ワンマン社長のパワハラが辛くて会社を辞めたい…
そんなお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?
当記事では、ワンマン社長がパワハラをする心理や対策、パワハラの例などをご紹介します。
パワハラで会社を辞めたい時の退職のポイントにも触れるので、ぜひ最後までご覧ください。
パワハラをしてしまうワンマン社長の心理とは?
ワンマン社長はなぜパワハラをしてしまうのでしょうか?
こちらでは、パワハラをしてしまうワンマン社長の心理をご紹介します。
自分の考えが正しいと思っている
ワンマン社長は、自分に絶対的な自信を持っています。
その自信の強さから自分の考えが絶対正しいと思っているため、他人から意見を言われるのを嫌がる傾向が強いです。
この傾向がかなり強いワンマン社長の場合、自分に意見を言う人間を敵視してパワハラをしてしまうことがあるのです。
パワハラをしないと人が動かないと思い込んでいる
パワハラをするワンマン社長は、パワハラをしないと社員が動かないと思い込んでいる人も多いようです。
これは、ワンマン社長のこれまでの経験や知識などが主な原因。
パワハラをしてしまうワンマン社長は他人の意見をあまり聞かないという特徴もあるので、この思い込みを外すのはなかなか難しかもしれません。
そもそもパワハラをしているという自覚がない
パワハラをするワンマン社長は、そもそもパワハラをしているという自覚がない場合も。
これも前述同様、これまでの知識や経験が主な原因です。
ワンマン社長が日常的にパワハラを受けた経験を過去にしていたなら、パワハラをすることは当たり前で、それがパワハラをしているとは思わないのも納得できるのではないでしょうか。
パワハラをするワンマン社長への対策は?
そうは言ってもワンマン社長からパワハラを受けるのは嫌ですよね?
こちらでは、ワンマン社長のパワハラを回避するための対策を3つご紹介します。
徹底してイエスマンになってしまう
ワンマン社長のパワハラへの効果的な対処法は、徹底的にイエスマンになってしまうこと。
ワンマン社長は自分に口答えしないイエスマンを好むので、ワンマン社長にすり寄ればパワハラ被害を受けることが少なくなるでしょう。
しかしながら、無理をして社長に媚びていると、イエスマンな自分に嫌気がさして心理的に不調になる可能性もあるかもしれません。
ワンマン社長が指示する前に先を読んで行動する
パワハラをしてしまうワンマン社長の心理のひとつに、パワハラをしないと社員が動かないと思い込んでいるというのがありました。
このようなワンマン社長は指示する際にパワハラをしがちなので、ワンマン社長が指示する前に先を読んで行動してしまえばパワハラを回避することができます。
ワンマン社長のパワハラ対策に限らず、先読みの行動は他人からの評価も良くなるので取り入れてみてはいかがでしょうか。
パワハラに関する話題に触れてそれとなく気付かせる
パワハラをするワンマン社長は、そもそもパワハラをしている自覚がない場合もあるとお伝えしました。
あまりにダイレクトにパワハラだと責めるとワンマン社長を刺激してしまうので、ランチや飲み会の席などでパワハラのニュースに軽く触れてみるのがおすすめ。
気付かない可能性も高いですが、気付いてくれたらラッキー程度に思ってやってみたらいかがでしょうか。
パワハラをするワンマン社長を訴えることもできるがお金や時間やパワーが必要
パワハラをするワンマン社長への対策は、あくまでもその場しのぎ。
ワンマン社長のパワハラを根本的に解決したい方の中には、訴えたい・訴訟を起こしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
ワンマン社長を訴える場合、弁護士などの費用がかかるだけでなく、訴訟するための準備や法廷に出席する時間や精神的なパワーも必要とします。
また社長は最終的な人事決定権を握っているので、退職も辞さないという覚悟でやる必要もあります。
これらを乗り越えてでも訴えたいという人は、行動を起こしてみてはいかがでしょうか。
そもそもワンマン社長とはどんな人なの?
パワハラをしてしまうワンマン社長の心理とその対策をご紹介してきましたが参考になったでしょうか?
