当記事では、入社1年目の新卒で仕事を辞めたいと考えている方へ向けて、以下のような情報をご紹介していきます。
- 社会人1年目の新卒が転職を検討する理由
- 仕事を辞めた方が良いケース・辞めない方が良いケース
- 社会人1年目の新卒が転職をするメリット・デメリット
- 転職活動を成功させるためのコツ
これを読めば、ご自分が仕事を辞めたいと感じる理由が妥当なのか、ご自分が転職をすべきなのかが分かってくるので、ぜひご覧ください。
入社1年目の新卒で仕事を辞めたいという声は多い
「就職したら3年働くのが当たり前」という意見も根強いので、入社1年目の新卒が仕事を辞めたいと思うのは「自分に非があるからなのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかしながら、実際にTwitterをチェックしてみると以下のようにさまざまな声が見受けられるので、多くの人が本音では「新卒だけど仕事を辞めたい…」と感じているのが実情と言えるでしょう。
行きたくなさ過ぎて仕事行く前に、仕事辞めたい、新卒、辞める、退職と検索してる
— 新卒#仕事辞めたい (@Ze6biPghLwYEnlF) October 14, 2019
ほんと職場の人間が無理すぎ
仕事内容もだけど、何よりも人間関係が無理だから辞めたい— 新卒だけど仕事無理 (@CXduqRkCJ5V86Fp) October 14, 2019
誰が嫌い、誰にいじめられてるとかじゃなくて、職場の雰囲気も何となく嫌な理由だし、振られる仕事もなんか辛くて。新卒だしやることも沢山あるし、覚えることも沢山ある。まだまだ未熟なのに、急に重たい責任押し付けられたり、気付かないとすぐ呼び出されるし。死ぬほど今嫌なんだけど。
— 辞めたいうさぎ (@utopia_in91) October 14, 2019
某損害保険会社に4月に新卒入社。
もう耐えられない。辞めたい原因は自分にある。自分が悪い
ただ自分が感じたことを声を挙げないとって思う。録音とかの証拠も無いし会社の人に相談しても相手にされないかもしれないと思ったから、まずSNSで簡単にぶちまけ🤢🤮#退職したい #新入社員 #ブラック上司 pic.twitter.com/rbFQG3HEAu— oomatsu (@1997onepointone) October 14, 2019
みなさん悩まれてるんですね!
新卒で調べたら検索候補に辞めたいって出てきて仲間がいるんだって安心した!— M (@cEZrAylcLiM3zuB) October 16, 2019
入社1年目の新卒が「仕事を辞めたい」と感じる理由
Twitter上にはさまざまな声が見受けられましたが、入社1年目の新卒が仕事を辞めたいと感じる理由にはさまざまあるようです。
- 仕事がきつい(拘束時間が長いなど)
- 仕事があわない
- 待遇・福利厚生が悪い
- 会社の方針や社風があわない
- キャリアアップが望めない
- 将来性を感じない
- 人間関係が良くない
- 仕事で評価されない
- 入社時に妥協した
- 仕事がつまらない
- 仕事に疲れてしまった
実際に入社して働いてみないと分からない部分も多いので、入社してからこのような点に気付いて仕事を辞めたいと思うことも多いでしょう。
特にブラック企業の場合は求人情報や選考の場ではそのような部分を見せないようにするため、入社してみたらブラック企業だったということも多いのかもしれません。
このような会社では心身ともに疲弊しきってしまうので、仕事を辞めたいと思うのも当然と言えるでしょう。
やむを得ない理由がある一方で、「仕事がつまらない」などの自分の努力次第で改善できたり転職をせずに社内異動で改善できそうな理由もあります。
いずれにしても、いきなり転職活動を始めるのではなく、「今の会社で自分にできることはないか」を冷静に考えた方が良いでしょう。
仕事を辞めたいなら入社1年目の新卒でも辞めて良い
ここからは少し視点を変えて、実際のデータや取り巻く環境を踏まえてお伝えしていきます。
