格を聞かれたり自己PRを求められたりするので、内定を獲得するためには必要不可欠です。

しかし自己分析には時間がかかりますよね。そのうえ自分のことを客観的に把握するのは難しいもの。そんな中、労力がかかる自己分析を手助けしてくれる診断をご存じでしょうか。

およそ30分で自分の強みが判明するリクナビNEXTの【グッドポイント診断】を活用してみましょう。自分の強みが5つ分かるだけでなく、詳しく自分の性質が記載されるので書類作成および面接時に大きく役立ちます。

グッドポイント診断はリクナビNEXTに登録する必要はありますが、2つの質問に次々に答えていけば結果が出るので軽い気持ちで取り組んでみるといいでしょう。

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転職理由がポジティブ・前向きである

少しでも企業に好印象を持ってもらえるようポジティブな転職理由を考えましょう。

例えば、「人間関係がぎくしゃくして耐えられなかった」「残業ばかりで疲れた」というのが転職を考えた理由だったとしても、このまま企業に伝えると悪い印象を与えます。

キャリアプランをしっかり考え将来なりたい自分から逆算すると、企業への応募理由とも結びつけやすく、ポジティブでチャレンジングな自分を表現できるようになります。

多角的な情報収集

求人サイトや企業のHP、IRや口コミサイトを見るだけではなく、知り合いにその企業や業界のことを知っている人がいれば質問し、新聞やビジネス誌、四季報などからも情報をどんどん取り入れましょう。

様々な角度から情報収集を行っていると、転職を希望する企業のことだけではなく競合企業についての知識も得られるため面接に活用できます。

興味・関心のある企業には積極的に応募する

興味・関心のある企業には積極的に応募し広く検討しましょう。

ただし精査しないまま、むやみやたらに複数企業に応募してはいけません。自分が興味・関心のある企業をピックアップし検討したうえで積極的に応募することが大切です。

履歴書・職務経歴書作成の注意点

続いては、履歴書と職務経歴書を作成する際の注意点を見ていきます。

パソコンは必要

転職活動を始めるうえで自分専用のパソコンがどうしても必要になります。なぜなら、スマートフォンでは履歴書や職務経歴書、自己PRの資料などの作成に時間がかかるからです。

また、スマートフォンを持つ大半の人はラインでのやり取りがメインになっていますよね。メールを確認する習慣がなく、企業から届いたメールを見落とすケースもあるようです。

ですから、自分専用のパソコンを所有しメールアドレスを持っておくことをおすすめします。

企業が欲する人材に合う書類を作成

企業の求めるニーズを細かく読み取ったうえで書類を作成しましょう。自分が自信を持っていることや強みだと思っていること、得意分野を書いても企業のニーズと異なれば魅力的に感じません。

どんな人材を求めているか企業研究を重ね、企業が欲する人材の特徴と自分が持っている特徴の共通ポイントをあぶり出すことが大切です。

企業に貢献できる志望動機・自己PR文を書く

志望動機も自己PR文も根拠を明確に示すことで説得力が強まります。

志望動機を書く際は「なぜこの会社なのか」を踏まえたうえで、自分のスキルや今までの経験をどう活かしていくか具体的に書くことが大切です。

自己PR文では、複数のエピソードを交えるよりも1つのエピソードをとことん掘り下げて書くことをおすすめします。抽象的な内容では、自分の良さが企業に伝わりづらくなるため具体的な内容にしましょう。

曖昧な表現は避ける

具体的な内容にするためには、数字や固有名詞、今までの行動を具体的に盛り込みましょう。企業が求めるスキルや経験をアピールしても、具体性に欠けた曖昧な表現だと興味を持ってもらえません。

曖昧な表現を避け具体的に書くことで真実味が増します。自分が働く姿を企業にイメージしてもらえるよう積極的に数字や固有名詞を入れましょう。今までの行動に関しても「何をどうして、その結果どうなったか」振り返りながら具体的に書くことが大切です。

A4用紙3枚以内にまとめる

職務経歴書は多くてもA4用紙3枚までにまとめることを心がけましょう。先述のとおり具体的に書くことは大切ですが長い文章は好まれません。具体的かつ簡潔にまとめることが大切です。