ここからはさらに、ワンマン社長の特徴についてご紹介していきます。
ワンマン社長の特徴を知って、パワハラ対策に活かしてみてはいかがでしょうか。
利益を優先したがる
会社は営利団体なので、常に売上や利益を考えなくてはなりません。
ワンマン社長の場合はその度合いが顕著。
自分で起業して事業を拡大してきた自負があるので、利益を上げてるにはどうしたらいいか、会社を大きくするにはどうしたらいいかを常に考える傾向にあります。
すべてを把握したがる
ワンマン社長が事業を立ち上げたばかりの時代には、社員が少ないので全ての状況が把握できていましたが、社員が多くなるにつれて全てを把握することは難しくなります。
通常はある程度社員に任せる必要がありますが、ワンマン社長は利益を優先するのもあり、細かい業務まで把握したくなってくる場合もあるようです。
基本的にイエスマンが好き
ワンマン社長は打てば響くイエスマンが好き。
自分に絶対的な自信があるので、提案したことに対して即座に「はい!やります!」というイエスマンに好感を抱きます。
自分なりの正論をハッキリ言うタイプは、ワンマン社長に煙たがられてしまうので注意が必要です。
気分によって指示が変わりやすい
昨日までは右と言っていたのに今日は左というように、日によって意見がコロコロ変わってしまうワンマン社長も多いです。
社長としては色々と考えているのかもしれませんが、その発言による影響力を考えていない場合が多く、振り回されて疲弊してしまう社員も多いようです。
ワンマン社長が陥りがちなパワハラの事例4つ
ワンマン社長には、さまざまな特徴があることがお分かり頂けたのではないでしょうか?
ここからは、ワンマン社長の特徴があるゆえに陥りがちなパワハラの事例を4つご紹介します。
大勢の人の前で罵声を浴びせる
ワンマン社長は利益を優先するあまり、社員が仕事で失敗するとひどく叱責する場合もあります。
「社員の成長のため」という意図があるならまた違うのですが。
利益などの結果のみを追いかけてそれが達成できないから責めるというのは、明らかにパワハラ行為です。
特に大勢の目の前で罵声を浴びせるのは他の社員に対しても威圧感を与える行為になるのでさらに悪質です。
大きな物音を立てるなど威圧的な態度をする
ワンマン社長に限らずですが、わざと大きな物音を立てて威圧してくる人はいないでしょうか?
大きな物音で威圧され続けると、聞いている方は音がするたびにビクッとなって、心理的に負荷がかかりますよね。
大きな物音を立てるのは、直接的に罵声を浴びせたり手をあげていませんが、これも立派なパワハラ行為になります。
労働基準法を守らずサービス残業や休日出勤を強要する
サービス残業や休日出勤の強要は分かりやすいパワハラ。
最近では「働き方改革」などと政府から言われて強要されることは減っているようですが、未だに強要されているケースも多いようです。
これは労働基準法に反する明確な違法行為なので、かなり悪質と言えるでしょう。
気に入らない社員の評価を低くしたり退職に追いやる
ワンマン社長は自分の考えに絶対的な自信があるので、自分の意見に立てつくような社員を嫌がるとお伝えしてきました。
これが過度になると、気に入らない社員の評価を下げたり、ひどい場合には自己都合で退職するように仕向ける場合もあります。
これも立派なパワハラ行為。
仕事で結果を出しているのに評価されないという方は、このようなパワハラを受けている可能性も考えられるので注意しましょう。
パワハラをするワンマン社長の会社はデメリットばかり
パワハラをするワンマン社長への対策でも触れましたが、あくまでもその場しのぎの対策なので根本的にパワハラを解決することはできません。
パワハラが日常的になってしまっているワンマン社長の場合、何かと理由を付けてパワハラをする可能性が高いのです。
明らかに普通の状態とは異なるので、パワハラをするワンマン社長の会社にはデメリットが出てくるのです。
こちらでは、そんなパワハラをするワンマン社長の会社のデメリットを3つご紹介していきます。
パワハラ体質が社員にも蔓延
ワンマン社長がパワハラをしていると、社員たちもパワハラをするのが当たり前と思うようになります。
これによってパワハラ体質が社員にも蔓延してしまい、上司が若手をパワハラしてしまうというような負の連鎖が生まれてしまうのです。
うつ病などの病気につながる場合も
パワハラをするワンマン社長の会社にいると、精神を病んでしまう可能性が高いです。
代表的な病気と言えば「うつ病」。
長時間過ごす会社でパワハラを受けるような抑圧されている状態にあると、うつ病を発症してしまう方も多いようです。
会社の末路は倒産!?