入社1年目・新卒者の離職率は約10%
厚生労働省が発表した「新規大卒就職者の事業所規模別離職状況」によると、平成29年3月卒で入社1年以内に離職した人は11.5%となっています。
およそ10人に1人の割合で、入社1年目の新卒の方が会社を辞めているということになります。
この数字はあくまで実際に会社を辞めた人の割合なので、前述したように「新卒だけど仕事を辞めたい」と考えている人は実際にはもっと多い可能性があります。
新卒で早期に仕事を辞める人が多い職業には以下があります。
①飲食業
飲食業は比較的業務が多いため、蓄積された疲労が原因となって短期退職にいたるケースがよく見られます。
残業や休日出勤が多いので、他の人と予定が合わないのも離職率が高い原因でしょう。
②IT業界
中小のIT企業にはブラック企業が多いと言われています。
ブラック企業で働き続けるのは難しいので、離職率が高くなっています。
③美容に関する業界
美容に関する業界は女性が多い業界なので、業務中というよりも業務外の時間に問題が起きています。
女性特有の人間関係の煩わしさが嫌になり、離職する人が多いようです。
④営業職
営業職は常に気を遣ってノルマに追われているのでストレスも多いので、新卒の離職率が高くなっています。
いずれもストレスの多い仕事のため、入社1年目の新卒でも仕事を辞めたいと感じて、実際に辞める人が多いようです。
近年第二新卒を積極的に採用する企業が増えている
マイナビ転職が企業の中途採用担当者に行なったアンケートによると、6割の企業が入社1~3年目に退職した第二新卒を積極的に採用していると回答しました。
6割と聞くと希望の持てる数字のように感じるのではないでしょうか。
企業側が第二新卒の採用を積極的になっている理由には以下があるため、入社1年目の新卒でも需要があると言えそうです。
- 新卒採用の激化による深刻な人材不足に悩んでいるから
- 第二新卒はビジネスマナーが身に付いていて教育の手間が不要だから
- 第二新卒は年齢的に若いので仕事に早く慣れることができるから
- 第二新卒は柔軟性があり職場に馴染みやすい人材だから
ここまでは実際のデータや取り巻く環境を見てきましたが、そこまで悲観する状況ではないことがお分かり頂けたかと思います。
これらを踏まえた上で、入社1年目の新卒で仕事を辞めたいと感じているあなたにお伝えしたいことがあります。
職場の人にあなたを止める権利はない
企業側は教育や採用にかけたコストを回収したり組織を維持するために、「仕事を辞めたい」と話せば間違いなく引き止めるかと思います。
しかしながら、あなたの人生はあなたのものです。
退職したがっているあなたを引き止める権利は誰にもありませんし、仮に働き続けてあなたが後悔しても誰も責任を取ってくれないので、どうしても仕事を辞めたいと思うのであれば辞めた方が良いでしょう。
夢や目標は追えるうちに追ったほうが良い
入社1年目の新卒はまだまだ若いので夢や目標を追って未経験の仕事へチャレンジできますが、30代以上や結婚している場合には難しくなってきます。
入社1年目の新卒だと辞めにくい、気まずいなどと思うかもしれませんが、明確な夢や目標があるのであれば、入社1年目の新卒でも仕事を辞めても良いでしょう。
入社1年目の新卒でも転職をしやすい状況にありますが、「とにかく仕事を辞めたい」「とにかく転職したい」という気持ちで安易に転職をするのはNGです。
次のセクションでは、入社1年目の新卒が仕事を辞めた方が良いケース・辞めない方が良いケースを解説していくので、自分が仕事を辞めた方が良いケースに当てはまるのかチェックしてみてください。
入社1年目の新卒が仕事を辞めたほうが良いケース・辞めない方が良いケース
入社1年目の新卒が仕事を辞めた方が良いケース・辞めない方が良いケースにはどのようなものがあるのでしょうか。
仕事を辞めたほうがいいケース
ハラスメントが横行している
