転職を意識し始めると、悩みや不安が次から次へと出てきてしまうもの。転職したい気持ちと、まだ転職しないほうがいいかもしれないという気持ちの間で揺れ動く人が多いでしょう。
転職の相談を誰にするかはとても重要です。なぜなら転職するか悩んでいる段階と転職を決意した後の相談相手は必ずしも一致しないからです。
当記事では、転職の相談プロセスを順に踏みながら相談する時の注意点やポイントを押さえたうえで、転職の相談を誰にするべきなのか解説します。
より良い未来を手に入れるためにはどうするのが自分にとってベストなのか、しっかり考え納得したうえで決断しましょう。
転職の相談は誰にする?悩んでいるときにおすすめの相談相手
転職しようかどうか悩んでいる段階での転職相談は誰にすべきかというと、身近な人物と公的機関の2つが挙げられます。
身近な人物
あなたの周りにいる身近な人物から2パターンご紹介します。
会社のOG・OBや元同僚
会社のOG・OBや元同僚に連絡が取れるのであれば相談してみましょう。
なぜなら、かつては自分と同じ環境で働いたうえで転職しているため、今の会社と比較したうえでのメリットやデメリットなども教えてもらえるからです。
OG・OBや元同僚からのアドバイスは「自分にとって転職は本当に必要なのか」「転職しないほうがいいかもしれない」という判断材料の1つになるでしょう。
学生時代からの友人(異業種・転職経験者)
異業種で働いている、もしくは転職を経験したことのある学生時代からの友人に相談しましょう。
異業種で働いている友人の場合は、転職経験がなくても相談することで有益な情報が得られるきっかけになります。なぜなら、あなたの知らない業界の話や具体的な仕事内容を聞けるからです。
異業種の知識を身に着けておくことは、転職を本格的に考えるうえで参考になります。結果として、選択肢が広がり今後のキャリアプランを形成しやすくなるでしょう。
転職経験のある友人であれば、転職で悩んでいるあなたの気持ちに寄り添えるので適切なアドバイスをしてもらえることが大きなメリットです。転職を決意した背景から転職活動での失敗談や成功談なども聞けるため転職活動を始める際に役立つでしょう。
公的機関
公的機関から3つご紹介します。
ハローワーク
ハローワークは、転職することを決心していない状態でも無料で気軽に相談できます。
転職の悩みや不安、転職活動をするうえで聞きたいことなどを安心して相談できるのは大きな魅力と言えるでしょう。
ただし、ハローワークで転職相談をするためには「求職申込み手続き」が必要がです。ハローワークに出向く方法と、自分のスマートフォンやパソコンで事前に仮登録をした後でハローワークに出向く方法の2つあります。
求職申込手続きの詳しい案内は、「ハローワーク インターネットサービス」に記載がありますのでご確認ください。また、電話で転職の相談はできないため注意しましょう。
転職の相談をしたら求人に応募しなければならない、強引に企業を紹介されるといったことがないので、転職するか悩んだらハローワークに相談してみるといいでしょう。
おしごとアドバイザー
厚生労働省が提供している無料の相談窓口で転職に関わることはもちろん、今の仕事で抱える悩みや疑問などを電話もしくはメールで気軽に相談できます。
おしごとアドバイザーは「対面で相談するのは気が引ける」「相談に行く時間が取れない」という人におすすめです。電話は平日17時~21時、メールは24時間受付可能なので忙しい人も利用しやすいでしょう。
おしごとアドバイザーでは、キャリアコンサルタントの資格を持ったプロの方々が丁寧に対応してくれるので安心して利用できます。詳しくは「厚生労働省 おしごとアドバイザー」をご確認ください。
若者しごとホットライン
34歳以下の若年層を対象とした無料相談窓口で、電話またはメールで転職活動について気軽に相談できます。電話で相談する場合の相談時間は15分程度になっているため、ワンポイント相談もしやすいです。ただし、相談回数は週3回までとなっているので気をつけましょう。
