仕事がつまらないのは当たり前だとよく聞くけれど…
自分だけ仕事がつまらないのではないかと思ったり、仕事がつまらなくて辞めたい、転職したいなどと考えている人もいるのではないでしょうか。
当記事では、仕事がつまらないと思ってしまう理由や今すぐできる対処法をご紹介します。
仕事を続けたい人も辞めたい人も、こちらの記事をご覧になって仕事がつまらないという状況を改善する方法をチェックしてみてください。
仕事がつまらないのは当たり前じゃない!?そう思ってしまう理由とは?
仕事がつまらないのは当たり前という声も耳にしますが、仕事の内容や職場の環境によりつまらないと思ってしまう場合があります。
こちらでは、仕事がつまらないと思ってしまう理由を以下のケースに分けてご紹介します。
- 仕事に原因がある場合
- 環境に問題がある場合
仕事に原因がある
結果を出せていない
自分では一生懸命仕事をしているつもりなのに、結果につながらないとつまらないと思ってしまいますよね。
職種や仕事内容によってはなかなか結果につながらないケースもありますが、仕事のやり方に原因があって結果が出ないケースもあります。
仕事で結果を出せる人は目標達成のために主体的に仕事をしますが、結果を出せない人は目標を設定せず受動的に仕事をする傾向にあるので、思うような結果につながらないようです。
やりたくない業務もやらなければならない
自分の憧れの仕事に就けたとしても、雑務や事務仕事などやりたくない仕事もやらなければなりません。
やりたくない仕事ばかりだとつまらないと思うかもしれませんが、仕事で好きなことばかり選べないのは当たり前のこと。
嫌なこともやりたくないこともやらなくてはいけないのが仕事です。
自分の仕事に価値を見出せない
自分のやっている仕事に価値があるのか分からないと、仕事がつまらないと感じてしまいます。
自分の仕事が何の役に立つのか、どういう位置づけなのかが分からないと、自分の仕事に価値がないと感じるもの。
仕事に対するモチベーションも低下して、「この仕事はつまらない」と感じてしまいます。
今の仕事が将来につながっていると思えない
自分の望む将来像と現在の仕事がかけ離れていて、将来像に近づいている実感がもてないと仕事がつまらないと感じてしまいます。
今の仕事が将来につながっていないように思えても、無駄なことはないというのが真実。
頭では理解していても、仕事がつまらないと思ってしまうのが実情のようです。
主体性がなく仕事をやらされていると思っている
会社員として働く以上、基本的に会社や部署の方針に従わなければなりませんが、その状況で主体性をもって仕事をするか否かで仕事の面白さは変わってきます。
受け身で指示待ちをしていたり、仕事をやらされていると思っていると、自分には自由がないように思えて仕事がつまらないと感じてしまいます。
適性がない
仕事がつまらないと思ってしまう理由の一つに、業務自体が向いていないという可能性があります。
適性がない仕事だと、生産性が上げにくくて結果にもつながらず、モチベーションの維持もしにくいです。
自分のやりたい仕事や向いている仕事であれば、つまらないと言う可能性も低くなります。
やりたい仕事ではない
就職活動のときに仕事内容ではなくネームバリューで選んでしまったり、やりたい仕事ができない部署に配属されたしまうと、自分のやりたい仕事ができずにつまらないと感じてしまいます。
やりたくない仕事だとモチベーションが上がらず、結果につながりにくいのも当たり前。
自分の本当にやりたい仕事を見極めて、就職先や仕事を選んでいく必要があります。
プライベートの楽しい時間と比較している
仕事がつまらないと感じている人は、プライベートの自由で楽しい時間と仕事のつまらない時間を比較している可能性があります。
プライベートで何をしていても全て自由。
プライベートの自由で楽しい時間と仕事の束縛感を比較していたら、仕事がつまらないと感じてしまうのは当たり前と言えるでしょう。
職場環境に原因がある
人間関係がうまくいっていない
仕事はひとりだけでなく、チームを組んでする場合も多いです。
良好な人間関係が築けていないと、居心地が悪くて仕事がつまらないと感じてしまうのも当たり前。