パワハラやセクハラは本人の感じ方による部分が大きいので判断が難しい部分もありますが、日常的に以下に該当するのであれば早急に辞めることをおすすめします。
- 暴力を受けている
- 大勢の前で罵声を浴びせられる
- 女性だから・男性だからなどと性差別受けている
法律に触れる行為をしている
数としてはそこまで多くないかもしれませんが、以下のように明らかに法律に触れる行為をしている場合は辞めた方が良いでしょう。
- 虚偽の書類を作成する
- 詐欺行為をする
- サービス残業をさせている
労働時間が異常に長い
法外な労働時間を強要されていたり、連日休日出勤を強要されているのであれば、仕事を辞めることをおすすめします。
長時間労働は心身ともに悪影響を及ぼします。
うつ病などを発症してしまうと社会復帰するまでに長い時間がかかってしまうので、早く辞めた方が良いでしょう。
心身を壊しそう
会社のためにムチを打って仕事に取り組んで心身を壊しても、会社側は責任を取ってくれません。
既に心身に不調が出ているのであれば、今すぐ会社を辞めた方が良いでしょう。
やめたいと考える機会が多い
辞めたいと思いながら仕事を続けるのは精神的に辛いものです。
常に仕事をやめたいと考えているのであれば、辞めて転職した方が良いかもしれません。
会社が倒産しそう
会社の経営が傾いて倒産しそうな場合はやむを得ないケースです。
これからの生活のためにも、早く転職先を探した方が良いでしょう。
仕事を辞めない方が良いケース
お金がない
仕事を辞めた後すぐに次の仕事が決まる保証はありません。
手元にお金がない場合は生活が苦しくなってしまうので、衝動的に辞めない方が良いでしょう。
人間関係だけが嫌
仕事をしていれば「苦手だな」と感じる人に遭遇することもあります。
苦手な人と仕事をするとストレスを感じ「仕事を辞めたい」と思うかもしれませんが、仕事をしていると色々な人と関わる可能性があるので割り切る姿勢も持つのも大切です。
また人間関係の悩みは社内異動で解決できる可能性もあるので、辞めずに他の部署で働き続けられないかなど検討してみてはいかがでしょうか。
職場が変われば問題が解決すると思い込んでいる
今の不満が「現在の職場固有のもの」なのか「働く以上つきまとうものなのか」をよく考えてみましょう。
例えば、人間関係の問題はどこでも起こりうるので、転職をすれば問題が解決するとは限りません。
まずは改善できるように努力することからはじめてみてはいかがでしょうか。
転職の目的が明確でない
「何のために転職をしたいのか」「転職してどのような仕事をしたいのか」などが明確でないのに転職をしてしまうと、転職先でも何らかの不満を感じて仕事を辞めたいと思う可能性があります。
転職活動をしたいのであれば、まずは目的を明確にしてから取り組むようにしましょう。
だからといって、単に「辞めたいから」という目的はNG。
自分が将来どのようになりたいかなど、将来を見据えた目的だと転職先とアンマッチする可能性も低くなるでしょう。
周りに影響されている
周囲に転職して楽しそうに働いている人がいると、自分も転職したい気持ちになるかと思います。
「仕事を辞めたい」と思っているなら、なおさらです。
しかしながら、周りに影響されて安易に転職活動を始めた場合、自分の中で目的やビジョンがなければ転職に失敗する可能性があるので今一度冷静に考えた方が良いでしょう。
同期との飲み会やランチ、休日に友人と遊ぶ時などは、比較的リラックスしている状態なので本音が出やすい状況にあります。
毎回「仕事を辞めたい」という話をしているのであれば、心理的に負担がかかっている可能性があるので、自分がなぜ仕事を辞めたいと感じているのかを考えてみると良いでしょう。
入社1年目の新卒が仕事を辞めるメリット・デメリット
ここからは、入社1年目の新卒が仕事を辞めるメリットとデメリットをご紹介します。
先ほどの「仕事を辞めた方が良いケース・辞めない方が良いケース」でいまいち判断ができなかったのであれば、メリット・デメリットを見て判断すると良いでしょう。
メリット
