退職代行を利用して退職しても、その後の転職に悪影響を与えるような可能性は少ないと言えます。
しかし条件によって、その後の再就職に多少影響がある場合もありますので、どのような影響があるのか当記事で詳しく解説していきます。
また再就職時に退職代行について聞かれた場合の対処方法や、退職代行を利用した後に転職をスムーズに進める方法もご紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
退職代行を利用するとその後の転職に直接的な影響はある?
退職代行サービスを利用しても、その後の転職に直接的な影響はほぼありません。
しかし100%影響がないとは言い切れませんので、その理由をご紹介していきます。
退職代行を利用したと転職先へバレるリスクは低い
退職代行を利用して辞めたと、その後の転職先にバレるというリスクは低いと考えられます。
なぜなら前職調査は個人情報保護法の観点から違法性があり、本人の同意なくプライバシーに関する情報の提供や取得は行えないからです。
自ら発信しなければ親や周囲の人にもバレない
退職代行サービスを利用して退職した場合、その後親や周囲の人にバレるというリスクも少ないと言えます。
親や周囲の人にバレるとすれば、退職代行を利用して辞めたと周囲の人に話してしまった場合です。
また転職先にバレる場合も、前職の同僚に転職先を話してしまうとリスクが高くなってしまいますので、むやみやたらに退職代行を利用したと喋らないよう注意しましょう。
地方の小規模な地域や狭い業界だとバレる可能性もある
地方の小規模な地域や狭い業界内の転職であれば、退職代行サービスを使って辞めたとバレる可能性は少なからずあります。
しかし退職代行サービスを利用して辞めたからと言って、それほど不安に思う必要はないでしょう。
後ほど詳しくご紹介しますが、退職代行を利用して辞めた過去よりも退職した理由の方が重要です。
無断欠勤して退職する方が退職代行サービスを利用するよりリスクが高い
退職代行を利用して辞めるよりも無断欠勤をして退職した方が、その後の転職に影響を与える可能性は高くなります。
無断欠勤は懲戒解雇の対象となりうる行為ですし、一般的に見ても非常識な行為だと思われても仕方ありません。
しかし退職代行サービスを利用して辞めるのは、正しい退職手続きを踏んだ上での退職です。
退職代行を利用して辞めても、直接的なリスクは少ないと覚えておきましょう。
退職代行を利用した過去がその後の再就職に与える間接的な影響は?
退職代行を利用してその後の再就職に間接的に与える影響はあります。間接的な影響は以下の通りです。
・再就職への焦りで転職活動がうまくいかない
・前職のハラスメント行為やいじめで自信喪失
それぞれ解説していきます。
退職代行で即日退職した場合に転職活動の時間がない
退職代行を利用し即日退職に至った場合、その後の転職活動を行う時間は短くなります。
転職活動にかけられる時間があまりないため、退職後すぐに再就職とはいかないかもしれません。
退職代行サービスを利用する前から、転職活動についても計画を立てておくのがおすすめです。
>>退職代行サービスを利用した即日退職についてはこちらをご覧ください。
再就職への焦りで転職活動がうまくいかない
退職代行サービスを利用して退職し、その後の再就職への焦りから転職活動がうまくいかない可能性があります。
焦りは禁物なので、自分に合った再就職先をじっくり落ち着いて検討してみましょう。
退職代行を利用してその後の転職をスムーズに行う方法は、後ほどお知らせしていきます。
前職のハラスメント行為やいじめで自信喪失
退職代行サービスを利用して退職した理由として、勤務先のハラスメントやいじめが原因の場合、仕事や自分への自信を失っている可能性があります。
自信を喪失してしまうと自己嫌悪になり、なかなか転職先へ自己アピールができないかもしれません。
退職代行を利用して辞めた過去が気になる気持ちはわかりますが、転職活動は新たな気持ちで臨むようにしましょう。
再就職先で退職代行について聞かれたらどうする?