人間関係を我慢し続けるとストレスが蓄積されてしまうので、注意が必要です。
給与や待遇に不満がある
給与は労働に要する力や時間の対価として支払われるもので、仕事に対する評価のひとつ。
仕事そのものに問題がなくても、給与や待遇に不満があると仕事がつまらないと思う人も多いようです。
思うように昇給や昇格が期待できないと、仕事を続けていく意欲が失われて仕事がつまらないと感じ、最終的には辞めたいと思うようになってしまいます。
評価されない
一定の結果を出しているのに仕事の成果や能力を評価されないと、仕事がつまらないと思うようになります。
仕事の内容が単純作業や事務処理などの場合は、成果が見えにくいため周囲から評価されにくい傾向があります。
上司との相性が悪かったりすると、正当な評価を受けられないケースも多いようです。
仕事で評価されないとお悩みの方は、以下の記事も参考にしてみてください。
活躍する場がない
どんなに能力があっても、活躍する場や機会がなければモチベーションが低下して仕事がつまらないと感じてしまいます。
進行しているプロジェクトや仕事内容によっては活躍する場がない場合も多いので、自分ではどうにもできないという苦しさがあります。
時間や場所に縛られている
会社勤めの人は、職場が決まっていて出社時刻や休日が定められていることが大半。
出社時間が早い、残業が多い、休みが少ないなどと不満に感じて、仕事がつまらないと感じることがあります。
残業が少なくて休みが十分に取れていても、時間や場所に縛られていることに抵抗感がある人も少なからずいるようです。
労働環境が悪い
通勤時間や労働時間が長かったり職場の環境が悪くて、仕事がつまらないと思う場合があります。
これは仕事へのモチベーションも関連していて、モチベーションが高ければ多少労働時間が長くても充実して仕事ができますが、モチベーションが低いと仕事がつまらないと思ってしまいます。
方針や文化があわない
仕事にやりがいを感じていて成果や評価も上がっていても、会社の方針や文化がどうしてもあわなくてモヤモヤすることもあります。
経営者が急に変わるということはありませんし、根付いてきた文化を変えるのはとても難しいです。
自分では解決できないものなので、職場を変えるという選択になる可能性が高いです。
仕事がつまらないと感じた時の対処法
仕事がつまらないと感じてしまう理由には、さまざまな理由があることがお分かり頂けたのではないでしょうか。
さまざまな理由があるにせよ、少しでも仕事を楽しいものにしたいですよね?
ここからは、仕事がつまらないと感じた時の対処法を、自分の考え方や行動を変えるパターンと仕事内容や環境を変えるパターンに分けてご紹介します。
自分の考え方や行動を変える
信念や主体性をもって仕事をする
仕事に対して受け身であったりやらされている感を抱いていると、仕事がつまらないと感じてしまうとお伝えしました。
会社や部署の方針があっても、自分なりに信念をもって主体的に仕事に取り組んでいくと、仕事に楽しさを見出すことができます。
「ここだけは譲れない」「ここはこうしたい」など、自分の意思をもって取り組んでいくと良いでしょう。
自分が納得できる仕事をする
仕事がつまらないと感じない人は、周りに流されずに自分が納得できる仕事をします。
「ここまででいい」といった仕事に対しても、自分が納得できるレベルまで仕上げるため、上司や先輩から一目置かれ評価されることも多いのです。
しかし、あまりにも質にこだわってスピード感が損なわれると悪い評価につながるので、仕事の内容や納期を考慮しておこなう必要があるでしょう。
自分の仕事の役割を理解する
仕事がつまらないと感じるためには、仕事にやりがいを感じることが重要。
自分の仕事が組織内でどのような役割を果たすのかを把握すると、仕事のやりがいにつながり、仕事が楽しいと思えるようになります。
単純作業であっても仕事には何かしら意味があるので、自分の仕事の役割を正しく理解すると良いでしょう。
将来の希望や目標を明確にする
将来像や目標を明確にすると、何のために働くのか、いま何をしたらいいのかが明確になり、仕事へのモチベーションが向上して仕事が楽しくなります。