若者しごとホットラインについての詳しい情報は、「若者しごとホットライン ご利用案内」をご確認ください。
転職の相談相手に選ぶべきではない人・注意が必要な人
ここでは、転職の相談相手に選ぶべきではない人・注意が必要な人を見ていきます。ここで挙げる人たちに相談するといろいろ面倒なことにもなりかねないので、極力相談しないようにしましょう。
選ぶべきではない相談相手
転職の相談相手に選ぶべきではない人を2パターンご紹介します。
上司
上司との関係が良好で信頼しているとしても、上司に相談するのはやめましょう。
転職が当たり前の時代に入りつつありますが、転職を快く思っていない人が一定数いることも事実です。部下の退職は上司の評価に影響を及ぼすことが多いので、引き留められてしまい転職の意欲が失われる恐れがあります。
結果的に転職せず今の会社で働き続けることになったとしても、一度は会社を辞めようとしたことで色眼鏡で見られてしまい会社に居づらくなることもありえます。担当していた仕事の主要メンバーから外されるケースも実際にあり、昇進や昇格にダメージを与えかねません。
あなたのキャリアを客観的に見たうえでの良質なアドバイスは期待できないので、上司に転職の相談をするのはやめましょう。
同僚・先輩
同僚や先輩とどんなに仲が良くても、自分の仕事の悩みを理解してくれていると感じていても、同僚や先輩に相談するのはやめましょう。
同じ会社で働く者同士、利害関係が生じるため本当にあなたのことを想ってアドバイスする人は少ないと思ったほうがいいです。
仲の良い同僚や先輩1人だけに転職の相談をしたはずなのに、いつのまにか社内で自分が転職する噂が広がっていることもあります。そればかりか、転職することが既に決まっているかのような内容になっていたりと噂に尾ひれがついていることも。
白い目で見られて仕事がやりにくくなり、転職しないという選択肢が絶たれてしまうこともあるので、同僚や先輩に転職の相談をするのはおすすめしません。
注意が必要な相談相手
転職の相談をする際に注意が必要な人を3パターンご紹介します。
家族(両親・兄弟・姉妹)
両親や兄弟・姉妹といった家族は保守的な意見に偏りがちなので相談する際は注意が必要です。
家族は自分のことを一番理解してくれている身近な存在であり、親身になって相談に乗ってくれるでしょう。しかし転職にはリスクもあるため、端から反対されるケースも多いようです。
今勤めている会社がブラック企業であったり、毎日会社に行くのがつらくて身も心もズタボロという状況でない限り、家族は積極的には転職をすすめないでしょう。
家族に転職の相談をする際は、1つのアドバイスとして受け入れてください。家族の意見が絶対だと思う必要はありません。「こういう考え方もある」と認識し、場合によっては右から左に聞き流すことも大切です。
配偶者・恋人
配偶者や恋人は転職により起こりうるリスクを懸念し不安や心配が膨らんだ結果、ネガティブな意見しか出てこない可能性が高いので注意が必要です。
自分のことを理解してくれている配偶者や恋人は、悪気があって転職に反対するわけではありません。しかし、転職することで年収が下がったり労働条件が悪くなったりする可能性を危惧するため転職に否定的になります。
特に、大手企業に勤めているのに中小企業やベンチャー企業に転職する場合や引っ越しが発生する場合は、配偶者や恋人の同意を得るのに苦労するでしょう。
だからと言って、配偶者に相談せずに転職活動を始めるとかえってややこしくなります。相談する際は、自分の気持ちをしっかり整理し固めたうえで切り出したほうがいいでしょう。
友人
転職市場や企業の情報に詳しいプロではない、あるいは同業種かつ転職経験がない友人には転職の相談をする際に注意しましょう。
同業種かつ友人自身に転職経験がない場合は、主観的な意見にとどまる可能性が高くなります。転職を考えたことがない友人からすると、転職を考えているあなたの気持ちが分からないため解決の糸口は見つからないことが多いです。