パワハラをするワンマン社長がいる会社の末路は、最悪の場合「倒産」かもしれません。
社長の判断が冴えていて軌道に乗っている時は良いかもしれませんが、常にそうとはいかず業績不振に陥ることもあるでしょう。
その際に社長が間違った判断をしても、パワハラをするワンマン社長を誰も止めることはできないので、倒産につながってしまう可能性も十分に考えられます。
パワハラをするワンマン社長に耐えられないなら転職がおすすめ
ワンマン社長からパワハラを受けて耐えている人は、このまま我慢し続けるとうつ病などの危険性があります。
ワンマン社長の会社の上司や同僚は不満を言いながらも結局は社長のイエスマンなので、自分の身を守れるのは自分だけ。
自分の身を守るためには社内の誰かには頼らずに、転職サイトに登録するなど会社を辞める準備だけでもしておくと良いでしょう。
パワハラをするワンマン社長の会社を退職する時のポイント3つ
ワンマン社長からのパワハラが辛い方には退職をおすすめしましたが、退職する時に気を付けたいことがあります。
それは、ワンマン社長の感情を逆なでしないこと。
ワンマン社長の機嫌を損ねると、スムーズに退職できない場合もあるのです。
ここからは、ワンマン社長の会社を退職する時のポイントをご紹介します。
以下のポイントを押さえて、円満に退職を目指しましょう。
退職を申し出る前に就業規則を確認しておく
退職を申し出る前に、必ず「就業規則」を確認しましょう。
就業規則には退職の申し出の時期が記載されており、一般的な会社では「退職日の1ヶ月前までに」申し出ることと定めていることが多いのですが、会社によっては3ヶ月前としている会社もあるようです。
就業規則を調べずに規則よりも早めに退職することを申し出たら、社長の怒りを買って就業規則を盾に退職を認めないという態度を取られてしまうかもしれません。
就業規則は絶対ではありませんが、話がこじれて辞めにくい状況になる可能性があるので、就業規則は必ず確認しておきましょう。
退職理由で会社の不満を言わない
ワンマン社長は自分の会社が完璧だと思い込んでいます。
退職理由で会社の不満を言うと、ワンマン社長の感情を逆なでしてスムーズに退職できなくなる恐れがあります。
そのため、退職理由では『新しい分野に挑戦したい』という前向きな理由を言うのがおすすめ。
「今とは違う分野や業界に挑戦したい」と言えば会社の批判を一切しないですし、今の会社ではできないことなので強引な引き留められることもないでしょう。
転職先を決めておく
パワハラをするワンマン社長の会社をスムーズに離れる3つ目のポイントは、転職先を決めておくこと。
社員を補充するためにはかなりのお金と時間がかかるので、社長としては簡単に社員の退職を認めたくないのです。
しかし転職先さえ決まっていれば、「これ以上引き止めても仕方ない」と思ってもらえて、すんなりと退職の話が進むことが多いので、転職先を先に決めてしまうのも有効でしょう。
ワンマン社長のパワハラを我慢する必要はない
パワハラをしてしまうワンマン社長の心理や対策、会社を辞めたい場合に円満退社するためのポイントなど、幅広くご紹介してきました。
ワンマン社長のパワハラ対策でしのぐのも良いですが、あまりにも辛いなら転職を視野に入れた方が良いかもしれません。
自分を守れるのは自分だけ。
自分がどうしていきたいのか、改めてよく考えて決めていきましょう。