10年後、20年後の自分がどうなっていたいかを考え、そこへ向けて今自分が何をすべきなのかにフォーカスして仕事に取り組んでいくと、「仕事がつまらない」と思う時間もなくなるでしょう。
スキルを磨いて自分だけの「価値」を追求する
同じ職場や職種だとみんな同様のスキルをもっており、仕事の振り分けも均一になりがちなので面白味に欠けてきます。
他人よりももっと面白い仕事がしてみたいという方は、語学など仕事に活かせる特技を伸ばしていくと仕事のチャンスに恵まれる可能性があります。
現状に甘んじず、さらにスキルを磨いていて自分の価値を高めていくと良いでしょう。
仕事のやりがいを見つける
「仕事のやりがい」は仕事のモチベーションに関わる重要な要素。
自分の仕事のやりがいを見つけると、仕事に対するモチベーションが向上して仕事がつまらないと思わなくなってきます。
どんな仕事も無駄な仕事はないので、自分なりにやりがいを見つけていきましょう。
今やるべきことに集中する
仕事に集中していくとミスを減らすことができ、その毎日の積み重ねにより業績がよくなったり評価が高まって楽しくなってきます。
また仕事に集中すると、人間関係のいざこざなど些細なことは気にならなくなるもの。
仕事がつまらないと思ってしまうのは仕方ない場合もありますが、まずは今やるべき仕事に集中してみてはいかがでしょうか。
組織へ貢献することを目標にする
目標管理制度(MBO)などの評価制度のある会社であれば個人の目標を細かく設定するかと思いますが、組織においても生産性や品質、売上などの目標が設定されているものです。
組織に貢献することを目標にすると、仕事の効率化や品質の向上などさまざまなことに目を向けられるようになるので、仕事に面白味が出てきます。
組織へ貢献すると上司からの評価も高まり、給与や待遇が今より良くなる可能性も十分あります。
より良い人間関係を築くようにする
仕事はひとりでするものではなく、みんなでするものです。
職場で良い人間関係を築くようにすると、自分が困ったときにフォローしてもらえることがあります。
何気ない会話でリフレッシュできたりアイデアが浮かんで仕事に良い影響を与えることもあるので、良好な人間関係を築くようにしてみてはいかがでしょうか。
どうしたら顧客や上司に喜ばれるのかを考える
どうしたら顧客や上司に喜ばれるのかにフォーカスして仕事をすると、資料や仕事の進め方を工夫するようになります。
創意工夫する過程にも楽しみはありますし、顧客や上司が喜べば自分の評価にもつながるメリットも。
さらに顧客や上司に評価されると、他の同僚やライバル会社よりも一歩先んでて、新たな仕事や、よりやりがいのある仕事を渡してもらえる可能性もあるため、より仕事に面白味が出てくるでしょう。
仕事内容や環境を変える
職場の上司に相談する
仕事がつまらないと感じているなら、一度上司に相談してみてはいかがでしょうか。
自分に対する客観的な評価や、自分が今やっている仕事の重要性を知るきっかけになるかもしれません。
また、上司も過去に「仕事がつまらない」と感じた経験がある可能性もあるので、親身に相談に乗って具体的な対策案を提示してくれたり、状況によっては今までとは違う業務を割り当ててくれるかもしれません。
ただし、単に「仕事がつまらない」と言うと印象が悪いので、「新しいことを学びたい」などの前向きな理由で相談すると良いでしょう。
転勤や転属をする
今の部署の仕事が自分にあわなかったり、人間関係の折り合いが良くない場合は、別の部署に異動させてもらうのもひとつの方法。
会社そのものに大きな不満がないのであれば、まずは社内での異動や転勤ができないか相談してみましょう。
ただし、今の職場で結果を出していなければ、まともに取り合ってもらえなかったり、今まで同様つまらないと感じる仕事しか与えられない可能性が十分にあるので、注意しましょう。
好きなことで副業する
会社で副業が認められているのであれば、思い切って好きなことで副業するのもおすすめ。
自分の好きなことで副業すると、リフレッシュできるだけでなく今の仕事にも良い影響を与える可能性があります。
体を動かすことが好きな人は「インストラクター」、パソコンが好きな人は「パソコン教室の講師」など、自分の空いた時間を活用して活動してみるのも良いでしょう。