会社を辞めたい原因から解放される
仕事を辞めれば会社を辞めたいと思う原因からすぐに解放されます。
辞めたい原因に長い間耐え続けていると、心身ともに疲れて取り返しのつかない状況になる可能性もあるので、そうなる前に早く辞めるという決断をするのも大切です。
時間を無駄にしないで済む
20代は若くて体力があり、吸収力や伸びしろのある貴重な時期です。
そんな時期にやりたくもない仕事を毎日やっていたら、本当にやりたい仕事に向き合う気力も体力もどんどんなくなってしまいます。
早く仕事を辞めて転職をすれば、貴重な時期を無駄にすることもないでしょう。
未経験の職種・業界にチャレンジしやすい
入社1年目の新卒であれば若くてポテンシャルもあるので、未経験の職種や業界でも採用してもらえる可能性があります。
30代になってしまったら未経験の仕事にチャレンジするのは相当難しいので、やりたい仕事があるなら早いうちに転職した方が良いでしょう。
憧れの企業に中途採用でチャレンジできる
仕事を辞めれば、新卒の就活で内定を逃した憧れの企業に第二新卒として再チャレンジできます。
第二新卒に対しては学歴フィルターがあまりないようなので、どうしても行きたい企業がある場合はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
第二新卒枠で応募できる
学校卒業後に就職して入社1~3年で辞めると第二新卒として転職活動ができます。
前述したように第二新卒の需要が高まりつつあり積極的に採用している企業も多いので、このチャンスを活かさない手はないでしょう。
デメリット
経歴に傷がつく
選考を受ける際には履歴書や職務経歴書を記載しますが、入社1年目の新卒で短期離職をしてしまうと、書類選考の段階で落とされてしまうケースが多いです。
同じような経歴・人柄の第二新卒から応募があった場合には、リスクを避けるために「短期離職をしていない人」が選ばれる可能性は大いにあるでしょう。
このように、入社1年目で短期離職すると経歴に傷がついて転職活動もうまくいかない可能性があるので注意が必要です。
「すぐに辞める」「忍耐力がない」とレッテルを貼られる可能性がある
入社1年目の新卒で会社を辞めて転職活動をすると、「またすぐに辞めるのでは」などと企業側からレッテルを貼られる可能性があります。
人間は他人のことを判断する時に「その人の過去の行い」を判断材料にするものなので、入社1年目で離職していればそう思われるのも仕方ないかもしれません。
しかしながら、選考対策を十分に行って辞めた理由をきちんと説明できれば、このようなレッテルも払拭できるでしょう。
転職が不利になる可能性がある
入社1年目の新卒で短期離職していても転職できないことはありませんが、前述の通り経歴に傷がついたりレッテルを貼られることにより転職が不利になってしまう可能性はあるでしょう。
また第二新卒は「新卒枠」として応募できる求人もありますが、経歴に傷のある第二新卒と経歴に傷のない新卒を比べたら新卒の方が優遇されてしまいます。
そのため、第二新卒が内定を獲得したいのであれば、新卒枠を狙わずに第二新卒歓迎の求人を受けることをおすすめします。
失業給付金を受給できない
入社後1年間働いていない場合には、失業給付金の受給資格を持たないため受給できません。
お金に余裕がないと焦って妥協してしまう可能性もあるので、失業給付金をあてにしているのであれば、2年目まで待った方が良いでしょう。
なお入社後1年以上5年目未満に退職した場合は、退職後4ヶ目から90日間失業給付金が給付されるので、頭に入れておきましょう。
失業給付金の受給資格が認められるのは、「雇用保険加入期間」と「雇用保険加入者の現状」について特定の条件を満たすときのみです。
雇用保険加入期間の条件 |
離職する日以前の2年間において、以下2つの条件を両方とも満たす。
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雇用保険加入者の現状の条件 |