転職活動中に退職理由は聞かれても、退職代行を利用したかを聞かれる心配はほぼないでしょう。
もしも退職代行について聞かれた場合には、以下のポイントを参考にしてみてください。
・退職代行を利用した事情を説明する
・退職代行の利用した理由よりも退職理由を明確に
・嘘をつくのはNG悪口やネガティブ発言に注意
退職代行を利用した事実は正直に伝える
退職代行を利用したか聞かれた場合には、正直に答えるようにしましょう。
ただし退職代行を利用したのか聞かれなかった場合には、自ら申し出る必要はありません。
退職代行を利用した事実は、聞かれた時のみ答えると覚えておきましょう。
退職代行を利用した事情を説明する
退職代行を利用して退職したと告げた場合は、退職代行を利用して退職に至った理由をきちんと説明しましょう。
上司からのパワハラがあったり、いじめがあったりなど、自分で退職の申し入れができなかった状況を説明してください。
退職代行を使わなければならなかった経緯をきちんと伝えられれば、転職先も理解してくれるでしょう。
退職代行の利用した理由よりも退職理由を明確に
転職先からすると退職代行を利用した理由よりも、そもそもの退職理由を重視します。
なぜ前職を退職するに至ったのか、そして転職先としてなぜ自社を選んだのかを聞きたいと思っています。
退職代行を利用した理由は簡潔に説明し、退職理由や転職先に選んだ理由をしっかりと伝えるようにすると良いでしょう。
嘘をつくのはNGかつ悪口やネガティブ発言に注意
退職代行の利用についてだけでなく、退職理由についても嘘をつくのはやめましょう。
また前職の悪口やネガティブな発言ばかりしてしまうのも良くありません。
嘘偽りなく正直に答え悪口やネガティブな発言ばかりせず、前向きな発言を心掛けてください。
上記のポイントを守れば、退職代行を利用したその後の転職活動に与える影響は少ないと言えます。
また退職代行を利用してその後の転職をさらにスムーズに進めるための方法は、続いてご紹介していきます。
退職代行を利用したその後の転職をスムーズに行うには?
退職代行を利用してその後の転職をスムーズに行うには、以下の2つポイントを参考にしましょう。
・転職エージェントを利用する
転職サポート付の退職代行業者を選ぶ
退職代行業者の中には、転職サポートが用意されているところもあります。
転職サポートが充実している退職代行業者を選べば、退職から転職までがスムーズに進み心強いでしょう。
また退職代行業者の転職サポートを利用して再就職した場合には、退職代行にかかった費用がキャッシュバックされるところもありますので、退職代行選びの際に確認してみてください。
転職エージェントを利用する
退職代行を利用すると同時に転職エージェントのサービスを利用するのもおすすめです。
転職エージェントは転職先企業の紹介や、希望する条件に合う企業とマッチングを行ってくれます。
登録や申込費用は無料となっており、転職活動をしっかりサポートしてくれるので力強い味方となるでしょう。
>>女性におすすめの転職エージェント20選はこちらをご覧ください。
退職代行利用から再就職までの流れ
退職代行を利用しその後再就職に至るまでの流れをご紹介していきます。
2.無料相談を行い申込・契約
3.退職代行業者と打ち合わせ
4.退職代行業者より勤務先へ退職意向を伝える
5.必要書類や返却物を送付
6.決定した退職日を迎え離職
7.転職サポートを申し込む
8.希望する条件や職種などの聞き取り・適正テストを行う
9.希望条件に合った求人の紹介
10.書類選考や面接
11.再就職
退職代行業者や転職エージェントによる転職サポートでは、書類の作成や面接のアドバイスなども行っています。
再就職をスムーズに進めるためにも転職サポートの力を借りた方が良いと言えるので、続いて転職サポート付きの退職代行業者をご紹介していきます。
転職のアフターサポートが充実している退職代行業者3選
退職代行業者の中でも転職のアフターサポートが充実している業者をご紹介します。
こちらでご紹介する退職代行業者は、転職サポートが基本料金内に含まれていて、追加料金のかからない業者ばかりです。
再就職時に退職代行費用のキャッシュバックが行われているところもありますので、退職代行業者選びの参考にしてみてください。
ホワイトポジション
(引用元:https://whiteposition.work/)
ホワイトポジションは全国、そして各業界に多数求人を有している総合転職エージェントと提携している退職代行業者です。
ホワイトポジションから紹介を受けた転職エージェントを経由して再就職した場合には、退職代行費用が全額キャッシュバックとなっています。
またホワイトポジションは転職サポートだけでなく、有休消化サポートや返金保証もあるので、退職時のサポートを重視する方におすすめです。
EXIT
(引用元:https://www.taishokudaikou.com/)
EXITは転職決定人数No.1を誇る総合転職エージェントと提携しています。
EXIT指定の総合転職エージェントに登録し転職が決定すれば、退職代行費用が全額キャッシュバック(条件あり)となります。
またEXITはメディアに取り上げられる機会も多く、認知度が高い実績豊富な退職代行業者となっています。
SARABA
(引用元:https://taisyokudaikou.com/)
SARABAは労働組合が運営している退職代行業者です。
人材紹介会社と提携しており、退職が決定すれば転職を無料でサポートしてくれます。
相談回数は無制限で対応してくれますので、気になる点を細かく相談したい方でも安心の退職代行業者です。
退職代行を利用した場合のその後の転職についてまとめ
退職代行を利用して退職してもその後の転職に影響はほとんどなく、バレる心配も少ないと言えます。
また、もし退職代行について聞かれたとしても、退職代行を利用した理由を正直に話せば転職先も理解してくれるでしょう。
退職したその後の転職をスムーズに進めるためにも、是非当記事でご紹介した転職サポート付きの退職代行業者を利用してみてはいかがでしょうか。