転職の知識や経験がない友人に転職の相談をしても、客観的かつ的確なアドバイスがもらえると期待はしないほうがいいでしょう。
転職を相談する前に整理しておくポイント
転職の相談を誰にするにしても、何に悩んでいるのかはっきりしない状態では得られるものは少ないですし、相談される方も迷惑です。
ここでは、転職を相談する前に整理しておいたほうがいいポイントを2つご紹介します。
感じている不安・不満をハッキリさせる
自分が何に不安や不満を感じているのかハッキリさせることが大切です。
一般的に、転職を考えている多くの人が感じている不安・不満は何なのか見てきましょう。
・残業や休日出勤が多い
・社内の人間関係がつらい
・仕事内容に不満があり働き甲斐を感じない
・今の会社で働き続けてもキャリアを実現できない
主に、これら5つの要因で悩んでいる人が多いようです。特に給料や年収、キャリアの実現は仕事をする上でのモチベーションにもつながるため重要なポイントですよね。
自分が今の会社や仕事において何に不安や不満を感じているのかハッキリさせましょう。箇条書きで構わないので、メモ帳に書き出すことをおすすめします。
感じている不安・不満をハッキリさせたうえで、自分だけの力や努力ではどうにもならないのか、転職することでしか手に入らないのかを見つめ直してみましょう。
相談相手に質問することをまとめておく
相談相手に質問することをあらかじめまとめておくといいでしょう。
転職を考えている人が気になる内容として多いのが以下の3つです。
・職場環境
・仕事内容
給与形態が年俸制なのか月給制なのか、上下関係や会社全体の人間関係は良好なのか、具体的な仕事内容や業務の進め方など、気になる点は多いでしょう。
聞きそびれてしまわないように、事前に何が知りたいのかをまとめておきましょう。相手が質問に答えてくれたことから波及して話題が膨らむことはよくあるため、本来は何を聞こうとしていたかを忘れてしまう可能性もあります。
相談相手の状況次第では、質問内容を箇条書きにしてまとめたメールを相談する日の前日までに送りましょう。相談相手が調べてみないと答えられないような内容がある場合は、事前に送ることで相談時に効率よく話が進みます。
上記のよくある3つの質問内容以外にも、疑問に感じていることや知りたいことがあればまとめておきましょう。
転職を悩んでいるときに相談する注意点
続いて、転職を悩んでいるときに相談する際の注意点を見ていきましょう。 ここをしっかりしておかないと自分の人生を客観的に見れなくなりますので、頭の片隅に入れておくようにしましょう。
複数の人に転職の相談をする
1人だけに相談すると偏った考え方になってしまうため、複数の人に相談しアドバイスをもらうことをおすすめします。
例えば、元同僚や転職経験のある学生時代からの友人だけに相談するのではなく、公的機関のハローワークやおしごとアドバイザーで相談するというように、プロの意見も聞くことでより客観的かつ冷静に判断できるでしょう。
意見を全て真に受けない
周りが何を言おうと、あくまでも転職するのは他の誰でもないあなた自身であるため、相手の意見を全てそのまま真に受けてはいけません。
不安に感じていることや悩んでいることを相談してアドバイスされると、その意見が全て正しいとつい思い込んでしまうものです。しかし、必ずしもその意見が自分にとって正しいとは限りません。
相手の意見を真に受けるのではなく、その意見を自分の中でしっかりと咀嚼し正しいと感じたら取り入れて実行しましょう。
転職の相談をしないのも1つの手
転職すべきか否かについては、相談を誰にもしないのも1つの手です。その理由を3つご紹介します。
相談は相手を選んだ時点で決まっている
相談相手を誰にするか選んだ時点で、答えは決まっているものです。
今まで生きてきて悩んだこと、迷ったことは誰しも1度はあるでしょう。そんなとき誰に相談してきましたか?