以下の条件に該当しない。(就職する意思のあることが前提のため)
|
同期がいない可能性が高い
転職をした場合、必ずしも同期がいるとは限りません。
ただでさえ初めての転職で不安なのに、すでに人間関係ができている場所に行かなくてはいけないため、心理的負担が大きいというデメリットもあります。
ここまでの記事を読んでみて、ご自分が仕事を辞めるべきかどうかが大体判断できたのではないでしょうか。
ここからは「仕事を辞めて転職したい」という方へ向けて、「転職を成功させるために押さえておきたいこと」と「さまざまな転職方法」をご紹介していきます。
「仕事を辞めずに働き続けたい」という方は、記事の後半で今の会社で働き続けるためにできることをご紹介しているのでこちらからご覧ください。
入社1年目の新卒が転職を成功させるために押さえておきたいこと
ここからは、入社1年目の新卒が転職を成功させるために押さえておきたいことをご紹介します。
自分の欠点や苦手意識を明確にする
入社1年足らずで「仕事を辞めたい」と思ってしまうのは、自分にも少なからず問題がある可能性があります。
仮に今の会社がブラック企業だとしても「就活時にそれを見抜けなかった」という点を反省し、同じ失敗を繰り返さないために対処を考える必要があるでしょう。
また、仕事を実際にやっていく中で自分の欠点や適性に気付くことは多いので、自分を客観的に見て欠点や苦手意識を明確にし、転職活動を成功させるために大切になります。
自分の市場価値を理解する
転職を成功させるには、自分の市場価値を客観的に理解してアピールする必要があります。
とはいえなかなか自分ではどれ程価値のある存在か分からないと思うので、ミイダスなどの自分の市場価値が分かるサービスを活用してみると良いでしょう。
転職エージェントに登録して客観的な意見を求めるのもおすすめです。
転職しやすい時期を知っておく
第二新卒の採用は年中行っているケースが多いですが、上期下期のスタートとなる4月・10月に入社となるように、1月~3月・7~9月に求人が増える傾向にあります。
応募できる求人が多いほど転職しやすい時期なので、4月入社か10月入社を目指して転職活動をするようにしましょう。
当サイトには、第二新卒におすすめの転職時期についてさらに詳しく解説している記事があるので、こちらも参考にしてみてください。
さまざまな転職方法を活用する
入社1年目の新卒で転職活動を成功させたいのであれば、さまざまな転職方法の活用をおすすめします。
いずれかひとつの方法でも構いませんが、それぞれの方法には特徴があり、複数の方法を組み合わせていくことで内定率を高めることができます。
入社1年目の新卒が利用できる転職方法は以下の通り。
- 転職エージェントを利用する
- 転職サイトを利用する
- 企業のホームページから直接応募する
- 転職フェアや合同説明会に参加する
- ハローワークを利用する
- 卒業校の就職課(キャリアセンター)を利用する
それぞれの特徴については、次のセクションで解説していきます。
転職を成功させるコツは他にも
入社1年目の新卒が転職を成功させるには、他にもさまざまなポイントがあります。
- 転職したい理由を整理する
- 転職する前に改善努力をする
- 自己分析を徹底的に行い将来像を明確にする
- 転職活動のスケジュールを作成する
- 履歴書・職務経歴書のテンプレートを準備する
- 譲れない条件を決める
- 視野を狭めすぎない
- 転職先の社風を応募前に確認する
- メリハリをつけて転職活動をする
- 自分の実力を客観的に把握する
- 企業が知りたいことを理解する
- 企業にマッチした志望動機を伝える
- 企業の求める人物像に応じて自己PRする
- アピールできる部分はしっかりアピールする
- プライドをひけらかさない
- 退職理由はポジティブに言い換える
- 「第二新卒」だからこそ面接で見られるポイントを意識する
- 面接の場数をこなす
- 資格取得