内容だけではなくどういう書き方をしているかも、企業はチェックしています。読みづらくはないか、伝わりにくい文章になっていないかを、書き終えた後に必ず確認しましょう。

コピペせずにオリジナルの文章を作る

必ず自分の言葉で書いてください。自分の言葉で書いたものでないと面接で語れません。

インターネットで職務経歴書を検索するとテンプレートがたくさん揃っています。それらをコピペし数字や固有名詞を少し変えただけで提出すると、思いのほかあっさり企業にバレます。

あくまでもテンプレートは参考程度に利用しましょう。ひょっとすると選考通過することもあるかもしれません。しかし面接で化けの皮が剝がれるのは時間の問題です。

コピペせず自分の言葉で書き上げるのは時間がかかり苦労します。ですが、一生懸命考えて作ったオリジナルの文章には熱い想いが宿り、入社したい気持ちが企業にも伝わるでしょう。

面接の注意点

面接での注意点をご紹介します。

面接会場に到着した時点でチェックは始まる

特に中途採用の場合はビジネスマナーを備えていることが重要です。言葉遣い、身だしなみ、立ち居振る舞いが正しくできていなければ即戦力にならないと企業は考えます。

面接会場に到着した時点でチェックは始まっていることを肝に銘じましょう。面接のときだけきちんとすればいいという問題ではありません。

その企業で働いている人とすれ違った時の挨拶の仕方、面接会場に到着した後から控室までの行動など全て見られています。気を引き締めて挑みましょう。

念入りな対策~志望動機の丸暗記は危険~

面接は緊張します。だからこそ、志望動機を丸暗記してはいけません。極度の緊張で丸暗記していた志望動機が思い出せなくなり失敗に終わった人もいます

そうならないためにも、面接に臨む前にはこれでもかというほどの念入りな対策が欠かせません。家族や友人に面接官になってもらい練習を重ねたり、鏡の前で自分の表情を確認しながら練習したりすることも大切です。

面接当日は発声練習をするなど声を出しておくようにしましょう。面接会場に着くまで声を出していないければ、いざ面接のときに緊張がピークに達し蚊の鳴くような声しか出ない恐れがあります。

面接は採用担当者とのコミュニケーションの場です。臨機応変に対応できるように注意しましょう。

反省点をあげる

面接が終わるたびに、自分の何がいけなかったのか振り返り反省点を見つけましょう。「全然駄目だった」と後悔して終わりでは次につながりません。

緊張感が張り詰めた面接で100%完璧な受け答えをするのは難しいものです。中には、聞かれたことに対して的確に答えられず落ち込んだり、途中から自分で何を言っているのか分からなくなったりすることもあります。

どうして答えられなかったのか、難しかった質問は何だったか、簡潔に説明できなかったのはなぜかをメモ帳に書き出しましょう。

反省は前に進むためにするものです。その都度、反省点を振り返ると自分に足りないものが見えてくるので疎かにせずしっかり見つめ直しましょう。

不明点・疑問点を解消

不明点や疑問点が複数ある場合は、書類選考の前後で企業に質問し、直接確認したい点は面接で質問しましょう。ただし、年収や福利厚生、残業や休日出勤といった待遇についてばかり質問するのはやめたほうがいいです。

仕事内容と関係のない質問が目立つと、企業に「志望度や働くことへの意欲が低いのでは?」とマイナスな印象を持たれてしまいます。どうしても確認したい場合は、質問内容に気をつけ条件提示を受けるタイミングで質問しましょう。

清潔な身だしなみ

第一印象は会って数秒で決まると言われています。相手に不快感を持たせない清潔な身だしなみが基本です。TPOに合わせた服装はもちろん、髪型や靴など隅々まで気を遣いましょう。

女性の場合はメイクや爪にも注意が必要です。濃いメイクや装飾のついた長い爪は常識を疑われます。TPOをわきまえられないと「本当に仕事できるの?」と思われてしまいます。

「具体的にどうすればいいの?」「マナーが知りたい」という人は、面接で好印象を与える身だしなみについて以下の記事にてまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

>>面接の身だしなみの記事はこちら

ビジネスシーンをわきまえた持ち物

TPOにふさわしい持ち物を揃えましょう。

スーツや髪型ばかりに気を取られ、バッグや腕時計にまで配慮が足りていないというケースがあります。例えば通勤時にリュックを使用する人は多いですが、面接の場ではカジュアルなのでふさわしくありません。