背中を押してほしいときは背中を押してくれるだろうと思う人を選び、止めてほしいときは止めてくれるだろうと思う人を無意識に選んでいたのではないでしょうか。
相談する時は、自分の中で既にどうしたいか答えは出ていることが多いです。しかし、やめるきっかけもしくは行動に移すきっかけがほしいため、自分が潜在的に求めていることを答えてくれる人に相談するのでしょう。
相談する相手を選んだ時点で答えは決まっていることを心に留めておけば、他人に相談しなくても自ずと答えが導かれ解決することもあります。
人は自分自身で経験していないことはすすめない
今までの人生経験や過去から積み重ねてきた考え方や価値観で今の自分が形成されているため、人は自分自身で経験していないことをすすめません。
つまり、転職を経験したことがない人は積極的に転職をおおすすめしません。なぜなら、自分が過去に経験してきたことや自分が持っている知識以上のことは言えないからです。
家族や恋人、公共機関の転職相談サービスなどでどんなに相談しても、最終的には自分で決断しなければなりません。転職をどうするか悩んでいても、心の中では転職するか転職しないかどちらかに比重を置いているものです。
相談する時間が無駄になってしまう可能性があるため、むやみやたらと人に相談するよりも自分を信じて答えを出すという選択肢もあることを忘れないようにしましょう。
転職経験のない人の意見は参考にならない
転職の経験がない人は一般論で語るため、その意見は参考にならないことを念頭に置いておきましょう。実際にその人が経験したうえで転職をすすめるまたは否定するのであれば説得力がありますが、経験していなければ言葉に重みが感じられません。
自分自身も、経験がないことを相談されても借りてきた言葉でしか人に語れませんよね。転職経験のない人からアドバイスをもらっても、参考にはならないため受け流したほうがいいでしょう。
転職を決意する前に確認すべきこと
転職の相談を誰にするか、あるいは転職の相談は誰にもしないと決めた人もいるでしょう。それでは、転職を決意する前に確認すべきことをご紹介します。
本当に転職すべきなのか考え直す
焦って失敗しないためにも、本当に転職するべきなのか今一度考え直すことが大切です。
転職したいという気持ちが衝動的なものではないか、一時的なものではないか自分の気持ちを整理しましょう。嫌なことや困難なことから目をそむけたくなって転職の二文字が頭に思い浮かぶ人もいます。
今の職場で「自分にできることはないか」「どうすれば現状を少しでも良く変えられるか」「上手く割り切って仕事すれば気持ちも楽になるのではないか」というように、まずは自分で解決できないか試行錯誤することが大切です。
こういった努力を重ねても、改善の余地がなく今の職場では自分が抱えている問題が解決しないこともあります。そこで初めて本格的に転職に向けて行動に移すというステップを踏むことで、転職を早とちりして後悔せずにすむでしょう。
なぜ転職したいのか目的を明確にする
転職を後悔しないためには、自分がなぜ転職したいのか目的をハッキリさせることが重要です。
転職することで何を実現したいのか目的を具現化することで働いている自分の姿が想像しやすくなります。しかし転職そのものが目的になってしまうと、働いている自分の姿が想像できず転職先がいっこうに決まらない可能性が高いです。
仮に転職先が決定したとしても、またすぐに不満を抱くようになり転職を繰り返すという悪循環に陥るかもしれません。転職はより良い未来を手に入れるための手段であることを心に刻みましょう。
転職の目的を明確にすると自分の現状を把握することができ、目指す方向性がブレることもありません。そうすることで、強い信念が生まれ一貫性のある転職活動が行えるでしょう。
キャリアの棚卸しを行い、強みやスキルを整理する
今まで携わってきた仕事を振り返り、自分が何をしてきたか、どんな評価を得てきたか1つ1つ書き出していくキャリアの棚卸しを行い、強みやスキルを整理することが大切です。
キャリアの棚卸しを行うことで自分に何ができるか可視化でき、応募書類に自己PRを書く際や面接でも役立つでしょう。企業が求めているスキルと今の自分が持っているスキルを比較できるため自分に足りないものも分かります。
一方で、自分の強みをきちんと理解するのは難しいものです。家族や友人に自分の強みを聞いてみるのもいいですが、恥ずかしくて聞きづらいと感じる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな人は、約30分で自分の強みが明らかになるリクナビNEXTの【グッドポイント診断】を活用してみましょう。18種類の中から自分の強みを5つ教えてくれます。
グッドポイント診断を受けるにはリクナビNEXTへの登録が必要ですが、診断料は無料で気軽に試せます。診断結果が詳しいので、転職活動を始めるうえで重宝するでしょう。
転職条件・優先順位を決めておく