当サイトには、第二新卒が転職活動を成功させるためのポイントについて詳しく解説した記事があるので、転職成功のポイントをさらに詳しく知りたい方はこちらもチェックしてみてください。
入社1年目の新卒が仕事を辞めて転職する方法
入社1年目の新卒が転職を成功させるためには、「さまざまな転職方法を活用すること」がポイントとお伝えしてきました。
それぞれの方法にはどのような特徴があるのでしょうか。
転職エージェントを利用する
就職エージェントは、就職を希望する人と企業との架け橋となり双方にとって良いマッチングを行ってくれる人材紹介サービス。
転職に関する相談や選考対策などの就活サポートを無料で受けられ、他の転職方法よりも比較的内定率が高いので最もおすすめの方法と言えます。
転職サイトを利用する
転職サイトは新卒の就活で使用した「リクナビ」や「マイナビ」のような求人サイトです。
全国からさまざまな企業が転職サイトに登録しているため、より多くの企業の情報を簡単に入手できるメリットがあります。
企業のホームページから直接応募する
企業によっては自社のホームページのみで採用活動をしている場合もあります。
転職したい企業が明確な場合は、まずは企業のホームページに第二新卒の求人情報が掲載されているかを確認した方が良いでしょう。
転職フェアや合同説明会に参加する
新卒の時にも就職フェアや合同説明会があったように、転職でもイベントが開催されることがあります。
大手の転職サイトや転職エージェントが開催する場合が多いので、これらのイベントを活用したい方は転職サイトや転職エージェントをチェックしておきましょう。
ハローワークを利用する
ハローワークは厚生労働省が設置している公的支援サービス。
地域密着型の求人が多いので、地元で就職したい方には心強い味方となるでしょう。
その他にも公的機関によるサービスには以下があるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
- ヤングハローワーク
- ジョブカフェ
- ニートサポートネット
卒業校の就職課(キャリアセンター)を利用する
意外と知られていませんが、第二新卒でも出身校の就職課(キャリアセンター)を利用することができます。
「卒業したのに就職課に行くなんて…」と気が引けるかもしれませんが、大学職員はそこまで気にしていないので気軽に利用してみてはいかがでしょうか。
入社1年目の新卒が「転職を成功させるために押さえておきたいこと」や「さまざまな転職方法」についてご紹介してきました。
入社1年目の新卒で会社を辞めてしまうと転職がやや不利になってしまいますが、きちんと対策をしておけば内定を獲得できるので、諦めずに取り組んでいきましょう。
ここからは、少し話題を変えて退職時に気になる以下の内容についてお伝えしていきます。
- 仕事を辞めるタイミング
- 円満退職する方法
「転職先が決まればOK」というわけではないので、こちらもきちんと頭に入れておきましょう。
仕事を辞めるならどのタイミングで辞めるべき?
入社1年目の新卒が仕事を辞めるタイミングはいつが良いのでしょうか。
翌年の3月に辞めるのがベター
体力的にも精神的にも問題なければ、入社した翌年の3月に退社するのがおすすめ。
翌年の3月まで働けば少なくとも1年間の実務経験があるので、企業側のウケも比較的良好になります。
デメリットでも触れましたが、やはり1年未満の短期離職は企業側の印象が悪く、書類選考で落とされてしまう可能性が高いので、翌年の3月まで働くことをおすすめします。
心身に不調が出ているならすぐにでも転職すべき
「入社した翌年の3月まで働いた方が良い」とお伝えしましたが、心身に不調が出ている場合は話が別です。
体調を崩していたりうつ病のような症状が出ている場合は、このまま働き続けるとさらに悪化して転職活動ができなくなる可能性もあります。
そうなってしまうと生活がままならなくなり困窮してしまうので、今すぐ転職活動を始めましょう。
仕事を辞めるなら円満に退職しよう!