また、副業をする場合は自分で全てをコントロールしなければならないため、その経験により自分の適性を改めて知る好機にもなるでしょう。
フリーランスになる
仕事が選べないのが嫌だったり時間や場所に拘束されるのが嫌だったと感じているのであれば、フリーランスになるのもおすすめです。
フリーランスは基本的に自分で仕事を選べますし、職種によっては作業場所や作業時間にも縛られないため、自由度がかなり高くなります。
フリーランスは主体性をもって仕事をしないとやっていけないところもあるので、仕事がつまらないと思うこともあまりなくなるでしょう。
転職する
以下のように、今の会社で努力や対策をしても解決できない場合には、転職を視野に入れましょう。
- 今の仕事が合わない、適性がない
- 給与や待遇が同業他社と比べて明らかに悪い
- 人間関係などの問題が改善しない
転職する場合には、 今の会社で何が問題なのかを明確にし、それを解決できる職種や会社を選びましょう。
仕事がつまらないと感じた時にやってはいけないこと
仕事がつまらないと感じている時の対処法にはさまざまなものがありましたが、すぐに改善できないケースもあります。
その時に仕事がつまらないからといってやってはいけないNG行動をしてしまうと、仕事の評価が下がったり職場の人から悪い印象をもたれる可能性があります。
こちらでは、仕事がつまらないと感じた時にやってはいけないことを3つご紹介します。
どんなに仕事がつまらなくても、この3つの行動だけはしないようにしましょう。
同僚や部下へ相談する
職場の同僚や部下は上司よりも話しやすいため、お酒の席やちょっとした休憩時間の時に気が緩んで、「仕事がつまらない」「やりがいを感じない」などと話してしまいがち。
同僚や部下へ何気なく話したつもりでも、「つまらない」と感じている事実が上司に伝わってしまう可能性があるので注意が必要です。
人を介して伝わった情報は自分の真意と異なって伝わることも多く、「やる気がない」「仕事を辞めようとしている」などと悪い印象をもたれてしまうので、安易に同僚や部下に話さないようにしましょう。
今の仕事が楽しいふりをする
仕事が楽しいふりはあくまでも「ふり」であって、本心ではありません。
仕事がつまらないからといって何とか楽しむふりをしていると、どこかにひずみがでてきて、体調を崩したりうつ病などを患ってしまう恐れもあります。
楽しいふりをするのではなく、楽しくするための工夫をしたり環境を変えるなどの対策をしましょう。
すぐに転職をする
仕事がつまらないからという理由で転職する人もいるようですが、おすすめできません。
安易に「大企業や有名企業だから」「収入アップできそうだから」などの理由で転職をしても、根本的な「仕事のつまらなさ」は改善されないため、失敗に終わってしまう可能性が高いのです。
そもそも仕事がつまらないのは当たり前
仕事はあくまでも仕事なので、プライベートの楽しい時間のようにはいきません。
どんな職種であれ単純作業や事務処理などのつまらない仕事はつきものなので、仕事がつまらないというのは当たり前とも言えます。
やりがいを見つけたり結果を出せれば楽しくなる可能性も
今の職場の仕事がつまらない仕事であっても、何かしら意味や目的があるはずです。
自分の仕事にやりがいを見つけたり結果を出していくと、つまらないと思う気持ちを楽しいにシフトさせることも可能です。
退職理由が「仕事がつまらない」だと転職を繰り返す場合も
自分で仕事を楽しくする工夫もせずに、「仕事がつまらない」という理由で転職をすると、転職先でも同様につまらないと感じて転職を繰り返す可能性があります。
まずは自分で改善する努力をして、どうにも改善できないという場合には転職を検討するようにしましょう。
「仕事がつまらないのは当たり前」と決めつけず面白さを見出そう
仕事がつまらないと思ってしまう理由や、今すぐできる対処法をご紹介してきました。
「仕事がつまらないのは当たり前」といわれる理由や、自分次第で仕事を面白くできるというのもお分かり頂けたかと思います。
今の仕事がつまらないと思う方は、まずは自分でできる改善策をやってみましょう。
その上でどうしても仕事に楽しさを感じないというのであれば、転職を検討してみてはいかがでしょうか。