入社前に抱いていたイメージと入社後の現実にギャップが生じないようにするためにも、転職の条件および優先順位を決めておくことが大切です。
優先順位をつけないまま転職活動を始めると、後先考えずに次から次に応募しかねません。もし内定をもらっても、「こんなはずじゃなかった」と失敗に終わるでしょう。
転職するうえで絶対に譲れない条件と譲歩してもいいと思う条件を分けてください。例えば、仕事内容や残業時間、会社の規模や年齢層、給与や福利厚生など人によって何にこだわるかは様々。
そして、絶対に譲れない条件の中からさらに優先順位をつけましょう。優先順位をつけることで数ある求人情報に惑わされることなく、自分が応募するべき求人がハッキリします。
自分が希望する転職条件を全て満たす企業はまずありません。「給与も勤務時間も福利厚生も」と欲張ると、思うように転職活動が進まず転職先が決まらない恐れがあります。
理想ばかりを追い求めるのではなく、自分にとって本当に必要なものは何なのか、何が幸せだと感じるのか、我慢しても苦にならないと感じるのは何かを見つめ直し転職条件・優先順位を決めましょう。
転職を決意した後におすすめの相談相手
それでは、転職を決意した後におすすめの相談相手をご紹介します。
転職エージェント
数えきれないほどの転職者をサポートしてきた転職のプロである、転職エージェントに相談することをおすすめします。
転職エージェントは、転職市場をしっかり把握しているプロです。最新の業界情報や動向、転職を成功させるためのノウハウを教えてもらえます。
転職エージェントを利用するメリットが他にも5つあるので見てみましょう。
・一般には公開されていない非公開求人を紹介してもらえる
・応募書類の書き方のアドバイスや面接対策をしてもらえる
・面接スケジュール調整をしてもらえる
・給与などの条件交渉をしてくれる
働きながら1人で転職活動を進めていくのは想像以上に大変です。転職エージェントを利用することで、全面的にサポートを受けられるため精神的・肉体的な負担が大幅に軽減されるでしょう。
転職エージェントはたくさんあるため、自分に合うエージェントを見つけるのは至難の業です。おすすめの転職エージェントを以下の記事にてまとめていますので、転職エージェント選びの参考にしてください。
相談方法(対面・電話・メール・オンライン)
転職エージェントで相談するためには、対面式でなければ相談できないと思っている人もいるかもしれません。しかし、転職エージェントでは対面だけではなく電話やメール、オンラインでも相談できることもあります。
相談方法については、面談を申し込む際に転職エージェントに確認することをおすすめします。
相談を円滑に進めるためのポイント
実際に転職エージェントへ相談する際、滞りなく円滑に進めるためのポイントを3つご紹介します。
転職の意欲を見せる
担当キャリアアドバイザーに、転職の意欲をしっかり見せることが大切です。
転職意欲が低い人に、キャリアアドバイザーも積極的にサポートしようとは思いません。担当キャリアアドバイザーは、あなただけではなく何人かの求職者も同時に担当しています。
ですから、転職への強い信念を失わず、他の求職者よりも転職意欲が高いことをアピールすることで優先してサポートしてもらえる確率が上がるでしょう。
「エージェント側に転職の意欲を見せるためにはどうすればいいの?」と疑問に感じるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。キャリアアドバイザーから連絡が来たら早く返信することを心がけたり、企業を紹介されたら前向きに検討する姿勢が大切です。
キャリアアドバイザーへ積極的に質問する
転職活動を進める中で不明な点が出てきた際は、転職のプロであるキャリアアドバイザーへ積極的に質問しましょう。
例えば気になる求人を見つけた際に、その企業の社風や自分と同じ年代の人たちがどのように活躍しているのか、面接で聞かれるポイントや落ちる人の特徴など、少しでも気になる点があれば積極的に質問することが大切です。
転職市場を知り尽くしているキャリアアドバイザーの情報網は広いため、質の高い情報を得られるでしょう。
応募書類は事前に準備しておく
履歴書や職務経歴書などの応募書類は事前に準備しておきましょう。
草案がなければ転職エージェントも改善の意見を言えません。また、相談をしてから履歴書・職務経歴書を作成するとなると、転職エージェントの対応もワンテンポ遅れてしまいます。
転職活動を効率よく始めるためにも、作成した書類を相談前に用意しておきましょう。
転職の相談を誰にするか見極め自分を信じて決断しよう
迷いや不安も、あなたがこれから転職によって実現したい未来を手に入れるための大切なプロセス。転職の相談を誰にするかはとても大切です。相談相手は慎重に選びましょう。
しかし転職の相談を誰にしても、最終的に転職するかどうかを決めるのはあなた自身です。自分のことを信じられていれば、意見に振り回されることなく満足のいく決断ができるでしょう。