会社を辞める場合は、できるだけ円満に退職することをおすすめします。
「もう辞める会社だからどうでもいい」と思うかもしれませんが、コストをかけて採用した新卒がすぐに退職すると、企業側にとって大きなダメージとなります。
退職により会社に迷惑をかけてしまうという自覚を持ち、以下を参考に円満退職をしましょう。
上司から引き留められない理由を考える
「仕事がつまらない」「人間関係が嫌だ」といったネガティブな退職理由だと、上司は高い確率で引き留めようとしてきます。
上司に引き留められたくないのであれば、以下のような「家庭の事情」や「健康状態の悪化」などやむを得ない理由を伝えるようにしましょう。
- 家族の介護
- 家業を継ぐ
- 体調を崩してしまった
- すでに転職先が決まっている
退職理由は必ずしも本当である必要はないので、なるべく波風を立てないで穏便に退職できる理由を考えましょう。
辞めにくいのであれば「退職代行」を検討する
「会社がブラック企業で辞めさせてくれない」「上司から引き留められていて辞められない」といった場合は、「退職代行」の活用がおすすめです。
退職代行とは、退職の手続きや企業とのやり取りを代行してくれるサービスです。
最近では以下のように活用している人が増えているようなので、「新卒で仕事を辞めるのが気まずい…」という方も検討してみてはいかがでしょうか。
今年の新卒は退職代行サービスで突然辞めていくのが流行りみたいです
— さあり🐰🍌🐟🐰 (@sa_a_ri) September 10, 2019
休み明け出社したら新卒の子が退職代行でドロンしてた
— かつを (@210neet210) August 30, 2019
弊社は最近現場の新卒の休職と退職代行が流行っていて笑い事じゃない雰囲気。わたしは全然部署が違うから見守るだけだけど、なんだかね
— さに〜ちゃん🌻 (@saniwa0706) September 9, 2019
転職に抵抗があるなら今の会社を辞めないのもアリ◎
ここまでの記事を読んでみて、転職の意志が固まった方もいれば、やっぱり今の会社で働き続けようと思った方もいるかと思います。
こちらでは、今の会社で働き続けようと思った方に向けて、働き続けるためにできることをご紹介します。
異動ができないか相談してみる
仕事内容や人間関係に不満があって仕事を辞めたいと思っている場合は、社内異動できないか上司に相談してみましょう。
異動の話であれば、上司が「何に悩んでいるんだろう」と親身に耳を傾けてくれる可能性が高いです。
仮にすぐ異動が叶わなくても、上司が仕事内容やチーム編成を考慮してくれる可能性も十分あります。
プライベートを充実させる
仕事はお金や生活のためと割り切ってプライベートを充実させることで、「仕事を辞めたい」という気持ちを抑えることもできます。
新たに趣味や習い事などを始めることで日常に楽しみが生まれ、「早く帰って続きをやりたい」という気持ちが会社での悩みを和らげてくれます。
スキルアップを考える
資格取得などでスキルアップを目指していくと、向上心が生まれて仕事の悩みが薄れていきます。
また結果的に将来転職することになったとしても、資格やスキルを持っていると転職で有利になるのでおすすめです。
仕事に対する考え方を変えてみる
今の仕事に対する考え方を変えることで、会社を辞めずに済む可能性が高くなります。
例えば仕事がつまらないと感じているなら、仕事に対してやりがいを見つけたり、ゲームのように仕事をクリアしていく感覚を楽しむのも良いでしょう。
仕事に対する考え方を変えられると今までと違った感覚で働けるので、「仕事を辞めたい」という感覚も薄れていく可能性があります。
副業を始める
会社で副業が認められている場合は、自分の好きなことを副業にするのもおすすめです。
そうすることで、本業はあくまでもお金や生活のためと割り切ることができ、仕事に不満があっても我慢することができます。
副業はうまくいけば収入アップにもつながるので、やってみる価値があるでしょう。
入社1年目の新卒で仕事を辞めたいならよく考えよう!
当記事では、入社1年目で仕事を辞めたいと悩んでいる方へ向けて、転職に関するさまざまな情報をまとめてご紹介してきました。
さまざまな理由で仕事を辞めたいと悩んでいる新卒は多く、約10人に1人の割合で退職をしています。
入社1年目の新卒でも需要が高まっているので転職することはできますが、「とにかく仕事を辞めたい」という理由で転職活動をしてしまうと、次の職場でも同じ悩みに直面してしまう恐れがあります。
そのため、安易に転職活動をせずに自分の退職理由が「妥当な転職理由」なのかをよく考えた上で、転職活動をするようにしましょう。