プライベートで使うようなバッグや腕時計で面接に行けばマイナス評価になるので避けましょう。

面接のマナーを徹底解説

ここでは、転職に成功するための面接のマナーについて徹底的に解説しています。参考にしていただければ幸いです。

会場到着から控え室へ行くまでの注意点

まずは、会場に到着した後から控室に向かうまでの注意点を見ていきましょう。

時間に余裕をもつ

集合時間の15分前には到着し、その旨を受付もしくは担当部署に伝えておきましょう。

面接官の仕事の状況によっては、そのタイミングで面接するほうがいいこともあります。また、会社によっては到着の連絡を受けてから準備に時間がかかることも。

15分前に到着した旨を伝えておくことで、企業は求職者が面接時間まで待つことを前提に来ていると考え、指定時間までに面接資料を確認することができます。

起こりえるリスクを想定したうえで、時間には十分に余裕をもって行動することを心がけましょう。

受付での挨拶は明るく爽やかに

明るく爽やかにハキハキと挨拶しましょう。受付の人もあなたをしっかりチェックしています。後から採用担当者が受付の人にどんな様子だったか確認することもあるため注意してください。

日頃の態度はふとした時に自然に出るものです。誰に対しても明るく爽やかに挨拶することを習慣化しましょう。

控室で座る位置

面接が始まるまでの間、控室に通される場合があります。その際、入り口から近い下座に座りましょう。しかし、上座をすすめられた場合はその指示に素直に従いましょう。

企業側は、採用するまではお客様として応募者を扱うため上座に座らせることも多いです。上座をすすめられても頑なに下座に座ろうとするのは失礼になります。柔軟な対応を心がけましょう。

面接の入室から着席までの注意点

続いては、いよいよ面接が行われる部屋への入室から着席までの注意点をご紹介します。

入室時の注意点

入室時に注意するべきポイントが2つあります。早速、見ていきましょう。

ドアの前で挨拶後一礼する

「失礼いたします」と言ってからドアを開けましょう。その際、15度の角度でお辞儀をして入室してください。ドアを閉めた後「本日はよろしくお願いいたします。」と挨拶をしたら、30度の角度で一礼しましょう。

着席を促されてから座る

入室したら椅子が用意されていますが、そのまますぐに座ってはいけません。面接官から「お座りください」と声がかかってから座ってください。

コートがある場合は事前に綺麗にたたんでおき、カバンは足元に置くようにしましょう。

面接中から面接終了までの注意点

最後に、面接中から面接終了後のマナーをご紹介します。

聞かれたことに簡潔に答える

質問されたら必ず結論から話しましょう。結論を端的に述べた後に、具体的なエピソードや事例、理由などを話します。最後に一番言いたいことを強調しながら再度結論を語りましょう。

いざ面接となると、聞かれたことに簡潔に答えられない人が多いです。質問の意図をくみ取れずに筋違いなことを答えたり、質問とは無関係の内容をだらだらと話すケースはよくあります。

話すときは面接官の目を見ながら、表情を柔らかくし早口にならないように落ち着いて丁寧に話すことが大切です。

退席前に志望意志とお礼をしっかり伝える

退席前には、その会社に入社したい意志の強さと「本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました」という感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。

終わり良ければ総て良しというわけではありませんが、最後に志望意志とお礼を言うことで採用担当者に少なくとも良いイメージが残ります

当日中にお礼のメールを送る

後日ではなく、面接当日中にお礼のメールを送りましょう。

もちろん、お礼のメールを送ることで内定をもらえるわけではありません。しかし、面接の時間を割いていただいた企業に感謝の気持ちを伝える心配りは大切です。

 

転職するときの注意点を押さえ転職成功を掴もう

転職するときの注意点を知っているかどうかは、転職活動に大きな影響を与えます。特に面接での基本的なマナーを身に着けておくことで、転職に成功する確率が変わってくるでしょう。

ただし、本当の意味での転職の成功とは内定をもらい無事に現職を退職できた時です。転職活動に関わる全ての注意点を心得たうえで、効率よく転職活動を進めましょう。

 

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